国内旅行(ツアー)の予約ならANA SKY WEB TOUR

トップへ戻る

CaptainからのRoute Information パイロットしか知らない、空の旅の見どころを航路毎に紹介いたします。vol.10 東京→釧路線
ルートの見どころ - The highlight of a route 出発から到着まで - From departure to arrival フライト豆知識 - Flight knowledge
※掲載されている写真は、同乗スタッフが撮影したものです。
vol.10 東京→釧路線

ルートマップ
このたびはANA 東京−釧路便をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 今回は霧の多い釧路空港です。霧であまり見えない中でも、安全に着陸できる空港の装置についてご紹介いたします。



今月のご案内役 ボーイング767機長 浦山 智義

  ボーイング767機長の浦山です。このコーナーもvol.10を迎えることができました。 このたびは、少し趣向を変え、皆さんが不思議に思っている霧の中での着陸についてご紹介したいと思います。
ルートの見どころ - The hightlight of a route


計器着陸装置(ILS)の一部の進入灯
羽田から釧路へ

  飛行機は羽田空港を離陸し、一路北上を続けます。離陸後15分ごろに那須上空を通過し、高度およそ12000メートル付近まで上昇します。
その後宮城県松島の上空から、岩手県遠野上空を抜け、離陸後40分ごろ宮古上空から太平洋上に出て、三陸沖をまっすぐ釧路空港へ向かいます。


巡航

   程なく左手に襟裳岬とそれに続く日高山脈がごらんになれます。天気が良い北風の時は、早々に空港を視認した後、洋上から北向き35番滑走路に真っ直ぐ着陸します。南風の強いときや視界が悪いときは北側から、 計器着陸装置:通称ILS(Instrument Landing System)を使用して、南向き17番滑走路に着陸します。


計器着陸装置(ILS)の一部の進入灯
釧路の霧

  釧路の夏は、霧の出る季節でもあります。釧路沖には冷たい千島海流が流れ込んでおり、その海面上に南から暖かい空気が流入し、それが急激に冷やされ、海面を覆うように霧が発生します。これを海霧:Sea Fogといいます。その海霧が南風に乗って、海に近い釧路空港にも流れ込んできます。時には地上走行が困難なくらいの濃い霧が発生することもあります。しかし、ご心配には及びません。釧路空港は世界有数の計器着陸装置を備えた空港です。
「カテゴリー3ILS」と呼ばれるこの施設は、日本では釧路の他、熊本、成田、青森と4空港にしかありません。視界わずか100mの濃い霧の中でも着陸することができます。通常、着陸は、滑走路を視認して視界を頼りに行いますが、カテゴリー3の場合はまったく思想が違います。

精度の高い地上施設と、信頼性を高めた機上の装置を使用して、外を見ることなく自動操縦で着陸します。われわれがモニターしているのはシステムの信頼性です。着陸に影響するような故障は起こりえない、といって過言でないほどのシステムの信頼性の下、自動操縦着陸を行います。カテゴリー3運航を行うためには、パイロットにも特別な資格が必要となります。もっとも少しでも自動着陸に不安な要素がある場合は、手動に切り替え、進入をやり直しますからご心配なく。
今回はかなりマニアックな内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。 次号は中部−新潟線の予定です。どうぞお楽しみに。
キャプテンおすすめの情報 Captain's Recommend
スイーツ天国、お菓子天国北海道においても、柳月の「三方六」は有名です。釧路の東に位置する帯広に本店を置く柳月の「三方六」は、十勝の大自然で生まれたミルクがたっぷり含まれたバームクーヘンで、子供から大人まで大人気です。釧路空港のANA FESTAでも手に入れられますので、是非一度お試しください。
ANA FESTAの情報はこちら
北海道を楽しむなら「旅作」で!

北海道へのご旅行は、フライト・ホテルが自由に組み合わせられる「旅作」をオススメします!



ANAの旅作 新しい旅行スタイル
国内旅作についての詳細はこちら>>