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達人と行く、ネイチャーウォッチング

冬の根室海峡に集まるファン憧れのワシたち 点でなく、ルートで楽しめるのが道東

「野鳥の楽園」として知られる道東エリア。特に多くのワシが集まる冬は、世界中のバードウォッチャー憧れの場所となっている。「地球上で9,000種ほどの鳥が確認されていますが、世界の野鳥好きの『見たい鳥トップ10』に挙げられるのが、オオワシ。そんなオオワシやオジロワシが、毎年冬の根室海峡におよそ1,000羽も集まってくる。これは凄いことですよ」。そう教えてくれたのは、根室市観光協会でバードウォッチング観光振興アドバイザーを務める新谷(にいや)耕司さん。
根室でよく知られるのは、氷結した風蓮湖で行われる「氷下待ち網漁」に集まるオオワシ、オジロワシの様子。氷上で展開する昔ながらの漁業風景と共存する野生のワシたちの姿は、決してほかでは見られない希少な風景。「でも、それだけじゃないんです」と新谷さんは言う。「太平洋側の落石周辺で見られる海鳥や、根室、野付半島、羅臼を移動するワシ、釧路のタンチョウ。こんな近接した道東という場所で、これだけの野鳥を見られるなんて、贅沢ですよね」。

根室市観光インフォメーションセンター(根室市観光協会) 落石(おちいし)ネイチャークルーズ 野付半島ネイチャーツアー 羅臼 流氷クルーズ

●各施設データ等に掲載の、根室中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。
●「ひがし北海道2015 エクスプレスバス」情報はコチラ
※年末年始の営業日・営業時間については、各施設にお問い合わせください。

別海町観光船コース

別海町観光船 乗船写真

「市民の森ハイド」にて。「シマエナガ」など、可愛い野鳥に出合うことも。「すぐ目の前にキツツキなどがやってくるので、望遠レンズを構えていた方から『近すぎて困る』というクレームを受けたこともあります(笑)」(新谷さん)

ケイマフリ写真

エトロフウミスズメ写真

根室沿岸で見られる「ケイマフリ」は赤い足と、白い目の周りが特徴。頭飾りのような羽根が美しい「エトロフウミスズメ」は道東で冬にだけ見られる鳥。ラッコもたびたび出現するそう。
京都生まれの新谷さん。趣味で始めたバードウォッチングで根室の魅力に取りつかれ、31年間勤めた全日空を2010年に退社、単身根室に移住。最近増加する一方の海外からのゲストに対応するため、通訳案内士の資格も取得した。2014年度から根室市観光協会常駐となり、野鳥観察のコーディネートやガイド活動を行っている。

新谷さん写真

ガイドが案内する旅だからこそ知らなかった自然の姿が見えてくる

2010年の立ち上げに尽力した「落石ネイチャークルーズ」をはじめ、自ら道東エリアでガイドも行う新谷さん。「いつも同じ場所で同じ鳥が見られる訳ではありません。見たい鳥が、今日どこで見られるのか。いま見られないなら、いつ、どこでなら見られるのか。それを把握してキチンと事前にお客様に説明し、案内するのがガイドの役割です」。遠路、足を運んでくれたゲストに、旅行当日、どれだけ満足してもらえるか。まさにガイドの腕の見せどころだ。
もうひとつ、新谷さんが根室で手がけたものが「ハイド」。バードウォッチング発祥の地であるイギリス生まれの野鳥観察小屋だ。現在、納沙布岬など根室市内にハイドは6ヵ所。子どもやバードウォッチング初心者から上級者まで、誰もが気軽に利用できる。ポイントは、「脚が隠れる」こと。「少々の物音で鳥は驚きませんが、人間が立った姿、脚を見せると鳥は恐がって逃げてしまう。単純なことですが、意外と知られていないんです。珍しい風景や食を楽しむだけでなく、新しい知識を体感とともに得られること。それが本当の“旅の満足”だと思うんです」。
現在、新谷さんは、根室でガイドの育成にも携わる。大人の冒険心と知識欲を刺激する道東のガイドツアー、これからますます面白くなりそうだ。

根室市観光インフォメーションセンター
(根室市観光協会)

