第17‐018号
2017年12月21日

航空運送分野で初受賞
「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」にて
ANAグループが内閣総理大臣表彰を受賞しました

~より快適に飛行機を利用できるユニバーサルなサービスが評価されました~


 ANAグループの全日本空輸株式会社とANAウイングス株式会社は、12月21日(木)に「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰※1」において、航空運送分野としては初めて内閣総理大臣表彰を受賞いたしました。
 「すべてのお客様に、より安心・快適に飛行機をご利用いただける環境を創る」ことを目指して、ハード・ソフトの両面からサービスの開発・導入を進めていますが、今回の表彰においては、下記3件の取り組みを評価いただき、内閣総理大臣表彰を受賞することとなりました。なお、下記3件の取組みは、2017年1月に「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を受賞しています。

受賞対象

  • ◆空港・機内でスムーズにご利用いただける「樹脂製車いすmorph(モルフ)」
  • ◆ピクトグラムを活用し17種類の言語に対応した「コミュニケーション支援ボード」
  • ◆プロペラ機を利用するすべての方が快適に搭乗できる「搭乗橋アダプター」(国内初)

 受賞した3件は、いずれもお客様の声、社員の提案から実現に至った商品・サービスです。
 ANAグループでは、これからもお客様の声・社員の提案を大切にしたサービスの改善・向上、新しい技術への挑戦・導入を通じた新たな価値創造の取り組みを推進し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて世界トップクラスのユニバーサルなサービスと、すべてのひとに優しい空の実現を目指してまいります。

◆「樹脂製車いすmorph(モルフ)」の開発(全日本空輸)
 保安検査場で金属探知機に反応せず、かつ飛行機の座席まで乗ったまま移動できる「樹脂製車いすmorph(モルフ)」を開発・導入しています。
 従来は車いすをご利用のお客様が保安検査場を通過する際、車いすの金属部分が検査機に反応するため、別途ボディーチェックが必要となり、ご不便をおかけしていました。
 「morph(モルフ)」は、車輪から荷重を支える小さな軸受に至るまですべて(シートクッション、ベルトを除く)が樹脂でできているため、車いすにお座りのまま保安検査場を通過することが可能となりました。また、機内の通路幅にも対応しているため、機内の座席横までスムーズに移動が可能です。

◆「コミュニケーション支援ボード」の開発(全日本空輸)
 空港や機内において、外国のお客様や耳や言葉に障がいのあるお客様との円滑なコミュニケーションをサポートするツールとして、タブレット端末を活用した「コミュニケーション支援ボード」を開発・導入しています。
 文字と内容を容易に理解できるピクトグラムを活用し、17種類の言語に対応、またすべての表示に音声発話機能を付与しています。「筆談機能」も備え、お客様の「あんしん」につながるサービスを目指しています。

◆「搭乗橋アダプター」の開発(ANAウイングス)
 搭乗橋とプロペラ機(DHC8‐Q400型機)の接続を可能にし、車いすのお客様や足の不自由なお客様にストレスなくフルフラットの状態でご搭乗・降機をしていただく為の「搭乗橋アダプター」を、国内で初めて開発・導入しています。
 プロペラ機は他機種に比べてドアの位置が低いため、飛行機の乗り降りの際に使用する搭乗橋が装着できません。その為、車いすのお客様や足の不自由なお客様には、ご不便をおかけしていました。搭乗橋アダプターは、昇降式のエレベーター機能や取り外し可能な階段等を有し、すべてのお客様が風雨にさらされることなくスムーズなご搭乗・降機が可能となりました。

  • ※1 内閣府による「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」は、バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進について顕著な功績又は功労のあった個人又は団体を表彰し、優れた取り組みを広く普及させることを目的として、2001年11月に開催された「バリアフリーに関する関係閣僚会議(第2回)」において創設され、2002年より毎年1回表彰が実施されています。今年で16回目となります。

以上

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