NEWS ANA

第03-001号
2003年1月6日
2003年社長年頭挨拶<骨子>
「常識」の呪縛を解け!
〜 お客様の心を掴み、時代の変化に対応する(したた)かな企業に!! 〜
社長 大橋 洋治

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年12月1日に創立50周年の区切りを迎え、新たなスタートを皆さんと共に切れることを嬉しく思います。

 2002年は、経済情勢は混迷の度合いを深め、大変厳しい1年となりました。日本の航空業界も大きな転換期を迎え、ANAでは昨年「ANAグループ基本戦略構想」を発表しましたが、プランの2年目に当たる今年は、前倒しで施策を実行し、経営目標を何としても達成せねばなりません。
 2003年は、デフレの逆境を「新生ANA」を生み出す契機とし、常に新たな価値を創造することによって市場をリードしていく企業を目指します。

 競争に勝ちぬくために、「ANAらしさ」の実現を目指してきましたが、「これぞANA」と全社員が確信を持って追求していけるまでには、まだまだ不足しています。
 「ANAらしさ」を実現させるためには、「常識」という呪縛を解いて考えなければなりません。ANAのライバルは他の航空会社と考えがちですが、実際にはすべての交通機関・交通手段がライバルです。更に言うと、余暇に費やすお金の使い道や余暇時間の使い方が多様化している社会事情を考えれば、すべてのサービス産業が私たちのライバルなのです。
 飛行機が贅沢な乗り物から身近な交通手段となった今日、従来の航空輸送の枠組みにとらわれず、「常識」に縛られることのない柔軟な発想こそが、我々に求められているのです。
 また、ANAの最大の武器である高品質なフロントラインを最大限に活かすべく、皆さんが提供しているサービスを更に進化させるのと同時に、お客様に「ANAの商品は、お金と時間を費やすに値する」と感じていただけるよう、日々、新たな視点で、新たなるサービスを生み出すための飽くなき挑戦をしていかなければなりません。

 ANAグループを取巻く厳しい局面を「背水の陣」で臨んでいる私たちにとって、「この場に(とど)まる」という選択肢はありません。「退路を断つ」という一方で逃げ道を探すのではなく、貪欲にビジネスチャンスを掴み、「新生ANA」への道を歩んでいきましょう。
 変化できない企業は、いずれは市場からの撤退を余儀なくされるでしょう。厳しい環境下でも着実にお客様の心を掴み、時代の変化に対応する(したた)かな企業が少なからず存在していることも事実です。皆さん一人ひとりがお客様にこだわり、ANAグループ一丸となって「ANAらしさ」を徹底的に追求していこうではありませんか。

以上