■所在地:根室市光和町2-10
■TEL:0153-24-3104
■営業時間:11月〜5月9:00〜17:00、6月〜10月8:00〜18:00(年末年始除く)
■根室中標津空港から車で約90分/82km

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落石(おちいし)ネイチャークルーズ写真

外観

「スタート時に協力してくれた7人の漁師が、いまも変わらず船頭を務めています。それだけ、漁師も楽しんでクルーズに取り組んでいるんです」(落石漁業協同組合 専務理事・浄土昭雄さん)

落石(おちいし)ネイチャークルーズ

落石漁業協同組合の協力のもと、ユルリ島、モユルリ島周辺をバードウォッチングしながらクルーズ。上記記事で紹介した新谷氏をはじめ根室が誇る名物ガイドが乗船。冬はケイマフリやエトロフウミスズメ、春から夏はエトピリカやウトウなど、道東でも珍しい季節の海鳥たちを間近で観察できる。船頭はベテラン漁師さんたち。11人乗りの漁船で、地元漁師だからこそ知る絶景に案内してもらえる。浜の母さんたちが地元での新鮮素材で作る「霧娘弁当」(要予約・1,000円)も好評。

■開催日時:通年(年末年始除く)早朝便 6:00出航→8:30入港/1便
9:00出航→11:30入港/2便 13:00出航→15:30入港
※早朝便は5月〜10月末のみ
■会場:[出航]根室市落石漁港 [チケット予約・販売・受付・待合場所]落石漁業協同組合 エトピリ館(根室市落石西112(エトピリ館))
■料金:大人(中学生以上)7,000円、小学生(要保護者同伴)5,000円(要予約、最少催行人数3名〜)
■駐車場:あり
■問合せ:落石漁業協同組合 エトピリ館 TEL 0153-27-2772
■URL:http://www.ochiishi-cruising.com/
■根室中標津空港から車で約110分/80km(エトピリ館)

野付半島ネイチャーツアー写真

石下(いしおろし)亜衣沙さん

「野付半島は、とにかく野鳥との距離の近さが特徴。ふと見上げると、電柱に5羽もオオワシがとまっているなんてこともありますよ」(野付半島ネイチャーセンター・石下(いしおろし)亜衣紗さん)。

野付半島ネイチャーツアー

オオワシやオジロワシ、オオハクチョウなど冬の渡り鳥の飛来地であり、荒涼とした立ち枯れ風景「トドワラ」でも知られる野付半島。冬のネイチャーツアーでは、スノーシューなども活用して自然の芸術を満喫しながら歩く「トドワラ往復コース」と、車でゆっくりと冬鳥を探す「とびだせとりっこコース」を展開。雪のトドワラはもちろん、国後島や流氷など、ここならではのロケーションとともに、自然観察を楽しめる。

■所在地:野付郡別海町野付63(野付半島ネイチャーセンター)
■TEL:0153-82-1270
■開催期間:1月〜3月(「とりっこコース」は12月も可)
■料金:「トドワラ往復コース」2時間程度 大人1名3,000円(2名〜、スノーシュー料金別途)、「とびだせとりっこコース」3時間程度
大人1名3,000円(2名〜4名) ※各コースとも要予約
■URL:http://notsuke.jp/
■根室中標津空港から車で約50分/39km

野付半島ネイチャーツアー写真

石下(いしおろし)亜衣沙さん

石下(いしおろし)亜衣沙さん

「大自然と人間の営みが共存するというのが、知床羅臼ならでは。クルーズの後は、羅臼の獲れたての海の幸を楽しんでください」(知床羅臼観光船協議会会長・長谷川正人さん)

羅臼 流氷クルーズ

根室海峡は、流氷がやってくるにも関わらず、その密度の薄さで、厳寒の真冬も漁が続けられる北海道でも数少ない場所。流氷の中で羽根を休めるオオワシの群れ、背景には勇壮な漁業風景が広がる。3月頃からはゴマフアザラシなどもあらわれ、運が良ければ赤ちゃんを見られることも。知床羅臼観光船協議会では、冬季はおもに4つのカンパニーで流氷クルーズを実施。羅臼を愛するガイドたちによる、感動のクルーズを楽しんで。

