NEWS ANA

第02-031号
2002年4月1日
2002年度ANA・エアーニッポン入社式 ANA大橋社長挨拶


●グループ一丸となって、お客様の声に徹底的にこだわる
今皆さんの目の前にあるジャンボ機は、明日からロンドン線に就航する機体で、ANAの新しいビジネスクラスである「New Style,CLUB ANA」を導入した1番機です。この「New Style,CLUB ANA」は、お客様のニーズを様々な角度から詳細に分析した結果誕生したもので、ANAグループの経営理念である「お客様の声に徹底してこだわる」ことを示す、いわば象徴のような機体です。入社式を格納庫で行うというのは初めてですが、皆さんの晴れの門出にこの場所を選んだ理由は、これからまさに世界の空へ飛び立とうとしている新しい機体がとてもふさわしい、と考えたからです。
また、ANAとANKが合同で入社式を行なうのも初めてです。ANAグループが「国内〜アジア〜世界を結ぶ、アジアを代表する企業グループになる」という経営ビジョンの中、ANAとANKはその中核として位置づけられる会社です。相互の連携を一層強め、グループ一丸となって戦略を考えることがとても大切です。
 
●JALJAS統合計画・テロ事件。大きな環境変化に、「ANAらしさ」で柔軟に対応
さて、皆さんもご承知の通り、航空業界は今、かつてない大きな変化の波の中にあります。昨年の9月に発生した米国の同時多発テロ事件は、航空会社にとっての生命線である「安全運航」を大きく脅かす出来事でしたが、私たちは「安全」ということに関する従来の常識を改めて根底から考え直す必要に迫られました。
日本ではJALとJASの経営統合計画が発表されました。これについてはANAとして反対を表明しており、公正取引委員会の報告でも「統合に問題あり」という指摘がなされ、今後の展開については未だ予断を許しませんが、当社はテロに続く2番目の大波にさらされているという状況です。
かのローマ帝国は、かつて隆盛を極めたが故にほろびたと言われています。従来通りの戦略や思考だけでは、時代が移り周囲の環境が変わることによって、それまでの強みが逆に決定的な弱みとなってしまうのです。ダーウィンは「種の起源」の中で「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは変化できる者である」いうことを述べております。
ANAグループに求められているのは、環境の変化に対応して、過去の成功や常識を捨て去り、自ら変化を志向していくことのできる体質なのです。グループ全員が一枚岩となり、心から「お客様の声に徹底してこだわること」。それが「ANAらしさ」ということであり、ANAグループの競争力の源です。
 
●創立50周年・成田新滑走路供用開始・ワールドカップ。2002年は大きなビジネスチャンス
ANAは12月1日に記念すべき創立50周年を迎えます。また4月18日には、長年の念願であった成田空港の第二滑走路がオープンし、また、6月にはアジア初のワールドカップが日韓で共催されるなど、ビジネスチャンスとなる大きなイベントが次々と控えています。
過去50年にわたって発展を続けてきた会社というのはそれほど多くはありません。しかしながら、「航空」というのは今後も有望なマーケットが控える産業であり、「的確な戦略」と「社員の頑張り」をもってすれば、ANAグループは、次の半世紀においても着実に発展するポテンシャルが充分にあります。
ANAグループの将来を担うのは、皆さんをはじめとする社員一人ひとりの英知の結集であり、企業の最大の資産は人であります。ANAグループを、「人という資産の質」において他社に負けない企業グループにしたいと思っており、皆さん一人一人にもその点を大いに期待しております。

皆さんは大変厳しい時代に入社して来られた訳ですが、各々そのことを充分認識した上でANAグループを選ばれたのだと確信しております。何の変化もない安定した環境の中で仕事をするよりも、このような時代の方が、やり甲斐もあって絶対に面白いです。
これから皆さんが配属先の各職場で存分に活躍され、今後の会社の原動力になられることを期待し、私からのお祝いの言葉にさせていただきます。
 
新入社員数 ANA・ANK計249名
ANA新入社員数 計203名 (2002年4月1日付)
職種 人数 職種 人数
総合職(事務) 23名 運航乗務職 4名
総合職(技術) 22名 客室乗務職 47名
特定地上職 107名    

ANK新入社員数 計46名 (2002年4月1日付)
職種 人数 職種 人数
総合職(事務) 13名 一般事務職 3名
総合職(技術) 10名 運航乗務職 20名