ANA OPEN 2015 GOLF TOURNAMENT

今日の速報

2015年9月17日(木)

ANA OPENゴルフトーナメント予選ラウンド1日目 — 総評 —

天候:晴れ、気温:22.0℃、風向:北北東、風速:1.6m、ギャラリー数:3,329人

第43回ANAオープンゴルフトーナメント第1ラウンドが、今年も札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで幕を開けました。

注目は、2人のホストプロ。本日24歳の誕生日を迎えた石川遼選手と第38回大会の優勝者、池田勇太選手です。朝から爽やかな晴天に恵まれたこともあり、2人のスタート時には大勢のギャラリーがスタートホールに集まりました。

首位で初日を終えたのはP・マークセン選手。「途中背中が痛くなって不安もあった」というものの、好調のショットで7バーディ、1ボギーの66。会心のゴルフで今シーズン2勝目へ向けて幸先の良いスタートを切りました。ホストプロの池田勇太選手は1打差の5アンダー、石川遼選手は首位と2打差の4アンダーと、どちらも好スタートを切りました。

Position Score Player Total
1 -6 P・マークセン 66
2 -5 武藤 俊憲 67
  -5 池田 勇太 67
4 -4 谷口 徹 68
  -4 松村 道央 68
  -4 石川 遼 68
7 -3 河野 祐輝 69
  -3 平塚 哲二 69
  -3 李 京勲 69
  -3 H・W・リュー 69
  -3 今平 周吾 69
  -3 M・ヘンドリー 69
  -3 宮本 勝昌 69

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第2ラウンドは明日9月18日(金)のアウトスタート7時5分、インスタート7時にスタートする予定です。

初日からトッププロのハイレベルな争いが、北の大地で繰り広げられた第1ラウンド。混戦を抜け出し優勝へ向け前進するのは誰か、注目が集まります。

石川遼選手

イメージ4アンダー(4位タイ) 1R 68

──本日を振り返っていかがですか?

数字的には4アンダーは最高のスタートだし、輪厚で4アンダーはすごく良いスコアだと思います。ただ、まだまだ良くしていかなければいけないと思います。同組が宮本(勝昌)さんだったので、輪厚で勝っている選手の攻め方を間近で見て、勉強になりました。1番ホールは特に刻む人が多いと思うんですけど、宮本さんはドライバーで打っていて、ちょっと意外でした。

──1番ホールは特に良かったですね。

あれは一番良いショットだったと思います。

──今日のバーディはティーショットが良かったからでしょうか?

そうですね。6番でドライバーのミスはあったものの、それ以外のティーショットの精度は良かったので、バーディ・チャンスを多くつくれると思いました。今後もドライバーで攻めていければ、ほとんどのホールでチャンスが出てくると思います。このコースは年々刻むホールが増えてきて半分くらい刻むようになっていましたが、ドライバーを振り切ることができれば明日もチャンスはあると思います。ドライバーに比べてアイアンのタイミングが合っていないというか、極端に120ヤードから150ヤードがあまり良くないので、そこは良くしていかなくてはいけないと思います。

──本日、24歳の誕生日です。

ドライバーの調子が悪ければ5オーバー、6オーバーと行くと思います。その怖さ・リスクを背負いながら打っていくというプレーは、自分でも魅力を感じます。最初にミスを考えるから刻むわけで、思ったように打てればフェアウェイに行くと思います。今日はそういう気持ちでやりましたし、こういうゴルフを続けたいと思いました。今週から気持ちを入れ替え、あらためてドライバーというクラブに魅了されました。ミスしたらとか、気持ち的に負けていた部分もあったと思います。日本のギャラリーの皆さんの前で久しぶりにラウンドするので、「そのゴルフじゃアメリカに行っても……」と思われるよりも、「ハマればPGAツアーで優勝できるんじゃないか」と思ってもらえるようなゴルフがしたいです。優勝を狙っていることが皆さんに伝わればいいと思います。

──新シリーズに向けての準備と考えて良いでしょうか?

そうです。アメリカのツアーではドライバーが武器だと言えるほどの飛距離でもなく精度でもないかもしれないですけど、高みを目指していきたいです。自分より飛ぶ人は何十人もいるけど、自信を持ってやるかどうかだと思います。強気のドライバーとパッティングでいきたいと思います。

──24歳になっての目標は?

そうですね。やっぱり、PGAツアーで優勝することですね。

──6番ホール、セカンドは悔やまれますか?

ちょっと沈んでいて、ピンまで240ヤード。6番ウッドで打ったんですけど、20ヤードくらいフックしてしまって。距離的にはぴったりのクラブだったので、そのまま打ちました。紙一重な部分はありますけど、ティーショットの感じからするとOBも覚悟していたので、3打得した気分でした。

P・マークセン選手

イメージ6アンダー(1位) 1R 66

──予選ラウンド初日、単独首位でした。

試合前のレンジでの練習では大丈夫だったけど、3ホール終わったあとに背中が痛くなってきて不安もありました。でも、ショットがそこそこだったので、良かったと思っています。このコースはフェアウェイに打てればOKだが、ラフからが難しい。先週は故郷であるタイのホアヒンで行われた大会に出場し、-21で2位フィニッシュできた。調子も良いと思う。熱いお湯に入って筋肉をほぐせば、明日も大丈夫だと思うよ(笑)

武藤俊憲選手

イメージ5アンダー(2位タイ) 1R 67

──首位と1打差、いいポジションですね。

昨日から疲れすぎてます。それでもやっと体調も上向いてきましたけど、初日としてはいいんじゃないですかね。今日もいくつかチャンスはあったんですけど、あんまりいいラインじゃなかったり、いいところでもピッチマークにはまっていたり、沈んでいたり。でもそういう中でもうまくしのげたから、16番からのバーディにつながったんじゃないですかね。まだグリーンスピードがつかめていないところはあります。

──最後の9番ホールはすごかったですね。

ちょっといいショット過ぎましたね。少し戻っちゃって。セカンドがグリーン手前のラフ。アプローチ1メートル弱くらいでした。

──マッチプレーの疲れもありますか?

やっぱり比べものにならないですね。マッチプレーはすぐに流れがどんどん変わる。1ショットも気が抜けない。3日間のプレーだし、あきらめて緊張感抜けた時点で負けでしたからずっと緊張しっぱなし。しかも2日間2ラウンドあるから、体も頭もなかなかの疲労感です。だいぶ頭のストレスもある。

──ゴルフの状態はいかがですか?

なにせ体が動いてくれない。1番のボギーも、もうちょっとクリアしないと。まだ3つくらいいけてたかな。

池田勇太選手

イメージ5アンダー(2位タイ) 1R 67

──風もありましたが、この状況で67ストロークはいかがですか?

もう入るとこ入ってくれたかなという感じ。チャンスもあったけど、前半はついていても入らないという感じでした。午後スタートでグリーンが重いのもあったし、うまく合わなかった。17番でイーグルチャンスになって、それが入って流れに乗れました。後半も1番、2番でバーディを取って、そのあと入らなくなったけど、明日は午前スタートだし、グリーンがきれいな中でできると思うしね。

──状態はもう少し?

まあ、こんなもんでいいんじゃないかなと思いますよ。雰囲気はすごくいい。ショットの感じもね。どんどんその中で自信出てくれば、日に日によくなってくるんじゃないですかね。

──先日のフジサンケイで金庚泰選手が勝って、賞金ランキングで差を付けられてしまいました。

まあ、2つ目勝ってからですね。とりあえずまずは一緒のところまで勝たないと。今はあんまり関係ない。

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