2010年5月13日（サンパウロ）−ブラジルの大手航空会社、TAM航空は本日、スターアライアンスに加盟致しました。
　これにより、世界最大のネットワークを持つ航空会社連合であるスターアライアンスは、南米市場において再び強力な基盤を築いていきます。

　TAM航空のリバノ・バロッソ（Líbano Barroso）CEOは、「世界をリードするグローバルな航空連合に加盟することにより、お客様にはよりスムーズでシームレスなサービスを提供することが可能となります。また、TAMブランドがグローバルに認知され、スターアライアンスとしては、南米市場に確固たる地位を築くことができます。」と語りました。

　TAM航空は、ブラジル国内40カ所以上と南米の10カ所の空港へ運航しています。TAM航空は米国やヨーロッパ諸国へのネットワークを拡大し、その多くがスターアライアンスのハブ空港です。現在、スターアライアンス加盟航空会社は合計27社で、181カ国1,167カ所の就航地に、1日計21,050便以上を運航しています。

　スターアライアンスのヤーン・アルブレヒト（Jaan Albrecht）CEOは、「重要な航空市場の1つであり、経済発展を続ける南米をベースにするTAM航空をメンバーに迎えることができました。TAM航空のネットワークと我々の既存の加盟航空会社のネットワークを結集することにより、スターアライアンスは、南米へ渡航するお客様に対して、競争力のあるサービスを提供することができます。」と語りました。

　TAM航空は2006年からスター加盟準備を開始し、今日に到りました。

　TAM航空の営業企画担当パウロ・カステージョ・ブランコ（Paulo Castello Branco）副社長は、「当初から非常に濃密な議論をしてきました。2008年10月、当社がスターアライアンス加盟航空会社間で承認された後は、当社とすべてのパートナー航空会社間であらゆる業務部門を含む運営プロセスの調整を開始しました。これにより、我々は多くの事柄を学び、当社のグローバル展開への基本的なステップを踏むことができました。」と語りました。
　TAM航空のマイレージ会員のお客様は、他のスターアライアンス加盟航空会社に搭乗した場合に、マイルを獲得し特典に交換することができます。同様に、他の加盟航空会社のフリークエントフライヤープログラム（FFP）のお客様がTAM航空に搭乗することでマイルが獲得できます。さらに、スターアライアンス加盟航空会社に搭乗した場合でも、各社のプレミアムメンバーに到達するためのポイントに加算されます。また、スターアライアンスのゴールド会員が利用できるラウンジが990カ所以上になります。

　TAM航空加盟により、南米1位の経済国ブラジルにおけるスターアライアンスのプレゼンスが向上します。スターアライアンスの商業部門担当クリストファー・コレンケ（Christopher Korenke）副社長は、「南米市場において包括的なサービスが可能となり、ブラジルや他の南米諸国へ渡航するお客様の利便性向上が図れます。これは、ブラジルにおいて重要なセールスポイントとなります。」と語りました。

　同様に、旅行目的のお客様の利便性も向上します。好評いただいている世界一周運賃では、ブラジルと他の南米諸国間、さらには、ブラジルとヨーロッパ諸国間、ブラジルと米国間において、数々の新しい渡航の組み合わせが可能となります。

TAM航空について
スターアライアンス加盟航空会社のTAM航空（www.tamairlines.com.br）は、2003年7月以来、ブラジル国内市場でトップのシェアを誇り、2010年4月末現在で42.1％のマーケットシェアを保持しています。TAM航空は、ブラジル国内にて43カ所に就航しています。また、リージョナル航空会社との業務提携により、さらに国内エリアの82カ所に就航しています。国際線を運航しているブラジルの航空会社の中で、TAM航空のシェアは2010年4月現在85.4％でした。国際便には、米国、ヨーロッパ、南米の18都市への直行便が含まれます。その内訳は、ニューヨーク、マイアミ、オーランド（米国）、パリ（フランス）、ロンドン（英国）、ミラノ（イタリア）、フランクフルト（ドイツ）、マドリッド（スペイン）、ブエノスアイレス（アルゼンチン）、ラパス、コチャバンバ、サンタクルス・デラシエラ（ボリビア）、サンチアゴ（チリ）、アスンシオン、シウダデエステ（パラグアイ）、モンテビデオ（ウルグアイ）、カラカス（ベネズエラ）、リマ（ペルー）です。また、他の国際線運航会社の便とのシートのシェアを可能にするコードシェア契約により、お客様は、さらに米国、ヨーロッパ、南米の78カ所の就航地への渡航が可能となります。TAM航空は、ブラジルで最初に、マイレージプログラムを導入しました。2010年1月1日より、マルチプラス・フィデリダーデによる運営が開始されたTAM航空のプログラマ・フィデリダーデは、現在690万人の会員を持ち、ポイント交換によりすでに1,060万枚のチケットを発行しています。

スターアライアンスについて
スターアライアンスは、1997年、世界中の旅客を対象に世界規模の路線ネットワークと継ぎ目のないサービスを提供することを目的に設立された、世界で初めてのグローバルアライアンスグループです。その取り組みは、世界でも広く支持され、エアートランスポート誌の「World Market Leadership Award賞」や、ビジネストラベラー誌とスカイトラックス社による「Best Airline Alliance賞」など、多くの賞を受賞しています。加盟航空会社は、アドリア航空、エアカナダ、中国国際航空、ニュージーランド航空、ANA（全日空）、アシアナ航空、オーストリア航空、ブルーワン航空、ブリティッシュ・ミッドランド航空、ブリュッセル航空、コンチネンタル航空、クロアチア航空、エジプト航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、スカンジナビア航空、上海航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スパンエア、スイス インターナショナル エアラインズ、TAM航空、TAPポルトガル航空、トルコ航空、タイ航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズで、今後、エーゲ航空、エアインディアが加盟することを表明しています。スターアライアンスの路線ネットワークは、世界181カ国、1,167空港へ、毎日21,050便のフライトを提供しています。