ANA ブッキングポリシー
(おことわり:日本語によるブッキングポリシーは、参考のためのものであり英文によるものが正文となっております。英文は英語サイトよりご確認いただけます。)
概要
当社のブッキングポリシーは、ANA便(NH便名全便)の座席予約および発券をGDSにて行うIATA認可およびIATA非認可の旅行会社、およびNDCにて航空券の予約、発券とサービスを提供するNDCアグリゲーターを含むすべてのNDC販売会社、当社と「販売店基本契約」を締結した旅行会社の皆様に適切な処理をしていただくために定めています。これらポリシーを遵守していただくことで、多くのお客様に座席を提供することが可能になりますので、よろしくお願いいたします。
当社ポリシーに違反したとみなされる旅行会社様およびNDC販売会社様に対しては、発券キャリアを問わずADM/請求書発行、予約解約、予約制限などの処置を適宜取らせていただきます。ADM/請求書発行に伴う手数料などについては、当社ADM/ACMポリシーをご確認ください。
- IATA非認可の旅行会社で作成した予約に対して発券代行をされるIATA旅行会社様におかれましては、予約旅行会社が当社ブッキングポリシーを遵守いただくよう管理・監督する義務を負い、予約旅行会社が当ポリシーに反する行為をした場合は、発券旅行会社にADM/請求書を発行し、ペナルティを請求させていただくことがありますのでご注意ください。
- このポリシーは、下記のIATA Resolutionまたは上記「販売店基本契約」に基づき、発行いたします。
下記の日本語の内容は参考のためのものであり、英文のIATA Resolution が正文になります。
(IATA決議 824, 3.3.1)
旅行会社は航空会社により認められ航空運送の販売を行っている。航空運送の販売とは、有効なTraffic Documentの発行、旅行代金の徴収などを含む、有効な運送約款を提供するためのすべての活動を意味する。また、旅行会社は、付帯あるいはその他サービスの販売を認められている。
(IATA決議 824, 3.3.2)
本契約に基づき航空会社の代理として販売されるすべてのサービスは、航空会社が提供する運賃表・適用規則・運送約款および航空会社から旅行会社に書面で指示される内容に従い販売されなくてはならない。旅行会社はTraffic Documentに記載されている如何なる条件も変更・修正してはならない。また、旅行会社は、航空会社の指示通りに、これら書面を仕上げる必要がある。
(IATA決議 830a,)
ここに記載されている行為は、IATA 決議、または航空会社が定めた規定等に違反する行為である。航空会社の合法的な利益に反する行為を行った場合、販売代理店規約や旅客販売代理店契約等の規定に定められた措置が取られる。
- お問い合わせがございましたら、当社営業担当もしくはANAサポート国際、ANAサポート国内までご連絡ください。
(お問い合わせ先)
ANAサポート国際 0570-029-835
ANAサポート国内 0570-029-880
定義
1.Agency Debit Memo(ADM)
勘定精算のためにANAが発行する帳票をいいます。運賃の誤計算等による不足分の支払いやADM/ACMポリシー・ブッキングポリシー違反のペナルティチャージに使用します。
2.GDS/CRS/NDC
Global Distribution System/Computer Reservation System/New Distribution Capabilityをいいます。
3.運賃ルール(Fare Rules)
運賃の適用条件または制限事項をいいます。払い戻し制限、航空券発券期限、ご利用クラスの条件、必要旅行日数または有効期間の条件などを含みます。
4.IATA
International Air Transport Association 国際航空運送協会をいいます。
5.PNR
Passenger Name Record 予約記録をいいます。
6.航空券(Ticket)
適用する運賃と規定に従って、一定のご利用規約の下で券面に記載された旅客に対して航空会社が運送および関連サービスを提供するための契約の証票をいいます。電子航空券を含みます。
7.旅行会社(Travel Service Provider)
IATA認可旅行会社、IATA非認可旅行会社、GDS/CRS利用者、NDC、および当社と「販売店基本契約を締結した旅行会社」をいいます。
ポリシー
