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整備部門:機材の品質維持への取り組み
航空機の運航品質(信頼性)は一定ではありません。航空機を運航している各エアラインはそれぞれ日常運航において発生した故障について修理し再発防止対策を講じるとともに、そのデータを航空機メーカーに送ります。航空機メーカーは全エアラインから集めた故障データを分析し、設計改善計画書を発行します。エアラインがメーカーの改善計画により改造を実施することにより、通常、航空機の故障発生は年数%位づつ減っていきます。一方、長期間運航している航空機は経年化に伴って故障発生は徐々に増えてきます。航空機メーカーはこのような故障についても全エアラインからデータを集め特別な整備点検プログラムを設定し、エアライン側はそれに基づいて整備を実施することにより、運航品質(信頼性)を維持しています。新しい航空機の開発において、航空機メーカーは従来の航空機の故障を徹底的に分析し、新技術を採用して品質(信頼性)の高い設計製造を行います。その結果、機材更新の度に航空機の運航品質(信頼性)は向上しています。
航空機メーカー・エアラインによる航空機ハード品質改善ループ
航空機メーカー・エアラインによる航空機ハード品質改善ループ
■ 日常運航の支援における機体鵜整備について
日々の運航において、安全な飛行、確実な運航、快適なサービスが出来るように航空機と装備品およびエンジンの諸機能を維持し、向上させる事を目的にわたしたちは以下のように自社で整備を実施いたしております
  1. 出発前点検
    出発前点検は、航空機到着後つぎの飛行に出発する前に行なう態勢の確認と直接運航の維持を目的とした整備で、航空機の全般状況が飛行の安全、お客様へのサービスおよび飛行計画に支障のない事を確認し、かつ、飛行に必要な燃料、滑油等の補充、クリーニング等を行なって出発態勢を整えます。
    この出発前点検は、運航間に実施する飛行間点検と、その日の第1回目の運航前ならびに最終運航後に実施する飛行前点検に分類されます。

  2. 定例整備
    定例整備は、機体構造、諸系統および装備品等の定期的な品質の確認、ならびに不具合事項等の処置を実施します。
    この定例整備は、飛行440時間前後毎で実施するA整備と1年程度毎に実施されるC整備に区分されます。

  3. HMV(Heavy Maintenance Visit)
    機材の長期使用に伴って発生する各種作業を実施する整備の場であり、主として機体構造関係の点検、検査並びに防蝕、修理作業等を行ない、必要に応じて塗装、客室内装修復作業および長工期を要する改修作業等も実施します。
    この整備の実施間隔は、必要とする改修、修理等の発生状況と緊急度に応じ、適宣実施の場を設定いたします。

  4. 装備品整備
    航空機に搭載されている各種コンピュータ、計器、油圧装置等の整備体制を主に自社およびANAグループ会社内に構築し、技術管理、品質管理、生産管理を自社にて行なうことにより、これら装備品の信頼性向上を図っています。

  5. 原動機
    装備品整備と同様に航空機のエンジンおよびAPUの整備体制を主に自社およびANAグループ会社内に構築し、技術管理、品質管理、生産管理を自社にて行なうことにより、これら原動機(APUを含む)の信頼性向上を図っています。
私たちはグループ会社を含めた自社体制の中で構築し、運航の情報をもとにした技術管理、品質管理、生産管理を行なうことにより、日常運航を支援しています。整備体制を見たときに新規参入航空会社との大きな違いがあります。
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