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ヴィクトル・ユゴー通り/シャイヨー宮周辺
AVENUE VICTOR HUGO, PALAIS DE CHAILLOT
ブルジョワジーの優雅な生活にため息が出る
凱旋門
の南から西にかけて広がる一帯は、パリでも屈指の高級住宅街。とくに
ブーローニュの森
に近づくほど高級になるといわれている。
凱旋門が建つシャルル・ド・ゴール広場から放射状に延びる道のうち、南西にまっすぐ延びるのがヴィクトル・ユゴー通りだ。凱旋門から中ほどにあるヴィクトル・ユゴー広場までは周辺に住むお金持ちのマダムたちがショッピングを楽しむ高級ショッピングストリートになっている。
通りを歩くマダムたちの服装からしてほかのショッピングストリートとはワンランク違う。ウインドー・ショッピングだけでなく、ピープル・ウォッチングからも、パリのブルジョワジーの生活やエレガンスがうかがえる。
ヴィクトル・ユゴー広場を過ぎると、ショップはまばらになってくる。広場から南に延びるレイモン・ポワンキャレ通りに進み、しばらく行った右手にルッネサンス・パリ・ホテル・ル・パルク・トロカデロがあり、ここにはアラン・デュカスが展開する1ツ星レストラン
ル・ルレ・デュ・パルク
がある。
シャイヨー宮に設置された4つの博物館
レイモン・ポワンキャレ通りをさらに南に進むとトロカデロ広場に出る。広場の先には白亜の
シャイヨー宮
が建つ。
16世紀にカトリーヌ・ド・メディシスがシャイヨーの丘に別荘を建てた頃、周辺には一面の田園風景が広がっていた。それから400年の月日が流れ、景色はずいぶんと変わった。セーヌ川の向こうには
エッフェル塔
が高々とそびえ、田園地帯はパリジャン憧れの高級住宅街となった。16区に住んでいると言えば、たいていのパリっ子はうらやましがる。
別荘のあった丘にいま建っているのは、1937年のパリ万国博のパビリオンとして造られたシャイヨー宮だ。宮殿とはいえ一度も王族は住んだことがない。中にあるのは
人類博物館
と
海洋博物館
と劇場で、博物館に隣接するシネマテークでは、名作や古典映画が上映されている。
宮殿のテラスからエッフェル塔の眺望を堪能
シャイヨー宮
のテラスからの眺めは、パリでも最も印象深いもののひとつだ。足下に広がるトロカデロ庭園越しに
エッフェル塔
が望め、その計算されつくした美しさは見事のひと言だ。とくに夜はエッフェル塔にイルミネーションが灯り、テラス前に広がるトロカデロ庭園のライトアップされた噴水の眺めは、幻想的でさえある。
映画『愛と哀しみのボレロ』の最後のシーンでバレエ・ダンサーの故ジョルジュ・ドンがボレロを踊ったのはこのシャイヨー宮のテラスだった。
トロカデロ広場から放射状に延びる通りのうちいちばん東寄りのプレジダン通りを500mほど行くとイエナ広場に出る。広場の北側にある
ギメ博物館
はアジア・アートのコレクションでは世界屈指の規模を誇っている。
プレジダン通りをさらに東に進むと右手にパレ・ド・トーキョーが見える。東翼棟には
市立近代美術館
が入っており、20世紀美術がゆっくり観賞できる。
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