NEWS ANA

第04-001号
2004年1月5日
2004年社長年頭挨拶<骨子>
勝機(ビジネスチャンス)は、「羽田」にあり!
〜「模倣されない差別化」で競争に打ち勝ち、アジアでナンバーワンへの道を!! 〜
社長 大橋 洋治

 新年あけましておめでとうございます。新しい年の始まりを皆さんはどのような思いで迎え、またどのような夢を描いておられるでしょうか。

 2003年は前年に引き続き、大変厳しい環境下におかれた一年でした。3月に勃発したイラク戦争、そして猛威を振るったSARSの影響で、国際線の需要は史上かつてない落ち込みを記録しました。また国内線では、JAL・JASの統合が本格的に進む中で、とりわけ個人旅客のマーケットを中心にANAとしていかに競争力を高めていくかを求められた年でもありました。
 かかる状況の下でも、2003年度の中間決算において利益を計上できたということは、グループ経営計画の実行や、更なるコスト削減の取組みが着実に進んでいるということの証であり、目標の達成へ向け確かな手応えを感じています。緊張感を維持しながら、今進めている計画・改革の方向性に確信を持ち、目標の完遂へ向け邁進していきましょう。

 2002年に「アジアを代表する航空企業グループ」という経営ビジョンを策定し、「品質・顧客満足・価値創造」において他社をしのぐ、という目標を掲げました。今後2005年までに、アジアで一番となるための基盤を固め、羽田空港再拡張が完成する2009年には、名実ともに「アジアでナンバーワン」の位置を占める、というのが私たちの目指すゴールです。その最初の関門として、2003年度は確実に利益を上げ、そして復配を果たさねばなりません。
 2004年を見据えると、12月には羽田空港新ターミナルのオープンが予定されており、いよいよ「ANAブランド」の競争力が従来にまして問われることになります。
 羽田空港新ターミナルのオープンは、ANAが全面移転するという点において、お客様に対して「ANAらしさ」をアピールする絶好のチャンスであり、ここで私たちは「ANAならでは」の優位性を築かなければなりません。2009年には羽田空港が本格的な国際化の時代を迎えることもあり、今年がANAにとって歴史的な転換期のスタートの年であると捉えています。

 中期経営戦略では、真の競争優位を確立するため、「模倣されない差別化」をキーワードに、諸施策を推進していきます。とりわけ絶対に模倣されないもの、真の競争力の源泉となるものは「人」であり、「組織」であると私は考えています。一人ひとりの社員がグループとしての夢・ビジョンを共有化し、目標の達成を通じて充実感を味わうことにより、組織は活性化され、一歩一歩前進していくのです。

 ANAの創立者 美土路昌一社長は、「現在窮乏、将来有望」をスローガンに掲げ、経営が軌道に乗るまでの厳しい創業時代を乗り切りましたが、私たちはこの2004年を、「アジアでナンバーワン」という将来のビジョンに向かって厳しいハードルを乗り越え、ゴールを自らの手で引き寄せる年にしていきたいと思います。ともに、頑張りましょう。


以上