GO FOR 2020
2017年4月5日
心のバリアフリーを知っていますか?

2017年2月、羽田空港の講堂でANA社員向けの「心のバリアフリーセミナー」を開催しました。障がいをお持ちの方々が感じている心のバリアへの理解を深め、ANA社員が自らの問題として積極的に協力して解消していくことを目的としたもので、今回で5回目*の取り組みとなりました。

田口さんは以前にクルーズ客船で勤務していた際に、突然脊髄の病気を発症し、車いすを利用するようになりました。それまで当たり前にできていたことが突然できなくなったことで、不自由なく生活できていたことのありがたみを知ることが多いと話されました。

現在、世界の人口は73億人。そのうち約12%の方が障がいをお持ちだということをご存知でしょうか?しかし実際は、妊娠中の方、ご高齢の方なども含め、この数より多くの方が「バリアフリー」の環境を必要としている、と田口さんは訴えます。

そして、ANAのサービスに対しても、予約や搭乗手続き、空港での案内なども含めて様々なアドバイスをいただきました。

飛行機を利用したご経験の中では、搭乗する何時間も前から水分を減らす等の工夫をしたり、機内に入る直前にトイレに行くようにしても、その時に多目的トイレを健常者の方が長時間利用していて不便を感じたこともあったとのこと。

また、「2020年までの間に色んな競技を知り、パラリンピックを生で見てほしい。日本国民全員がひとつになれる瞬間を会場で感じてほしいし、2020年で終わるのではなく、その先につなげてほしい。共生社会の実現にむけて、ぜひ努力してほしい。」と田口さんは語ります。

セミナーの最後に、ANAにおける東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部長の内薗副社長より、「最も必要なのは、ANAの社員が理解を深め、課題に向かうこと。今日のお話で、難しさを感じる反面、ANAが共生社会に取り組む重要性を再認識した。ご指摘が励みになるので、これからもいろいろアドバイスしていただきたい」と話しました。

今後もANAでは、すべてのお客様がそれぞれの楽しみ方で旅ができるよう、ハード・ソフト面の向上を努め、心のバリアフリーの目指す共生社会の実現に向けて、社員の教育などを含めて取り組んでまいります。

※ANAは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルエアラインパートナーです。

* 今までのイベント内容はこちらです。

第1弾 5人制サッカー(ブラインドサッカー)選手・ブラインドサッカー協会・日本ケアフィット機構
「5人制サッカー(ブラインドサッカー)を通じて、障がいがある方とのコミュニケーション方法を学ぶ」

第2弾 NPO法人アクセシブルラボ 代表 大塚 訓平様
「ハードのバリアをハートで解消する」

第3弾 上智大学教授・慶成会老年学研究所研究員 黒川 由紀子様
「高齢社会とクールジャパン」

第4弾 ユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー、エッセイスト 松森 果林様
「聴覚障がいを知る ~聞こえないって、どんなこと?~」