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Inspiration of JAPAN

ANA Professionals 青い翼にかけた想い 笑顔を与え、笑顔をもらう。“憧れ”の客室乗務員 イメージとは裏腹に地道で努力を要する仕事 狭き門で、一部の人の華やかな仕事というイメージがある。事実、高い競争率を誇る面を見れば、その通りと言えるだろう。だがきらびやかな仕事というイメージは、正直真逆だ。実際は地道でハード。加えて、それを匂わせない仕事である。

ANA Professionals #07 島本 彩里 ANA 客室乗務員

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01 幼いころの憧れが、自然とこの仕事に向かわせた

「小さいころ、実家の近くに飛行場があってよく見に行っていたんです。それと引っ越しが多かったので、乗る機会も多かったんですね。いつしか客室乗務員に憧れていて…。といいながらも“一直線”ではなかったんですが、大学を選ぶときにも客室乗務員のセミナーがあるところを選んだりと、自然とその方向を選んでいました」島本が客室乗務員になったのは、小さいころからの憧れが実を結んだ必然かもしれない。晴れて合格した当時を「本当にうれしかった」と振り返るが、当然そこはスタートラインに過ぎない。「サービスの訓練では、たとえばお客様に飲み物をお出しするときの指先の揃え方まで指導が入りましたね」お客様と相対する仕事だけに、さもありなんと思いきや、実は接客に関する部分は全体のわずか3割程度だという。

02 “7割”を安全に費やす知られざる舞台裏

「保安面の訓練が圧倒的に多かったのには驚きましたね。メインは緊急時の訓練です。たとえば火災の際には火元を把握することが何よりも先決で、消化の手順を手際よく完璧にこなせるようにするといったこと。また脱出用のシューターの扱い方など、あらゆる状況を想定して訓練する毎日でした」3カ月のハードな訓練期間を経て、フライトに臨んだ。「たとえば国内の羽田ー伊丹線では水平飛行が10分程度しかありません。最初のころは動作が遅くて、その期間で飲み物をオーダーされたときに、ギャレーでの作業が繁雑になって、お湯を溢れさせてしまったり…なんて失敗もありましたね」かと言って長いフライトであっても、苦労は伴う。「国際線であれば、離陸して最初のお飲み物とお食事をサービスして、私たちも食事を取ります。ギャレーのカーテンを閉めて、狭いスペースで頂くんです。その後は約4時間おきに交代で1〜2時間休憩を取ります」しかし、お客様の前ではその忙しさや苦労はみじんも匂わせない。これぞ、プロのプロたるゆえんである。
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お客様の笑顔が一番のモチベーション

「欧米までの国際線なら往復で4日。アジアなら2〜3日です。国内線なら2日程度で、その合間で休みを取る形ですね。また勤務時間も不規則なので、寝られるときにいっぱい寝ます。また食生活もバランスが悪くなるので、なるべく野菜を摂るように心がけていますね」国内線か国際線か、はたまた場所はどこか。業務内容やスケジュールはその都度変わるというが、大変なことかと思いきや、「感謝の言葉をいただける機会が増えることだと思っていますから、うれしいですね」と笑う。たとえば3月からは羽田空港に国際線の離発着が大幅に増便することも、仕事のモチベーションを高めているという。「お客様の利便性は確実に高まると思います。世界中のお客様にお目に掛かる機会が増えますよね。日本語だけではなく、世界各国の言葉で感謝のひと言をいただけることが増えると思うと、楽しみです」お客様とのコミュニケーション。島本にとって、これが客室乗務員という仕事の醍醐味。なにも「笑顔を与える」ばかりの仕事ではないのだ。
「かつて憧れていた客室乗務員と、実際の仕事とではまったく違いましたが、お客様とコミュニケーションをとったり、笑顔をいただけることは昔からの憧れでした。一期一会の仕事ではありますが、お客様との出会いのたびに、この仕事に就いて本当に良かったと感じますね」ANA 客室乗務員 島本 彩里

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