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毎月第2火曜日更新

CaptainからのRoute Information パイロットしか知らない、空の旅の見どころを航路毎に紹介いたします。vol.2 東京→富山線
ルートの見どころ - The highlight of a route 出発から到着まで - From departure to arrival フライト豆知識 - Flight knowledge
※掲載されている写真は、同乗スタッフが撮影したものです。
vol.2 東京→富山線

ルートマップ
この度はANA 東京−富山便をご利用いただきまして誠にありがとうございます。この路線はビジネス路線として好評をいただいておりますが、当社就航路線の中でも、景観を楽しむには屈指の路線でもあります。40分程の短い飛行時間ではございますが、どうぞお楽しみください。



キャプテン
今月のご案内役 ボーイング767機長 山本雄一

  「B767の機長の山本雄一と申します。羽田をベースとして国内線、中国線、東南アジア線に乗務しております。 当社においては最も就航路線数が多い機種がB767です。北は稚内から南は沖縄までいろいろな路線を飛んでおりますが、中でも最もお薦めしたいのが、今回の東京−富山線です。 景観の素晴らしさはもとより、パイロットとしては短い時間の中で、比較的難しい高度処理を求められる「飛び甲斐」のある路線です。 現地富山では、立山をはじめとする大自然、温泉、さらには富山湾の海の幸が皆様を待っております。是非一度、ご利用ください。 」
ルートの見どころ - The hightlight of a route

離陸直後:左窓から見える城南島
離陸直後

  さて飛行機は羽田空港を離陸して、東京湾上空で右旋回を続けながら、上昇していきます。 目指すのは座間の無線標識です。旋回中はまだ低高度のため、右手に京浜工業地帯、横浜港などが鮮明にご覧いただけます。さて旋回が終了しますと、さらに上昇を続けます。通常は28000ft、約8500mが巡航高度です。横浜上空を過ぎますと、関東平野が一望できます。また離陸後10分程しますと、左手直下に富士山がご覧いただけます。

Q 無線標識ってどんな標識? フライト豆知識へ フライト豆知識へ

離陸後約30分:右窓から見える黒部ダム
北アルプスへ向けて

  甲府盆地を越え、左に富士山につぐ標高の北岳(3193m)をはじめとする南アルプス、右手に八ヶ岳(2899m)を望み、数分後には右手に矩形の諏訪湖が見える地点までまいります。まさに日本の地図そのままの情景です。ゆっくりお休みになりたいところとは思いますが、ここは日本の明峰を数十座一望できるところです、ぜひじっくりとご鑑賞下さい。
  そして離陸後20分もすると、北アルプス上空に到達します。多少経路が変わる場合もございますが、左手下に槍ヶ岳(3180m)、右手下には立山(3015m)を望みながら、富山空港上空に向かいます。目を凝らせば黒部湖の北の外れに黒部ダムも見えるかもしれません。残雪のころには立山のアルペンルートも、その九十九折の軌跡を雪上に現しています。

立山連峰
富山空港へ

  飛行機は富山上空まで参りました。時折、管制塔より待機飛行の指示が発出されることがあります。富山空港は現在のところ、レーダーを用いた航空管制が実施されておらず、そのため当空域に入れるのは1機のみです。出発機があれば離陸して空域を出てしまうまで、先行する到着機があれば着陸するまで、富山上空で待機飛行を行います。時間にして最大10分程度ですが、これに伴って到着が遅れてしまうこともあります。
  さて着陸の許可が得られると富山空港上空から能登半島沿いに一気に高度を降ろしていきます。翼の上にある「スピードブレーキ」と呼ばれる抵抗板をいっぱいに立て、通常よりもかなり大きな降下率で空港を目指していきます。多少揺れることがあるかもしれませんが、安全性には影響ありませんのでご安心下さい。
  これは富山空港のすぐ南側に自衛隊の訓練空域があり、その中には民間機は進入できないため、空港上空まで高い高度を維持する必要があるからです。富山湾上空で高度が900mになるとスピードブレーキも閉じられ、今度はフラップと呼ばれる高揚力を生む補助翼が徐々に下ろされます。海岸線が近づくと、そろそろランディングギア(車輪)が作動する音が聞こえます。
Q スピードブレーキって何? フライト豆知識へ フライト豆知識へ
着陸へ

  それから数分もすると無事に富山空港に着陸です。他の空港に比べると少々ブレーキが急に感じられることがあるかもしれません。それは、富山空港は駐機場に入る誘導路が、飛行機が接地した地点から1200m位と他空港に比べて短いところにあるためです。その点はどうかご容赦下さい。空港に到着すると、皆様をお迎えするのは、地上係員の笑顔、もありますが、何といっても圧巻なのは雄大な立山連峰の姿です。特に雪化粧した、その姿は何度見ても飽きることがありません。皆さんもぜひ一度富山空港へいらっしゃって下さい。
次号は沖縄−石垣線の予定です。どうぞお楽しみに。
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富山といえば、日本海のおいしい魚料理が絶品ですが、手軽にそのおいしさを食すために、まず思い浮かぶのが「ます寿司」ですね。百貨店やスーパーマーケットなどでの「駅弁大会」や「物産展」などでも有名ですが、富山空港のANA FESTAでも富山県名産のます寿司が各種揃っています。是非お土産にどうぞ!
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