茶コラムページトップに戻る
中国茶の世界 中国茶のキホン 中国茶10傑 茶芸
お茶うけと茶器
中国茶10傑
昔から中国では10大銘茶という呼び方があります。

地方や年代によりラインナップされる種類は異なりますが、昔からよく言われているのが西湖龍井、洞庭碧螺春、黄山毛峰、雲南普
、武夷岩茶、廬山曇霧、祁門紅茶、安渓鉄観音、凍頂烏龍茶、蘇州茉莉花茶(ジャスミン茶)などです。

ただしこの中には現代では広く飲まれていないものも入っているため、杭州に本部を置く中国国際茶文化研究会では“人気があるお茶であること”“昔ながらの一定した品質が保たれていること”などを基準に、以下のように10大銘茶を定めています。
清涼感と甘みがある日本人にも人気の高い緑茶。浙江省の西湖周辺で作られています。中でも龍井村で作られたものは獅峰龍井と呼ばれ、もっとも珍重されています。 江蘇省の洞庭が産地の緑茶。新芽を手摘みして作ります。表面は細かい柔毛に覆われ、茶葉はお湯の中できれいに揺れます。果物畑の近くで栽培され、果物の香りがするとも。 安徽省と貴州省にまたがる黄山が産地の緑茶です。黄山は仙人が住むと呼ばれる、中国を代表する名山。そんな水も空気も清涼な標高の高い場所で栽培されます。爽やかな味。
河南省の信陽県が産地。山々が連なり、お茶の生育に必要な霧が立ち込める場所で栽培されています。その昔は漢方薬としても飲まれていたほど、効能のよさが言われてきた緑茶です。爽やかな香り。 福建省が産地。茶葉の表面に細かい白毛があるのが特徴の白茶です。生産量が少ない高級茶で、夏に好まれて飲まれます。ぼたんのような甘い香りをしています。 世界遺産にも登録されている福建省の武夷山が産地。ミネラルをたっぷり吸い込んだ肥沃な岩肌に育ちます。烏龍茶の一種で鉄観音のルーツ。香ばしい香りを持っています。
台湾を代表する烏龍茶。清朝の時代に大陸からお茶の木が持ち込まれたことが始まりです。くるっと丸まった茶葉が特徴。すっきりとした味わいを持ちつつ、甘い芳香も魅力です。 安徽省の祁門県が産地。ダージリン、ウバと並ぶ世界三大紅茶にも数えられ、渋みが薄くスモーキーな香りが特徴です。7世紀頃、ヨーロッパに伝わりヨーロッパのお茶文化の広まりに貢献しました。 雲南省が産地。一口に普茶といっても製法により塾茶、生茶などの種類があります。発酵の年数などにより価格が変わり、一般的に古いもののほうが高価。味はコクがあり、ダイエットにいいとされています。
湖南省の洞庭湖に浮かぶ君山島で栽培された茶葉を使用。黄茶を代表するお茶です。
乾隆帝にも好まれたデリケートな味わいです。

日本でおなじみのジャスミン茶や烏龍茶も本場で味わうとおいしさもひとしおです。

ちなみにジャスミン茶は中国語では 茉莉花茶 と表記します。ジャスミン茶は花茶の一種で、緑茶にジャスミンの香りをつけて作られます。主に華北の北京などで好まれるお茶です。

一方、烏龍茶は中国福建省や、台湾が産地と知られるお茶です。種類が多く10傑でも紹介した武夷岩茶、凍頂烏龍茶のほか、鉄観音、高山茶などが知られています。
花茶は
“お茶に花の香りをつけたもの”
“茶葉と花をブレンドしたもの”
“花そのものを茶葉がわりにしたもの”
の3タイプがあります。
ジャスミン茶がその代表で、もともとは香りの薄い茶葉を再加工する工夫から始まったものですが、その華やかな香りが長く愛されてきました。

一方、工芸茶が作られるようになったのは、80年代から。茶葉と花を糸でつないで玉状にしたもので、湯を注ぐとグラスの中で幻想的に花開きます。茶葉がよく見えるよう、ガラスのコップで供されます。
次のコラムへ
茶コラムページトップに戻る
中国茶の世界 中国茶のキホン 中国茶10傑 茶芸
お茶うけと茶器