ANA

国内旅行(ツアー)の予約ならANA SKY WEB TOUR

国内旅行  >  行き先から探す  >  北海道旅行  >  道東・中標津エリアへ  >  2013夏秋号  > 自然

冷涼な気候と広大な大地を持つ中標津周辺エリアは、北海道の中でも特に酪農が盛んな場所。夏から秋、牧草が生い茂る丘でのんびりと牛が草を食む風景は、まさに「北海道」のイメージ通り。
そんな大自然の真ん中を「歩く旅」が今注目を集めている。それが「ロングトレイル」と呼ばれる、歩くためだけの専用道を使った旅のスタイル。「健康」とか「山登り」とか、ちょっと大変そうな目的が必要なわけではない。ぶらぶらと、自分の好きなペースで、おしゃべりしながら歩くのがその醍醐味。もちろん、寄り道して温泉に入ったって、途中の牧場で牛に挨拶したって構わない。大地の優しさと空気のにおいを感じながら歩く。そんなスローな旅の楽しみが、ここにある。

●各施設データ等に掲載の、中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。

ランチウェイを整備した「佐伯農場」の佐伯雅視さん。アート作品の展示やレストランもある「佐伯農場」内もランチウェイのルート上になっており、レンタルハウスで何泊かしながら、歩く旅を楽しむこともできる。

季節や時間、そして「歩きながら何を考えるか」で、その風景は違って見えるはず。何度でも歩いて、いくつもの表情を発見しよう。

眼下には330°の草原の地平線を見晴らすことができ、「地球がま〜るく見える」といわれている「開陽台」。標高270mの眺めは、歩くにも楽しい。

1ステージ約10〜15km。完歩もよし、つまみ食いもよし。

現在、全国に10ほどあるロングトレイルのうち、もっとも北にあるのがこの「北根室ランチウェイ」だ。中標津の中心部から北根室の広大な牧場(ランチ)地帯を通り、摩周湖の外輪山をほぼ半周して、弟子屈町まで続く全長71.4km。地元の酪農家ら有志が集まり、エンジ色の看板を立て、草を刈り、歩く旅にふさわしい道を整備した。6つのステージに分かれたルートは、牧草地帯や絶景ポイントを進む。二泊三日でほぼ完歩できるが、日帰りで好みのステージだけを歩くのもいい。出発地点までレンタカーで移動し、復路のタクシーを組み合わせたプランも便利。
なお、「北根室ランチウェイ」が初めてなら、歩行の安全を守るだけでなく、見どころや地域の自然・文化等を案内してくれる同行ガイドとのトレッキングがおすすめ。また、比較的なだらかで、民家等も周辺にある歩きやすい道ではあるが、そこは自然の中。必ず地図を片手に、登山の心構えと装備で歩き出そう。

ロングトレイル 「北根室ランチウェイ」

■ルート:中標津町交通センター(標津郡中標津町東2条南3丁目)
〜JR美留和駅(川上郡弟子屈町美留和)
■問合せ・同行ガイド依頼:
 北根室ランチウェイ事務局 TEL 0153-73-7151、
 TEL 0153-73-7107(佐伯)
 北海道ウォーキングネットワーク TEL 015-482-1602
■URL  http://www.kiraway.net/
■中標津空港から車で約10分/4.6km(中標津町交通センター)

こちらもおススメ

馬だから進める道を、穏やかな馬のリズムで、馬の背からの目線で進む。ほかの方法では見られない景色を楽しもう。

野付半島ネイチャーセンター中標津ホーストレッキング同好会

風にそよぐ牧草地帯や、330°の見晴らしを誇る「開陽台」。そんな中標津の名所や周辺の林道、野山などを巡るホーストレッキング(外乗り)を受け付けているのが「中標津ホーストレッキング同好会」。乗用馬の生産者らが連携して、初心者はもちろん、乗馬経験に応じたメニューで中標津の魅力を案内してくれる。道産子やポニーなどいろんな馬が所属しているのも楽しい。馬運車での移動も可能なので、ホーストレッキングしたい場所についても相談してみよう。

■開催場所:標津郡中標津町開陽(開陽台)ほか
■TEL:090-8274-9955(瀬波)
■開催期間:通年
■料金:5,000円〜30,000円程度(コース、難易度等による。インストラクター付き)
■中標津空港から車で約20分/11.4km(開陽台)

