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整理収納コンサルタント・本多さおりさんに学ぶ!
旅の荷物を少なくするアイデア

2017.09.07ANAオリジナル

ANAオリジナル
整理収納コンサルタント・本多さおりさんに学ぶ!旅の荷物を少なくするアイデア

子供との旅行は何かと気になり、アレもコレも…と詰め込んで、どうしても荷物が増えてしまいがち。ただでさえ、体力が必要な子連れ旅行。移動するだけで疲労困憊、なんてことにもなりかねません。せっかくの旅行をアクティブに楽しむためには、なるべく荷物はコンパクトにしたいですよね。そこで、整理収納コンサルタントの本多さんに、旅の荷物を少なくするコツを教えていただきました。

Text by
Momoko Hirata(verb)
Photo by
Yuka Fujisawa

おむつは、キッチン用の保存袋に圧縮して入れる

かさばるおむつは保存袋にイン。自分の体重をかけて、ギューっと空気を抜く
かさばるおむつは保存袋にイン。
自分の体重をかけて、ギューっと空気を抜く

1歳6カ月の男の子のママでもある本多さん。以前はハンドバッグひとつで、埼玉から大阪へ旅行に行った事もあるほど、身軽な旅を心掛けてきた本多さんですが、子連れとなると話は別。子供の荷物を減らすのには、限界があると話します。その代表格は、おむつ。月齢によって異なりますが、1日5~8枚使うとして日数分+予備を含めると、それだけでバッグはいっぱいいっぱい!

「現地で調達する手もありますが、少量パックでは売っていない事も多く、下手すれば丸々1パック買う羽目に。それは避けたいので、少し多めに持っていくようにしています。パッキングする際はジッパー付き保存袋に入れると、かさが減ってコンパクトに収納できますよ。空いた保存袋は旅先で大活躍!濡れた衣類を入れたり、使用済みのおむつをいれるゴミ袋として重宝します。長期の旅行に出かける時はおむつも大量になるので、衣類用の圧縮袋を使いましょう。3~4割のボリュームカットになるので、旅行バッグの大半がおむつに占拠される、という事態も避けられると思います。着替え終わった衣類を圧縮しておけば、旅行バッグの省スペースにもなりますよ」(本多さん、以下同)

衣類はボックス型のケースに入れて、効率よくパッキングする

大きいケースは大人用。ミニサイズには子供の衣類と、人別にわけて入れる
大きいケースは大人用。ミニサイズには子供の衣類と、
人別にわけて入れる

衣類や下着、靴下は、四角いケースに入れて収納すると、かばんやスーツケースの空間を効率よく使えるのだそう。

「衣類は、四角く包むと扱いやすさがアップします。ボックス型は畳んだ衣類が入れやすく、ケース自体がかばんに収めやすいため、どんなバッグでもスペースを無駄なく使う事ができます。いろいろな種類がありますが、中身がわかるメッシュ素材がおすすめ。かばんの中にいくつか詰め込んでも、パッと見れば何が入っているのか確認できるので、荷物が多くなる子供連れの旅行には最適だと思います」

ケースは小さな“引き出し”。ケースの面積に合わせて、洋服を入れる

靴下やハンカチなどの小物は一番上に乗せて、見失わないように
靴下やハンカチなどの小物は一番上に乗せて、見失わないように

ケースに洋服を入れる際にも、ひと工夫が必要。ポイントはケースの面積に合わせて服を畳み、隙間が生まれないようにすること。

「引き出しに洋服を収納する感覚と同じ。ケースの形に合わせて、洋服を畳んで入れるとたくさん入りますし、ケースの形を四角くキープできるので、パッキングする際も効率よく空間を使う事ができます。ちなみに私は無印良品のトラベル用仕分けケースを愛用していますが、風呂敷や大判のスカーフでも代用可。帰りはお土産を包んだり、ちょっと寒い時に子供にかけたり。シンプルな風呂敷は用途を変えられるので、旅行先では何かと使えますよ」

子供グッズは、軽くて丈夫なアウトドアブランドのポーチにイン

ザ・ノース・フェイスのスタッフバッグは、本多さんの溺愛アイテム
ザ・ノース・フェイスのスタッフバッグは、
本多さんの溺愛アイテム

「子供の物を無理に減らすと、結局自分の首を絞める事になるんですよね」と苦笑いする本多さん。ならば、せめて持ち運ぶ物を少しでも、コンパクト&軽量化するが勝ち!

