北海道・渚滑川の釣り旅

“オホーツク紋別なら最後まで楽しめる”

最終日、オホーツク紋別空港から羽田への便は午後1時5分発。
里見さんは少し早起きして、まず滝上町のC&R区間下流部で朝食前の2時間ほど釣りを楽しんだあと、ホテルでゆっくりと朝食を取り、10時にチェックアウトして再び紋別港に向かった。
充実した釣り旅も、やはり最後は家族へのお土産が欠かせない。

  • 珍味のサクラマスのトバを味見する里見さん

紋別港のすぐ目の前、「まるとみ」は四季に応じたオホーツクの新鮮な海産物が手頃な価格で購入できる地元渡辺水産の直販店。
この日も旬の活毛ガニ、活タラバガニ、活ズワイガニのほか、水揚げから間もないサクラマス、カレイ、ホタテ、さらに店でひと手間を加えたサクラマスやホッケの糠漬け、天日の自然干しにこだわった干物などが所せましと並んでいた。
里見さんは珍味のサクラマスのトバを味見しながら、さっそく家族へのお土産を品定めする。

地元渡辺水産の直販店「まるとみ」

オホーツク海の獲れたての鮮魚が、市場からの直接仕入れによる低価格で並ぶ「まるとみ」。紋別港の敷地からすぐの場所にあり、渚滑川から空港への帰路にも立ち寄りやすい

オホーツク沿岸の水揚げは、カレイが4~11月、毛ガニ、タラバ、ズワイの三大ガニが3~12月、ホタテが3~11月、そして地元でアキアジと呼ぶシロザケが9~11月が旬。
渚滑川の釣りは秋まで楽しめるので、季節ごとの旬の魚を買い物するのもまた旅の楽しみになる。

最後は直販店に隣接している食堂で腹ごしらえだ。

直販店に隣接している食堂で腹ごしらえ

気持ちも胃袋も満たされ、空港までのわずかな道を走る間、風はやはりサラリと乾いて涼しく、空はやはり青かった。
短い夏を謳歌する喜びを感じさせてくれる空の青さ。
滋味あふれる魚を育てる海ならではの深い碧さ。
それらは南国の空や海に見られるどこまでも明るいブルーともまた違うが、訪れた人の心にいつまでもやさしく残る。

魚を育てる海ならではの深い碧さ
眼下に望むオホーツクの碧い海と澄んだ空

眼下に望むオホーツクの碧い海と澄んだ空。これがオホーツクブルー

それはまさに北海道らしい青。
夏のオホーツクはそんな彩りに溢れている。

アクセス&釣り情報

東京国際(羽田)空港からオホーツク紋別空港まではANAの定期便で1時間45分。
空港から渚滑川へはレンタカーを利用する。C&R区間のある滝上町までは空港からおよそ40分。

釣り情報

〈ニジマス〉

渚滑川のニジマス釣りは、例年5月末頃までの雪解けが終わったあとにシーズンが始まり、夏の盛期を経て10月の紅葉期まで楽しめる。
釣法はフライフィッシングまたはルアーフィッシングがおすすめ。フライフィッシングでは6番ロッドにフローティグラインが使いやすく、ドライ、ウエット、ニンフと各種の釣り方ができる。
また、「渚滑川とトラウトを守る会」では、会員(年会費2,000円)に対し、渚滑川でのフライフィッシング体験を案内する活動もしている。
ルアーフィッシングでは5フィート台のロッドに5cm前後のシンキングミノーが使いやすい。
なお、どちらの釣りも夏場は川が渇水することも多いのでそれを意識した釣りが効果的。
そのほか、C&Rエリア内では釣りは、期間が5月1日~11月30日、サオは1人1本(予備の持ち込みは自由)、ハリは魚にダメージの少ないシングルフックのみを使用することとし、釣った魚は速やかに再放流してほしいというのがすべての釣り人へのお願い事項となる。

「渚滑川とトラウトを守る会」へのコンタクトは同会のホームページから
http://syokotukawa.server-shared.com/

〈カレイ〉

ガリンコ号でのカレイ釣りは前日までの完全予約制。
料金は3時間3,600円~。釣り具やエサはすべてレンタルできる。
シーズンは基本的に6~9月だが、10名の定員に達しない場合は出船しないため、土日に予約するのが無難。

詳しくはオホーツク・ガリンコタワー株式会社まで
(TEL:0158-24-8000 http://www.garinko.com/

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