約5kmもの直線道路が続く。多くのライダーたちもここを目指して集まる道。

野付半島ネイチャーセンターミルクロード

運転好きならずとも憧れる、どこまでも続く、まっすぐな道。牧場地帯を割るように通った一直線の道は、牛乳を出荷するタンクローリーが走る、ということから「ミルクロード」と呼ばれる。特に有名なのが、中標津の開陽台に向かう町道北19号。途中、ゆるやかなアップダウンがあるのも、よいアクセント。ロードサイドには可愛い「MILK ROAD」の看板も立てられている。牧場の風を感じながら、のんびり走りたい。

■所在地:標津郡中標津町北19号道路ほか
■TEL:0153-73-4787(中標津町観光案内所)
■中標津空港から車で約20分/11.4km(開陽台)

美しい自然風景を誇る別海の、「別海十景」のひとつに数えられる。

野付半島ネイチャーセンター新酪農村展望台

ホタテで知られる別海。実は、人口の約7倍もの数の牛(約11万頭・平成23年現在)がいるほどの酪農王国でもある。その別海に、昭和40年代から50年代にかけて、国家プロジェクトとして整備された大規模酪農村(らくのうそん)。「新酪農村展望台」は、その酪農村が見晴らせる高台に建てられた。高さ10m、鉄筋造りのシンプルな塔だが、周辺の広大な牧草風景はもちろん、晴れた日には風蓮湖や阿寒、知床連山まで見渡せる。穴場的なビュースポット。

■所在地:野付郡別海町別海396-7
■TEL:0153-75-2111(別海町役場商工観光課)
■中標津空港から車で約50分/33km

手つかずの自然が多く残る道東では、別天地のような美しい自然の風景が見られる。そのひとつが野付半島(のつけはんとう)。全長26km、日本最大の砂嘴(さし=海上に長く突き出た地形)だ。かぎ針状の半島の周囲は、美しく、強く、ときにはかない命の輝きに満ちている。
海水の浸食を受けて立ち枯れたトドマツやミズナラが不思議な光景を作る「トドワラ」や「ナラワラ」。この名勝はいまも変化を続け、刻々とその姿を変えている。夏場にはゴマフアザラシ、春から晩秋まではタンチョウ、さらに年間を通じてオオワシやオジロワシなどの野生動物も姿を見せてくれる。
そして、5月から10月にかけて半島に現れるのが、自然の花畑。「野付崎灯台」周辺や、「野付半島ネイチャーセンター」から「トドワラ」へ続く遊歩道沿いに、原生花園が広がる。その花の多彩さから、野付半島を通る一本道は「フラワーロード」と呼ばれているほど。

●各施設データ等に掲載の、中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。

花畑だけでなく、バードウォッチングの名所としても知られる。野付半島・野付湾・風蓮湖は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地」として2005年に「ラムサール条約登録湿地」に指定。ネイチャーセンターは様々な情報発信の基地でもある。

花は1〜2週間ほどでそれぞれ開花時期を終えるが、次々と違う花が咲くのがこの季節の楽しみ。その花を食む鹿の食害も深刻だが、ついカメラを向けてしまう。

1ステージ約10〜15km。完歩もよし、つまみ食いもよし。

初夏から夏にはクロユリ、センダイハギ、ハマナス。夏から秋にはエゾフウロ、ツリガネニンジンなど。色とりどりの花が順に咲き競い、晩秋のアッケシソウの紅葉で、鮮やかにグリーンシーズンを締めくくる。花の季節には、ネイチャーセンターから「トドワラ」までの「花馬車」(片道15分/大人500円、子ども300円)も運行。のんびり馬車から花畑の様子を楽しむのもおすすめ。また、ネイチャーセンターを拠点に、年間を通じてネイチャーツアーも実施。初めての野付半島の旅なら、ガイドと一緒に巡るのが、この半島の多彩な魅力にふれる近道といえる。
野付湾では古くから漁業も行われ、名物・北海シマエビの漁は初夏と秋に見ることができる。スクリュー等で海中の自然を必要以上に傷つけることのないよう、伝統の「打瀬舟」での漁法を用い、この美しい風景と共存を続けている。旅人としても「共存」のこころを忘れず、この自然を永く楽しみたい。