「軽くて丈夫なアウトドアブランドのスタッフバッグがおすすめ。撥水加工がされている物が多く、ちょっと雨が降った程度なら安心して使う事ができますよ。半透明の生地の物を選べば中身が透けて見えるので、いちいち袋を開けなくても、何を入れたのかがわかるので便利。タフな環境で使う事を想定されて作られたアウトドアブランドのグッズは、子供グッズの収納と相性がよい気がします」

旅行かばん&サブバッグは、布製。持ち運ぶ物は“とことん軽く”が本多さんの信条
旅行かばん&サブバッグは、布製。持ち運ぶ物は
“とことん軽く”が本多さんの信条

子供のおもちゃは普段からコンパクト化を図ると、旅行時ラク!

ミニサイズのおもちゃはレストランや飛行機のテーブルなど、場所を選ばずに遊べるのも嬉しい
ミニサイズのおもちゃはレストランや飛行機のテーブルなど、
場所を選ばずに遊べるのも嬉しい

荷物のコンパクト化を阻む物といえば、子供のおもちゃ。しかし本多さんには、秘策(!)があります。

「普段から小さめのおもちゃを選ぶようにしているので、必然的に荷物のコンパクト化につながっています。あと“遊びの幅”が広がるおもちゃを選ぶのもポイント。たとえば、電車の接続部分がマグネットになっているおもちゃを選べば、単体はもちろん、電車同士を連結させて遊ぶ事もできるので、(遊びが)ワンパターンになりません。少ないおもちゃで飽きずに遊んでくれる分、数を絞る事も可能になりますよ。もし大きいおもちゃを持っていきたいと言われたら『あっちで新しいおもちゃを買おうよ~!』と、前向きに言い聞かせます(笑)」

旅の“定番アイテム”を棚卸ししよう

奥が以前使っていたポーチ。手前の物に変えた事で、荷物のコンパクト化に成功
奥が以前使っていたポーチ。手前の物に変えた事で、
荷物のコンパクト化に成功

荷造りを始めると、自然と手にしているような、旅の“定番アイテム”はありませんか?本多さんの場合は、アメニティポーチがそう。8年以上愛用していて、どこへ行くにも必ず持っていったそう。

「中にはポケットがいくつかあり、細々とした洗面用品、化粧品などをまとめても迷子になりにくいんです。さらに開くとフックが付いているので、滞在先の洗面所に吊るしておくと物の出し入れがラク!あまりに便利なので、滞在日数に関係なく持っていっていたのですが、最近小さくて軽い布製のポーチに選手交代しました。これが大正解。先代のポーチはケース自体が大きかったので、かさが減り荷物がコンパクトになりました。旅に必ず持っていくツール類を一度棚卸し(見直し)して、他の物で代用できないか考える事も荷物を少なくするコツですよ」

本多家の旅荷物。大人2人と子供1人で、荷物はたったこれだけ!
本多家の旅荷物。大人2人と子供1人で、荷物はたったこれだけ!

なんとお話を聞いたのは、1泊2日の旅行に出かける3日前。実際に旅用にパッキングした荷物を前に、アイデアを解説いただきました。本多さんのように荷物を少なくして、身軽に動き回れたら、もっと旅をアクティブに楽しめるはず。荷物は少なく、思い出いっぱいの旅を楽しみましょう!

【取材協力】
本多さおりさん
整理収納コンサルタント。雑誌やテレビなどで、暮らし重視のシンプルな収納術を提案。旅行が趣味で、旅やホテルにまつわるコラムも執筆。旅支度は「身軽主義」を一貫しており、いかに荷物を少なくできるか日々研究中。
URL:http://chipucafe.exblog.jp