
ANAC川崎工場をリサーチ!
機内食の企画・開発、調理、搭載などを担当するANAC(株式会社ANAケータリングサービス)。ANAグループの品質・サービスの一役を担うANAC川崎工場の知られざる裏側をお届けいたします!
1階は、機内から回収した食器を洗浄する広いスペースが設けられています。
基本的に洗浄は機械で行いますが、最後は洗い残しがないか人間の目で確認。一瞬で見分ける力は、まさに職人技です。

機内食の製造を行う2階には調理エリアがあり、室温が18℃以下に保たれてヒンヤリ。
ここで作る機内食は、調理後すぐ5℃以下まで冷やされ、そのあと8℃以下に設定した冷蔵庫で管理しています。この工程を経ると、なんと60時間は品質と衛生状態が確保できるんです!
工場2階の外側では、フードローダー車(*1)がリフトアップした状態で駐車できるようになっており、工場内から直接フードローダーへ機内食の積み込みが可能に。


フリーズドライ製品、飲料などが保管されている3階は、保税倉庫の機能も兼ねており、酒税や関税のかかっている商品と、いない商品が分類されています。
例えば国際線の機内は外国扱いなので、国産のビールであっても機内で消費するものには日本の酒税がかかりません。ご存知でしたか?
缶の飲料は逆さまにトレイに収めて、賞味期限をすぐ確認できるように工夫が。


いかがでしたでしょうか?
機内食を美味しく安全な状態で皆様にお届けするために、ANACでは様々な工夫を凝らしています。
また、ANACが調理・企画・開発をした機内食のナンバーワンを決める、「ANA機内食総選挙2017」の結果は以下からご確認いただけます!(*2)
http://www.ana.co.jp/ana_news/2017/08/18/20170818-1.html
*1 フードローダー車とは、航空機に機内食を積み込むための車両のこと。
*2 昨年の詳細はこちらからご覧ください。
https://www.ana.co.jp/ana_news/2016/08/09/20160809-1.html