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ツアーディレクターが語るトーナメントの見所

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  • トーナメントの特徴・コースの特徴

    JGTO ツアーディレクター / 規則部部長 遠藤誠 氏

    JGTO ツアーディレクター / 規則部
    部長 遠藤誠 氏

    ■トーナメント
    北海道の名門コース「札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース」で行われ、今年で39回目を迎える歴史ある大会です。
    過去の歴代優勝者には、尾崎将司、青木功、倉本昌弘、中嶋常幸ら、日本を代表するTOPプレーヤーが名を連ねています。
    北海道特有の美しいコースで競われるプロの技を、存分に楽しむことができます。
    ■コース
    自然そのものが戦略要素といえるコースです。地形の特徴が存分に生かされているという点が特徴と言えるでしょう。 自然な起伏や木々の立ち方に戦略性が隠れていて、常にプレーヤーへ何かを訴えかけてきます。 腕に覚えのある方ほど、コースの奥深さに気が付くことができる点も魅力ですね。

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  • 開催に向けて心がけた点

    これは私がツアーディレクターとして常に心がけている点でもありますが、コ−ス設計者の意図を汲んで、本来持っているコースの良さに味付けを加えています。
    その上で、今年のトーナマントのテーマは、攻めていけるセッティングですね。
    選手が豪快なショットで「攻めるゴルフ」を展開し、そして勝利を勝ち取る。そんなアグレッシブなトーナメントを目指しています。

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  • 攻略のポイント、戦いを左右するホール

    各ホールの距離の計算を狂わせる風や、自然のゆるやかな起伏が大きな戦略要素です。攻めのショットが必要になりますが、曲げてしまった場合は、クラブに絡む洋芝が次のショットを難しくします。当然グリーンを捉えることも簡単ではありません。
    そういった意味では、まずフェアウェイを攻めきれるかがポイントになります。

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  • どんなタイプの選手が有利なのか?

    まず、豪快なショットがあり、距離を出せる選手。
    しかし様々な、状況に対応でき、豊富な球種を持つことも必要不可欠な要素です。気象変化が起こりやすい土地柄、1日の中でも気候の変化が大きく、雨・風・気温にうまく対応できる能力が必要になってきます。
    気候の変化が大きければ技術と経験のあるベテラン選手、コンディションが安定すれば勢いのある若手選手ではないでしょうか。
    その日・その時間帯のコースコンディションによっては、誰が有利になるか予想がつきません。
    そんな点も一筋縄ではいかない名コース、輪厚の魅力ですね。

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  • 見所・勝負のポイントとは?

    注目は579ヤード パー5の17番ホール。
    ANAオープンの長い歴史の中で勝負の分かれ道となったロングホールで、左の高い林を抜ければ2オンも可能なため、ギャンブルホールとしても有名です。
    思い切って2オンを狙うのか、それとも正確に刻んで攻略を狙うのか。生でしか味わえない緊張感を楽しんでいただきたいです。

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  • 印象に残った過去のエピソード

    非常に印象深いのは、尾崎将司選手が 最年長優勝を成し遂げた2002年大会、そして より印象深かったのが、同じく尾崎将司選手が 最年長優勝記録の更新と2連覇をほとんど その手にしながらも、最終ホールで敗れた 2003年大会です。

    最終組トップで18番を迎えたジャンボは、 ティーショットをFwに置き、通常6〜8番で打つ 2ndで5番アイアンをでのカット打ちを選択し ました。その結果、ボールはグリーンを オーバーし、結果ボギー。 その直後、1打差で2位につけていた 葉偉志 (ヨウ イシ)選手のロングパットがカップに 吸い込まれ、大逆転の幕切れでした。 あの時はギャラリーの方々も私も、どんな反応をして良いかわからず、静まり返っていましたね。
    尾崎将司選手のあまり見られないミスショットと、カップに入らなければ完全にオーバーしていた葉選手のバーディパット。 2つが重なって起きた、滅多にないほど見事なバーディーボギーでの逆転劇でした。

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  • 去年の大会は?

    優勝争いでは、序盤片山晋呉選手がトップの矢野東選手に1打差と迫り、後続の武藤俊憲選手や藤田寛之選手などの追い上げもあり一時は大混戦となりましたね。
    しかし矢野選手がアドバンテージを活かし、着実にスコアを伸ばした結果、最終的には2位と4打差をつけ、ぶっちぎりで今年のANAオープン優勝を果たしました。
    矢野選手のストイックなゴルフが花開いた大会でしたね。
    (※記事の内容は2009年6月のインタビューをもとに掲載)

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  • 設計上の特徴

    名匠、井上誠一氏が北海道で始めて手がけたコースとしても有名です。
    “コースの特徴”でもお話しましたが、自然の美しさが最大限に引き出されたコースです。

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  • 観戦されるギャラリーの方々へ

    例年競技観戦以外にも家族連れで楽しめる ように様々なイベントが多数開催されて います。 大人気のポケモンコーナー、大町昭義プロの 観戦ガイド、・無料で参加できる観戦ガイド ツアーなど、是非参加していただきたいですね。
    また、これはANAオープンが初めての試み だったのですが、最終ホールのギャラリー スタンドでは、例年選手のプレーを邪魔せず、 ギャラリーの方々にしか聞こえない指向性の 高いスピーカーで、詳しい解説を差し上げています。本年はスピーカーを最終ホールのスタンド全てを取り囲むように配置しますので、より多くの方に解説を聞きながらの観戦を楽しんでいただけるかと思います。
    最後に、何よりコースの美しさを感じて欲しいですね。青い空と緑の芝生。風が渡っていくたびに木々が揺れる光景は、生で見たら忘れられない美しさです。

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