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第12-034号
平成12年4月1日


全日空 平成12年度入社式 社長挨拶

 入社おめでとうございます。記念すべきミレニアム、2000年の入社式にあたり、それぞれ決意を固め、大きな希望を胸に抱いていることと思います。私も皆さんを当社に迎えることができ、大変うれしく思っております。先ほどから皆さんのお顔を拝見していると、それぞれ若さと希望にあふれた表情をされており、一人ひとりが全日空の貴重な力となっていくことを心強く感じています。
 能楽の世阿弥元清が書いた『花鏡』奥段の中に「初心忘るべからず」という言葉がありますが、この言葉に含まれる(1)人間初めの時の心境を生涯忘れず大切にする(2)一生涯が初心であるということを忘れてはならない。毎日毎日が初心である(3)今までの成果はそのときどきの初心の集大成でありそれらすべてを今日一身に具備しろ、という3つの意味と、今日の入社式の感激を一生忘れることなく、常に前向きの姿勢を持ち続けてください。

 さて、我国の経済は、皆さんもご承知の通り大変厳しい状況にあります。国内航空業界においては、今年2月の航空法改正により、運賃の自由化や路線の参入・撤退の自由化が行われる一方、新規航空会社の参入等、ますます競争が激化しております。
  また国際線につきましても、長引く不況からくるファーストクラス・ビネスクラスのお客様の減少によるイールドの低下が著しく、外国の航空会社との激しい競争に加え、世界規模での航空各社のグループ化が進行するなど、今までに経験したことの無い環境や変化のスピードの中で、全日空は生き残りをかけた競争に挑戦していくことになります。

 私たち全日空はこのような厳しい競争環境の中、安全運航を第一に、最初にお客様に選ばれる航空会社になるための努力を怠ってはなりません。そのためには、社内のあらゆる部門、さらに社員一人一人のレベルにおいて、既存の仕組みにとらわれず、常にお客様の視点に立って物事を考え判断することが重要です。
 航空業界は今後も成長が期待できる有望な産業であります。皆さんを含めた一人一人の英知を結集すれば、必ずや将来にわたり、当社に繁栄がもたらされることになるでしょう。
 今日から皆さんは全日空の一員であり、皆さんの成長が当社の成長を支えていく事を忘れないでください。また健康には十分留意して、今後の全日空の、発展の原動力となるよう邁進していただきたいと思います。

【参考】新入社員数(平成12年4月1日付)
職種 人数
総合職(事務) 22名
総合職(技術) 23名
特定地上職 67名
操縦士訓練生 11名
合計 123名

全日空広報室 03-5756-5675
成田 0476-34-7042  羽田 03-5757-5548
伊丹 06-6856-9063  関西 0724-56-7342


以上