国内旅行(ツアー)の予約ならANA SKY WEB TOUR

トップへ戻る

CaptainからのRoute Information パイロットしか知らない、空の旅の見どころを航路毎に紹介いたします。vol.22 関西→五島福江線
ルートの見どころ - The highlight of a route 出発から到着まで - From departure to arrival フライト豆知識 - Flight knowledge
※掲載されている写真は、同乗スタッフが撮影したものです。
vol.22 関西→五島福江線

ルートマップ
本日は、ANA1799便(関西−五島福江)便 にご搭乗いただき、誠にありがとうございます。この路線は、通常は福岡空港での乗換になりますが、夏の期間限定で関空からの直行便をご利用いただけます。長崎県・五島列島にある福江島。短い時間ではありますが、瀬戸内海から九州に掛けての空の旅、ごゆっくりお楽しみ下さい。



今月のご案内役 B737 副操縦士 河村洋朗

ボーイング737、副操縦士の河村と申します。副操縦士に昇格してから、3年半エアバス320に乗務した後、ボーイング737に移行し約半年が経ちました。ボーイング737はバックナンバーにもあります様々な島路線や、北は北海道から南は沖縄まで日本中の空港を飛び回っています。
また国際線では中国やインドへと、小型ジェット機ながら幅広い路線で活躍している飛行機です。今回は、プライベートでも何回も行った事のある、隠れた魅力満載の島、五島福江までの空の旅を、ご案内いたします。
ルートの見どころ - The hightlight of a route
離陸前
関西国際空港は、2007年8月に2本目の滑走路がオープンし、離陸用と着陸用に分けて効率良く離着陸が出来るよう運用されています。 飛行機は、通常は風上に向かって離陸するので、日によって離陸していく方向が違います。夏の時期は南寄りの風が多いのですが、本日は風の方向により北東方向、即ち大阪市内の方に向かって離陸していきます。

離陸し、右手には大阪南部海岸線に広がる港や、コンビナートなどが、その後左旋回し機首を明石大橋の方に向けると、左手には淡路島が、右手には大阪市内から神戸に掛けての町並みが非常に綺麗にご覧いただけます。 大阪湾上空は、関西空港、伊丹空港、神戸空港と3つの飛行場から離陸上昇してくる飛行機が輻輳する為、管制官ともども非常に神経を使う空域になっています。窓から、外を見ていると意外に近くを飛んでいる飛行機を、ご覧いただけるかもしれません。




上空から見た関西空港


積乱雲
巡航
大阪湾を抜けた後は進路を西にとり、順調に本日の巡航高度36,000ft(11,000m)に上昇していきます。 前方には、この時期の風物詩の入道雲がそびえ立っています。 入道雲は、我々の間では「CB」と呼ばれていて、積乱雲のラテン語名(Cumulonimbus)の略語です。
積乱雲は、高い物では40,000ft(12,000m)に達するものもあり、近づくと危険なので、位置や強さを判断するためにウェザーレーダーという装置を活用したりして、近づいて揺れないように進路を変えながら、飛行を続けていきます。

福江空港へは、ほぼ瀬戸内海上空を西に飛行していきます。 瀬戸内海には、人が住んでいたり、無人だったりする大小3,000もの島々が所狭しと並んでいます。天気がいいときには右手には日本海、左手には四国の向こう側に太平洋が見える事もあり、いつもこの辺りを飛ぶときは、日本は雄大な海に囲まれた島国であり、海の恵みに感謝して生活していきたい、と改めて考えてしまいます。

着陸へ
九州に入ると、徐々に高度を下げ始めます。長崎県北部を通り、洋上に出ると徐々に五島列島の多くの島影が見えてきます。高度が低い事もあって、はっきりと島を見ることができ、五島の海が如何に綺麗かをご覧いただけます。
初め中通島が右手に見えてき、天気次第では下記のキャプテンのおすすめ情報にある、松園水産がある日島も見ることができます。島の間を縫う様に降下していくと、正面に綺麗な鬼岳が見えたら、その右にある空港を見つけながら着陸態勢を整えます。
最後は、福江港上空から福江市内の真上を飛行し、2000mの長さの五島福江空港に着陸します。五島福江空港は鬼岳の麓に位置しており、風向きに寄っては非常に気流が悪く、経験と技量が必要とされる空港です。


五島福江 着陸前
福江島は、長崎市の西にあり大小140余りの島々からなる、五島列島の南にある、列島で一番大きな島です。福江島の魅力と言えば、開発が進まないがゆえに残されたありのままの自然。青い海と真っ白な砂浜、特に島の西にある高浜は、平成13年に「日本の水浴場88選」にも選ばれる程の綺麗さです。一歩山へ入ると巨大なシダが群生する太古の森が広がっています。

春は薄紅色の山桜が、冬は真っ赤な藪椿の花が野山を彩り、四季折々の表情を楽しむことができるのもこの島ならでは。夜、島のシンボルである鬼岳へ車を走らせれば、満天の星を望むことができ、その美しさには誰もが目を奪われます。
五島列島は長崎外海地区から移り住んできた隠れキリシタンの里でもあり、昨年世界遺産暫定リストに登録された美しい教会も数多く残されています。豊かな自然と人情味溢れる五島列島の旅は、きっと皆様の胸に心温まる数々の思い出を刻んでくれることでしょう。

尚、2008年8月号の機内誌『翼の王国』にも五島列島の特集記事がございます。
是非こちらもご覧下さい。



高浜
キャプテンのおすすめ情報 Captain's Recommend
私が大変気に入っているのが「松園水産」。ひらまさ、カンパチ、真鯛、ブリや様々な魚を水揚げしています。
更に手作りで、一度食べると忘れられない、魚のうま味が凝縮された絶品の干物や蒲鉾を作っており、全国に発送してくれます。
福江に行けなくとも、ご自宅で美味しい魚の干物や蒲鉾を食べ、五島の青い海、綺麗な自然を思い浮かべ、心の旅に出られてはいかがでしょうか?
有限会社 松園水産
TEL:0959-46-2600
住所:〒853-2312 長崎県南松浦郡新上五島町日島郷262番地
E-mail:matsuzono@tempo.ocn.ne.jp

五島福江を楽しむなら「旅作」で!

五島福江へのご旅行は、フライト・ホテルが自由に組み合わせられる「旅作」をオススメします!



ANAの旅作 新しい旅行スタイル
国内旅作についての詳細はこちら>>