第1条 搭乗者氏名
予約時に、お客様の氏名がパスポート(または公的書類)に記載された氏名と一致することを確認してください。また、タイトルについても入力してください。
座席確保のため、偽名や仮名を使用した予約を行わないでください(例:SATO/A/B/C、TEST/PNRなど)。当社が架空な搭乗者氏名と合理的に判断した場合、PNRを解約させていただくことがあります。
予約記録作成後の名前変更はできません。また、第三者への搭乗者名変更はできません。
第2条 連絡先入力
予約の際、旅行会社の正しい電話番号と担当者名、お客様の日中連絡可能な電話番号、および海外渡航中の滞在先または海外でご利用可能な携帯電話番号等を登録してください。
お客様のEメールアドレス情報がある場合は、併せて登録をお願いいたします。
プライバシー保護の観点から、これらの情報を含む個人情報を共有できないお客様同士を同じPNRで予約しないでください。
第3条 Secure Flight Passenger Data入力
米国運輸保安局(TSA)からSFPDの送信を義務付けられているため、出発72時間前までに必ずご登録ください。出発72時間以内の新規予約は、必ず予約時にSFPDを登録してください。
未登録の場合は、搭乗不可、制限区域への立ち入り禁止となる可能性があります。
(1)対象路線
- 米国発着便(他社運航コードシェア便、他社便を含む)
- 米国運輸保安局の定める米国上空を通る便を含む旅程の旅客
- 米国籍航空会社運航のコードシェア便
(2)必要な旅客情報(SFPD: Secure Flight Passenger Data)
フルネーム / 性別 / 生年月日 / Redress Number
第4条 Advanced Passenger Information(API)入力
各国政府の指示によりAPI.(ADVANCE PASSENGER INFORMATION) 送信を義務付けられているため必ずご登録ください。
対象路線・必要な情報はこちら(ASWページ)をご確認ください。
第5条 架空予約(テスト・架空のセグメント)
お客様から予約依頼のない架空予約(旅程)を作成しないでください。
見積もりや座席確保を目的とした仮予約、旅行会社でのトレーニング、GDS/CRSインセンティブ報酬獲得のための仮予約などは絶対行わないでください。
安い運賃を適用するために、架空旅程を追加するなどお客様の希望旅程と異なる予約を作成しないでください。実際に旅行した適用運賃を請求いたします。
片道旅程希望に対して往復航空券を予約・発券したり、お客様の依頼なしに旅程の変更を行わないでください。実際に旅行した適用運賃を請求いたします。
予約操作のトレーニングやテストの際、必ずシステムにより提供されているテストモードでPNRを作成してください。
第6条 予約クラス
適用となる運賃ルールに則り、適切な予約クラスで予約発券を行ってください。
第7条 旅程の予約順序
実際の旅程と異なる順番(復路を予約してから往路を予約するなど)での予約や実際には利用しない便の予約等により旅程開始地点(POC)情報を不正操作しないでください。
また、予約変更の場合は元のPNRで作成してください。新しいPNRを作成し、元のPNRから新しいPNRに航空券番号を移行することはできません。
第8条 Married Segment Control(MSC)
Married Segmentとは、1つ以上の乗継がありO&D(Origin/Destination)単位で予約された旅程をいいます。
- 空席照会および予約操作はO&D単位で行ってください。
- 一部旅程の変更・解約が発生した場合にも、O&D単位で解約をした後、新たなO&D旅程で予約操作を行ってください。
- Married Segmentを不正に分割する予約操作は行わないでください。
- O&Dコントロールの仕組みを不正に操作するような行為は、MSC違反とみなします。
第9条 多重予約
多重予約の定義は、日程上乗り継ぎ不可能な複数旅程の予約を行うことであり、下記の通りになります。
- (1) 搭乗区間および搭乗日が同一のご予約
- (2)搭乗区間が同一で、搭乗日が近接しているご予約
- (3)搭乗日が同一で、搭乗区間が異なるご予約
- (4)すべての便への搭乗が合理的に可能とは考えられないご予約
異なるGDS/CRS、同一予約システムの異なるオフィスIDで作成した予約も対象になります。
