2011年5月30日
共同リリース

ANA、国際線予約システムを業界大手アマデウス社と契約
〜グローバル・システムを導入し、お客様の利便性を更に追求〜

　2011−12年度　ANAグループ経営戦略で掲げている「グローバル化への挑戦」「経営効率向上の実現」の具現化の一環として、お客様の利便性向上とITコストの削減を実現すべく、ANAはAmadeus IT Group, S.A.,（本社：スペイン、以下アマデウス社）と国際線予約システムに関する契約を5月19日に締結いたしました。
　本年6月から開発検討に着手し、2015年度下期からの導入を目標に国際線の予約・搭乗システムをアマデウス社が保有・管理するシステムに移行いたします。
 
（1）お客様利便の更なる向上
[1] スターアライアンス各社および提携パートナーとのシステム連携の強化
　他のエアラインとシステムが共同であることを活かし、運航イレギュラーが発生した場合でも、他のエアラインへの予約を自動でお取りするなど、お客様の旅程の再編が速やかに可能となります。
[2] きめ細かいサービスを提供
　様々なシーンでお客様の属性に応じたサービス提供が可能となります。また自動化の促進により、係員の業務のシンプル化が可能となり、お客様との接客がよりスムーズなものになります。
 
（2）年間10億円以上のITコスト削減
　現行、ANAは国際線予約システムを自社保有しておりましたが、アウトソーシングすることにより、システムの利用頻度（旅客需要の変動）に応じたコストの変動化が可能となります。
 
　ANAは1988年以降（国際線進出の2年後）、国際線予約システム（able-I）を自社で保有し、開発・強化してまいりました。今後は、アマデウス社のシステムを活用することで、これまで以上にグローバル化と経営効率向上を図り、国際線事業を中心とした成長を確実なものとしていきます*。

*今回のシステム移行は、連結子会社（（株）インフィニ・トラベル・インフォメーション）のGDS事業へ影響するものではありません。
 
 
　アマデウス社とは
　アマデウス社はスペインのマドリッドに本社を置く、世界規模の旅客システムのプロバイダー。航空会社の旅客ハンドリングに関するシステムや、旅行会社向けの予約システムを提供。
 
 
以上
 
≪報道関係者のお問い合わせ先≫
ANA広報室　03-6735-1111
 
 
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