NEWS ANA

第 10-20号
平成10年3月5日


全日空、経営再建プランを策定


  全日空は、本日3月5日(木)、平成10年3月期の業績予想および配当予想の修正に伴い、「経営再建プラン」を策定いたしましたので、お知らせいたします。


「経営再建プランについて」

1.主旨

本プランは、3年後の2000年度(平成12年度)決算までに復配を目指す(復配計画)と同時に抜本的な経営構造改革に取り組むことにより真の競争力をもつ経営体質に再生する(競争力強化・向上計画)という二つの性格を併せ持つ「経営再建プラン」である。

2. 基本方針

現中期経営計画(SPEED−21)の事業運営方針の下で、事業利益からの安定的な配当を可能とする収支構造に再構築するとともに、財務体質を改善し、もって経営体力を強化する。

3.復配計画

 3ケ年間の再建計画が完了する2000年度決算までに復配する。

4.経営改善のための方策

1) 航空事業:「収益重視の路線構成」、「本業利益率の向上」
国内線、国際線とも収益力を重視した増減便と休止により路線便数のリストラを行うと同時に固定費削減を含む大幅な費用削減策を実行し、安定的で収益力のある事業構造に再構築する。
「国内線国際線別増減・休止路線便数計画(『平成10年度事業計画骨子』)(別紙)

2)財務体質:「投融資の選別・圧縮と有利子負債の削減」
経営再建の柱とすべく、投融資圧縮・有利子負債縮減に積極的に取り組み、財務体質の改善を図る。
(1)投融資: 中期経営計画の98−2000年度の3ケ年間で計画していた投融資規模を20%程度削減する。
(2)その他: グループ各社も含めて財務体質の改善を積極的に進める。
3)人事処遇:「総人件費の削減と新たな人事処遇制度の導入」
2000年度までにグループ各社も含めて人事処遇制度を見直し、総額人件費の削減を図るとともに、能力・業績に基づいた公正な評価、メリハリのある処遇を徹底させる。
(1)報酬・給与 [役 員]
[管理職]
[全社員]
・・
・・
・・
月例報酬減額と賞与返上の継続
[昇給の減額、管理職手当減額
ベ・ア凍結、一時金(賞与)圧縮
(2) 総額人件費 退職金を含む賃金制度全般及び福利厚生制度の抜本的見直し
(3) 人事制度 [役 員]
[管理職]
・・
・・
役員数削減、定年制・任期制導入
早期退職優遇制度、転身支援制度、役職定年制、
選択定年制などの導入
(4) 採用 平成11年度入社の総合職(事務系・技術系)の採用見送り
(5) 人員削減 2000年度までに採用圧縮、自然減、
選択定年制などにより、1,000人程度削減

4)組織構造:「市場即応型組織への改編」
国際化・競争激化など環境変化に対応すべく職能中心の組織から市場即応型へと転換し、機能強化を図る。さらに、本社・本部の重層構造をスリム化し、フロント部門を強化する。
5)関連事業:「投資効率重視の事業再編」、「関連事業利益率の向上」
2000年3月期から連結本位の決算に本格的に移行することに対応し、グループ収支の抜本的な改善を図る。
(1) ホテル事業 海外ホテル事業の縮小、リストラ促進・新規案件の凍結
(2) 航空関連事業 グループ全社で市場競争力向上、国際標準化のためのリストラ推進、委託費の圧縮


別 紙「国内線国際線別増減・休止路線便数計画」

以 上