NEWS ANA

第09-127号
2009年7月31日


平成22年3月期 第1四半期業績について

 ANAグループでは、本日7月31日(金)、平成22年3月期 第1四半期決算を取りまとめました。詳細は別添の「平成22年3月期 第1四半期決算短信」をご参照ください。

 
 
1.平成22年3月期 第1四半期の連結業績
(1)連結経営成績
 
[1]概況
当第1四半期のわが国経済は、世界的な景気後退の影響による企業収益の悪化や設備投資の大幅な減少が見られ、個人消費も引き続き停滞しました。
これに加え、新型インフルエンザの発生等、更なる需要減退を招く要因が顕在化し、全事業分野において近年にない多大な影響を受け、大変厳しい経営環境となりました。
費用面では、需給適合を推進してオペレーションコストを抑制するとともに、販売関連費用や人件費の削減に努めました。
なお、新型インフルエンザの発生等による需要減退がもたらした減収が通期損益に与える影響を最小限に抑えるべく、第2四半期以降に「09年度緊急収支改善策」を展開してまいります。
 
 
 
[2]国内線旅客事業
ビジネス需要が低迷していたことから、早期購入型の割引運賃「旅割」を中心とした販売促進の強化、またシニア層の需要喚起を図る「シニア空割」の新規設定など、個人向けプレジャー需要喚起を積極的に進めました。
しかしながら、日本国内で新型インフルエンザが流行し始めた5月中旬以降は、旅客数の低迷が続きました。
一方、需要低迷が続く中で、一部路線の休減便、需要動向に応じた機材配置の見直しの継続展開を進め、オペレーションコストの抑制を図りました。
 
 
[3]国際線旅客事業
国内線同様、プレジャー需要の喚起を図るべく、4月以降の燃油特別付加運賃の値下げを先取りした早期購入型の期間限定割引運賃「エコ割春一番」の発売等、積極的な需要喚起に取り組みました。
この施策により、ゴールデンウイーク期間中の旅客数は前年同期を上回りましたが、新型インフルエンザの流行に伴い、企業での出張制限や旅行のキャンセル等が継続しました。さらに、ビジネスクラスの利用減少、燃油特別付加運賃の値下げ等により、単価が下落しました。
また、国際線においてもこうした事業環境における収益悪化に対する時限的対応として路線の休減便を実施するとともに機材の小型化という需給適合を推し進めました。
 
 
[4]貨物事業
国内線は、輸送重量は前年同期を下回りましたが、宅配貨物は沖縄発着便を中心に堅調に推移しました。
国際線は、世界的な景気後退の影響を受けて需要が伸び悩み、輸送重量は前年を下回りましたが、本年3月以降徐々に回復の動きを見せており、内需拡大策を進めている中国向け貨物は前年同期並みの輸送実績となりました。
 
 
(2)連結財政状態
 
資産の部では、航空機の投資を行った結果、固定資産が増加しました。
有利子負債は、新規の借入により1,060億円増加しました。
自己資本は66億円増加の3,285億円、自己資本比率は18.0%となりました。
   
  注1:自己資本は純資産合計から少数株主持分を控除しています。
注2:有利子負債残高にはオフバランスリース負債は含みません。
注3:D/Eレシオ=有利子負債残高÷自己資本
 
(3)連結キャッシュ・フローなどの状況
 
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失に、減価償却費や税金の支払などの調整の結果、85億円の支出となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、航空機関連の投資などを行った結果、888億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金やリース債務の返済を進める一方、新規の借入により資金調達を行った結果、960億円の収入となりました。
 
 
2.通期の見通し
 
国内線旅客事業・国際線旅客事業は、第2四半期以降、新型インフルエンザの影響は緩和されてきました。需要についても緩やかながら回復が期待されるとともに、需要動向に機動的に対応し、収益力の向上を図ります。
また、「ANA 夏の大作戦」を展開し、景気回復を待つことなく、プレジャー需要を中心に、需要喚起を実施していきます。
貨物事業は、中国、アジアを中心に荷動きは改善傾向にあり、内際ともに需要回復が第2四半期以降も継続すると想定されるとともに、機動的な運賃政策により収益性の向上を図ります。
過去最大規模の730億円のコスト削減に加え、約300億円の追加収支改善策を実施し、第1四半期の収入減による収支への影響を最小限に抑えていきます。
かかる状況から、平成22年3月期の通期業績予想は、期初予想を据え置いております。
 
 
 
以上
 
添付資料:
平成22年3月期 第1四半期決算短信
 
(印刷をされる方はこちらをご利用ください)
平成22年3月期 第1四半期業績について