航空法に基づき国に報告している「航空機の正常な運航に安全上の支障を及ぼす事態(事故、重大インシデント、安全上のトラブル)」の概要です。
  【2009年12月01日〜12月31日】
発生
日時
運航 機種 出発地 目的地 概 要 原 因 処置・対応
12/02 CRF DHC8
-400
大館
能代
伊丹 離陸時、機体に鳶が衝突し、機体が損傷した。 鳥衝突 整備マニュアルに基づき損傷部位の修理を行った。
12/05 ANA B747
-400D
沖縄 羽田 降下中、被雷により機体に損傷を受けた。 被雷 整備マニュアルに基づく損傷部位の修理および不具合部品の交換を行った。
12/05 ANK B737
-700
杭州 成田 燃料の左右搭載量の差が、飛行マニュアルの制限値を超えて飛行した。 運航乗務員による左右差是正処置の対応が遅れた。 燃料を移送し、差を是正して飛行した。
12/06 ANA B777
-200
羽田 福岡 進入中、TCAS RAに基づく回避操作を行った。 注1参照 注1参照
12/06 ANA B767
-300
羽田 秋田 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 不具合部品を交換した。
12/07 ANA B747
-400D
沖縄 羽田 着陸時、右外側エンジンに鳥が衝突し、エンジンの吸音板が損傷した。 鳥衝突 整備マニュアルに従い損傷部位を修理した。
12/07 ANK B737
-800
米子 羽田 飛行間点検中、機体に鳥衝突によるヘコミを発見した。 鳥衝突 損傷部位の修理を行った。
12/08 AKX DHC8
-400
伊丹 新潟 離陸後、全ての着陸装置が格納されていないという表示が出たため引き返した。 前輪の正対位置を感知する装置の不具合であった。 不具合部品を交換した。
12/10 ANA B767
-300ER
シンガ
ポール
成田 エンジンへの鳥衝突のため離陸を中断した。 鳥衝突 機体の点検を実施すると共に、損傷部品の修理および交換を実施した。
12/11 ANA B767
-300ER
北京 成田 上昇中、TCAS RAに基づく回避操作を行った。 注1参照 注1参照
12/14 ANA B767
-300
羽田 高知 降下中、一時的に速度制限を超えた。 向かい風の減少に、自動操縦装置が追従しきれなかった。 機体点検を行い異常の無い事を確認した。
12/14 ANA B767
-300
福岡 羽田 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 原因不明 詳細点検を実施した。
12/14 AKX DHC8
-400
伊丹 新潟 胴体ドアの不具合を示す警告等が点灯したため、引き返した。 非常扉上部と機体のストッパーの隙間が基準値を超えていた。 隙間を調整した。
12/15 ANA A320 整備中  作動点検中、酸素マスク格納用扉が開かなかった。 原因不明 関連部品を交換し作動確認を行った。
12/15 ANA B767
-300
羽田 秋田 進入中GPWSの警報に基づく回避操作を行った。 注2参照 注2参照
12/16 ANA B747
-400D
羽田 千歳 左エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 原因不明 異常なし。
12/17 ANA B777
-200
羽田 小松 進入中、被雷により機体に損傷を受けた。 被雷 損傷部位の交換を行った。
12/17 ANA B777
-200
羽田 小松 進入中、被雷により機体に損傷を受けた。 被雷 損傷部位の交換および修理を行った。
12/18 ANA B767
-300
羽田 富山 被雷により機体に損傷を受けた。 被雷 損傷部位の部品交換および修理を行った。
12/19 ANA B767
-300ER
上海
(浦東)
関西 左エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 原因不明 異常なし。
12/21 ANA B777
-200
羽田 福岡 進入中、TCAS RAに基づく回避操作を行った。 注1参照 注1参照
12/22 ANA B777
-200
羽田 福岡 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 不具合部品を交換した。
12/22 ANA B777
-200
福岡 沖縄 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 不具合部品を交換した。
12/27 ANA B777
-300ER
成田 シカゴ 進入中、TCAS RAに基づく回避操作を行った。 注1参照 注1参照
12/30 ANK B737
-500
羽田 大島 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 関連部品を交換し作動確認を行った。
12/30 ANA A320 羽田 八丈島 空港へ進入時、一時的にフラップ(主翼後縁の高揚力装置)を下ろした状態での速度制限を超えた。 視程の不良に傾注し、機速のモニターが遅れた。 機体点検を行い異常の無い事を確認した。
12/31 ANA B767
-300
松山 羽田 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 関連部品の給油を行った。
12/31 ANA B767
-300ER
北京 成田 左エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 不具合部品を交換した。
12/31 AKX DHC8
-300
函館 丘珠 降下中、被雷により機体に損傷を受けた。 被雷 損傷部位の修理を行った。
12/31 ANA B767
-300
羽田 高知 右エンジンの逆推力装置が作動しなかった。 逆推力装置をコントロールする部品の作動不良であった。 不具合部品を交換した。
注1: TCAS(航空機衝突防止装置)は、周囲を飛行する航空機が定められた距離よりも接近する可能性がある場合、パイロットに危険を知らせ、回避操作を自動的に指示するものです。TCASは、通常の管制指示に従った正常運航においても、相手機との位置や速度関係によって回避指示(RA:Resolution Advisories)が作動することがあります。
本件については、適切な回避が出来ており、深刻な事態につながるものはありませんでした。
注2: GPWS(対地接近警報装置)は、パイロットが気付かないまま航空機の高度が低下したり、山に異常接近した場合、警報を発する装置です。GPWSは、通常の管制指示に従った正常運航においても、地上の障害物や地形の特性により、警報が発せられることがあります。
本件については、適切な回避が出来ており、深刻な事態につながるものはありませんでした。