秋晴れの絶好のコンディションで迎えた最終日は、序盤から各選手がスコアを伸ばすハイレベルな戦いとなった。そんな中、4年ぶりの優勝を果たしたのは、首位タイでスタートした宮本勝昌。前半は7番から3連続バーディを決めトップを走ったが、14番で谷原が逆転。しかし再び16番から執念の2連続バーディを奪いプレーオフへ突入すると、1ホール目の18番で8メートルのパッドを沈め、宮本が底力を発揮。大歓声に包まれる中、40代最初のVに涙を浮かべた。8位に終わった藤田寛之も兄弟弟子の勝利に目を潤ませ、首痛を抱えて懸命にプレーした谷原にも賞賛の声があがった。2年ぶりに参戦した石川遼はスコアを4つ伸ばし15位。ギャラリーを魅了した熱闘の4日間の幕が閉じた。
谷原秀人選手とのプレーオフを制し、4年ぶり通算9勝目となる勝利を飾った宮本勝昌選手。念願だったANAの客室乗務員との記念撮影では「夢が叶った」と笑みがはじけました。勝利者インタビューでは、4日間の激闘を振り返り、今後の意気込みを熱く語ってくれました。
ANAオープンは、毎年多くのボランティアスタッフの皆さんによって支えられています。
昨年は、延べ1,074人の方々による活動のおかげで、大会を無事成功に導くことができました。
感動と興奮がいっぱいつまった素晴らしい大会を、本当にありがとうございました。