野付半島

■所在地:野付郡別海町野付 63(ネイチャーセンター)
■TEL: 0153-82-1270
■開館時間:
 4月〜10月9:00〜17:00
 11月〜3月:9:00〜16:00
■定休日:年末年始
■料金:ネイチャーツアー 大人3,000円〜(2名〜)
■駐車場:50台
■URL  http://notsuke.jp/
■中標津空港から車で約50分/40km

こちらもおススメ

橋の工事のため、2013年8月末まで砂州に渡ることはできないが、ネイチャーセンターの望遠鏡などで自然観察も可能。

野付半島ネイチャーセンター春国岱(しゅんくにたい)・風蓮湖(ふうれんこ)

根室湾と風蓮湖の間に横たわる、長さおよそ8km、最大幅およそ1.3kmの砂州「春国岱」。3,000年から1,500年の時をかけて堆積したこの砂州は3列の砂丘から成り、海岸、草原、湿原、森林、干潟などさまざまな自然環境を内包。特に、苔むす第三砂丘の森は、息をのむような神秘的な光景。そこで暮らす動植物も多彩。7月下旬〜9月頃にはウンランやウミミドリの花、8月〜10月頃にはウラギクの花、8月下旬〜10月頃にはアッケシソウの紅葉など、植物も可憐な姿を見せる。野鳥の宝庫でもあり、10月〜11月頃にはオオハクチョウの群れが飛来。多い時は、風蓮湖に5,000羽も集まることも。

■所在地:根室市東梅103(根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター)
■TEL:0153-25-3047
■開館時間:
 4月〜9月9:00〜17:00
 10月〜3月9:00〜16:30
■定休日:水曜(水曜が祝日の場合はその翌々日休)、祝日の翌日、年末年始
■駐車場:20台
■URL  http://www.marimo.or.jp/~nemu_nc/workn/
■中標津空港から車で約80分/70km

園内にはポニーも放牧され、木道散策の楽しみも多彩。写真の花は「エゾフウロ」。

野付半島ネイチャーセンター北方原生花園

根室半島のオホーツク側、約75haの「北方原生花園」。初夏に紫色の絨毯のようになるヒオウギアヤメをはじめ、オレンジ色のエゾカンゾウ、黄色のトウゲブキなど、約100種類もの花々が、初夏から秋にかけて咲き誇る。また、花畑を守るように生い茂る、ミズナラの風衝林にも注目。冬場の厳しい風のため、まっすぐに育つことができず、一様に傾きながらも、どっしりと力強い低木の様子も見どころのひとつ。

■所在地:根室市豊里
■TEL:0153-24-3104(根室市観光協会)
■開園時間:終日
■駐車場:あり
■中標津空港から車で約120分/94km

ポー川とは「サケ、マスが遡上する川」を指すアイヌ語から。縄文の昔から、豊かな大地だったことが分かる。

野付半島ネイチャーセンター標津町 ポー川史跡自然公園

総面積約630ha。ビジターセンターと「開拓の村」を備えた公園入口エリア、湿原性植物が花を咲かせる国指定天然記念物「標津湿原」、約10,000年におよぶ人類の足跡を刻んだ国指定史跡「伊茶仁カリカリウス遺跡」の3エリアからなる公園。湿原では、本州では2,000m級の山でしか育たない高山植物が木道のすぐそばで観察できる。広大な園内では、レンタサイクルの利用も可能。永い時間が培った、自然と人類の文化の深みにふれてみて。

■所在地:標津郡標津町字伊茶仁2784
■TEL:0153-82-3674
■開園期間:4月29日〜11月23日
■開園時間:9:00〜17:00(入園は〜16:30)
■料金:環境保全協力金一般310円、高校生・大学生100円、中学生以下無料
■駐車場:50台
■URL http://www.shibetsutown.jp/pogawa/index.htm
■中標津空港から車で約40分/26km

  • 2015-2016冬春号
  • 2015年夏秋号
  • 2014-2015冬春号
  • 2014年夏秋号
  • 2013年冬春号

TOPページへ戻る

ページトップへ戻る