多重予約の作成はしないでください。多重予約が確認された場合、当社システムから、多重予約の解消を求めるメッセージが送信されます*。指定した期限までに多重予約が解消されない場合、多重予約のうちいずれか一つの予約以外は自動解約されます。発券後、出発後のPNRも対象になります。
- NDCから作成された記録にはメッセージ送信されず、自動解約されます。
- 予約時にお客様のマイレージ番号・パスポート情報を入力すれば重複予約のチェックは最小限に抑えることができます。
第10条 Uncommitted Bookings
Uncommitted Bookings とは、EOT(End of Transaction)によりPNR完了せずに旅行会社により確保されている予約をいいます。予約取得からEOTまでの平均時間を超えて座席を確保することはしないでください。ANAでは予約取得からPNR完了までの平均時間を30分と考えています。
平均時間を超えたUncommitted Bookingsは、ANAがセッションを終了いたします。
第11条 予約の取消
お客様が予約を取り消す場合、速やかに予約を解約してください。その予約を別のお客様が使用することはできません。
第12条 No Show
No Showとは、出発時刻までに予約を解約せず、お客様が搭乗されなかった状態をいいます。
出発前に発券がされていない予約は解約してください。また、発券済みのお客様が予約している便に搭乗されない場合は、事前に予約を解約してください。
当社システムでNo Showと検知した場合、後継便の予約を解約することがあります。
第13条 Inactive Segment
Inactive Segmentとは、HX,UN,UCおよびNOのステータスのセグメントをいいます。
Inactive Segmentは、出発24時間前までに解約してください。
第14条 Churning
Churningとは、予約と解約を過度に繰り返すことをいいます。
航空券購入期限内に発券せず、購入期限延長を目的とした予約作成および解約を繰り返すことはしないでください。
第15条 航空券購入期限
航空券購入期限とは、運賃ルールや予約のご利用意思確認のために設定された航空券発券の期限をいいます。
航空券購入に際し、運賃ルールで決められた発券期限またはシステムで設定された発券期限のいずれか早い期日までに必ず発券してください。期日までに発券されない場合、予約は自動解約されます。
第16条 架空航空券番号
PNRにおける氏名や旅程とは合致しない不正航空券番号や過去に発券された航空券番号を、マニュアルで入力しないでください。不正航空券番号や過去に発券された航空券番号を入力した場合、すべての予約を解約することがあります。
第17条 Passive Segment
Passive Segmentとは、GDS/CRSによりステータスは異なりますが(PK,GKなど)、主に、別GDS/CRSで予約されたPNRを発券する目的で作成するセグメントをいいます。
Passive Segmentを作成し、その予約による発券はしないでください(一部団体予約を除く)。
他旅行会社の発券代行をする場合、他旅行会社が作成したオリジナルPNRを利用して発券してください。
第18条 団体予約作成
10名以上の団体を同一便にて予約する場合はグループPNRによるハンドリングを行うため、PNRを分割し個別のPNRを作成しないでください。なお、団体運賃毎のルールおよび適用条件を遵守してください。
第19条 Minimum Connecting Time
最低乗り継ぎ時間(MCT)を満たさない場合、原則、当該乗り継ぎ便の予約は認められていません。MCTを満たす便で予約してください。
第20条 キュー処理の徹底
当社からのキューメッセージについては、速やかに確認し、必要に応じてご対応ください。
また、当社が旅行会社にお知らせするスケジュール変更・フライトキャンセルやその他状況については、必ずお客様にご連絡ください。
キューメッセージの処理漏れによりお客様への未連絡が散見する場合は、予約停止処置をとらせていただくことがあります。
第21条 事前座席指定(ASR)
事前座席指定は、運賃ルールやフリークエントフライヤーのステータスなどによって適用が異なりますので、ルールを遵守してください。
正確な座席指定を行うためには、下記の手順で実施してください。
- (1)予約
- (2)運賃計算/航空券発券
- (3)座席指定
第22条 その他
本ポリシーは、事前予告なく変更となる場合があります。