チームスポーツだからこそ大切なこと

サッカーはチームスポーツであるがゆえに、ピッチ内外でのチームの雰囲気づくりも勝利のための重要な要素となる。W杯2大会連続出場の本田選手は、それもよく心得ている。

「自分のプレーだけに集中して勝てるほどサッカーは簡単なスポーツではありません。僕も初めてW杯に出場したときは緊張しましたし、緊張がパフォーマンスを低下させることも知っています。だからこそ、良い意味での緊張感を保ちながら、悪い意味での緊張を軽くするためのチームマネジメントが大切です。そのためにも僕を含めたW杯経験者たちには、周りの人たちのことを一歩も二歩もよく考えて行動することが当然求められると思っています」

本田選手は自己主張の人というイメージが強いようだが、実は誰よりも細やかに周囲に目を配るキャプテンシーの持ち主でもある。

「選手のパフォーマンスは、体調や性格、場合によっては監督の戦術などによって大きく変わるものです。これまでもそうした変化に応じて声のかけ方を変えたりしながら、若手選手はもちろん、ベテラン選手ともコミュニケーションを図ってきました。こうして築いた人間関係は必ず結果に大きく作用しますからね」

「子どもの頃から一緒にいる人を喜ばせたり、みんなで一緒に新しいゲームに向かっていくのが好きだった」という本田選手が、出場できれば3度目となるW杯ではどのように日本代表をマネジメントするだろうか。サッカーファンならずとも、本田選手のいるSAMURAI BLUEの戦いぶりを見てみたいと思わせる魅力が、本田選手にはある。

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