  • まるみ
    「根室海峡流氷クルーズ」

    ■運航期間:2月〜3月中旬頃
    ■TEL:0153-88-1313
    ■料金:大人9,700円、小人4,850円 ※要予約
    ■URL:http://shiretoko-rausu.com

  • 知床ネイチャークルーズ
    「流氷&バードウォッチング」

    ■運航期間:1月〜4月頃
    ■TEL:0153-87-4001
    ■料金:大人4,000円〜、3歳〜小学生2,000円〜 ※要予約
    ■URL:http://www.e-shiretoko.com

  • 朝枝2(ともえ・ツー)
    「流氷・バードウォッチング」

    ■運航期間:2月〜4月頃
    ■TEL:0153-88-2026
    ■料金:大人9,000円〜、小人4,500円〜 ※要予約
    ■URL:http://tomoe2.com

  • ゴジラ岩観光
    「ラウス流氷クルージング」

    ■運航期間:2月〜4月10日頃
    ■TEL:0153-85-7575
    ■料金:大人4,000円〜、小学生2,000円〜、小学生未満無料 ※要予約
    ■URL:http://kamuiwakka.jp

■いずれも羅臼漁港(目梨郡羅臼町本町30-2)発着、流氷がなくなり次第終了
■根室中標津空港から車で約75分/66km

気軽にポカポカ、日帰り温泉

人気の宿の日帰り利用可能な温泉でカラダの芯から温まろう

雪の中でのアクティビティを満喫したら、暖かな温泉でひと休みしたいところ。道東・中標津エリアには、気軽に利用できる温泉施設も多い。お湯の成分や肌触りも違う、バラエティにとんだ温泉が点在するこのエリア。せっかくだから、あちこち試してみたい。ここでは、宿泊施設としても人気の温泉宿から、日帰り利用可能なすポットをご紹介。
別海のまちを一望する丘にたつ「べっかい郊楽苑」。平日でもほぼ毎日100人以上の町民が訪れるという、地元で愛され続ける温泉だ。温泉ブームにわいた1990年代に町営施設としてスタート。同時代にオープンした多くの施設が時を経て方向転換していくなか、「このお湯は別海の宝」と称され、町をあげて守られてきた施設でもある。

べっかい郊楽苑  らうす第一ホテル 湯宿だいいち ホテル川畑

●各施設データ等に掲載の、根室中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。
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※年末年始の営業日・営業時間については、各施設にお問い合わせください。

「緑の詩弁当」(1,000円)

「ショートチーズ」(6袋入・1,010円)

べっかい郊楽苑

2階のレストランでは、地元産品を盛り込んだ「緑の詩弁当」(1,100円)が日帰り利用者にも人気。また、ANAの機内食サービスにも採用されたオリジナル商品「ショートチーズ」(6袋入・1,010円)にも注目。別海産生乳を使うナチュラルチーズをじっくり、こんがり焼き上げたもので、サクサクとした食感が好評。

露天風呂

内風呂

バラエティにとんだ内風呂、雪見風呂や満天の星を眺めながらの湯浴みも楽しめる露天風呂。

モール泉

独自調査ではあるが、近隣の有名温泉と比較しても、ナトリウムや塩化物など“成分の含有量”ではピカイチという、自慢の「モール泉」。

「まちの宝」と呼ばれるお湯は、黒く、まろやか、濃密な肌触り

自慢は地下50mから湧きだす「天然モール泉」。太古から地下に眠る植物の成分を含む、まろやかなお湯だ。「初めて来られる方は、みなさん驚かれますね」(支配人・工藤憲司さん)という通り、かなり黒っぽい茶褐色のお湯。ツルツルとした肌触りで湯冷めしにくいと評判。源泉かけ流しで楽しめる露天、大浴場、サウナ、ジャグジーなど多彩な湯船も用意している。
1階の休憩所では豚丼、ジョッキ牛乳など、この地ならではの軽食やドリンクが揃う。また、和・洋・中それぞれ専門の料理人も擁しており、宿泊の料理ではホタテ、ホッキ、北海シマエビなど別海特産物を使ったグルメも堪能できる。

べっかい郊楽苑

■所在地:野付郡別海町別海141-100
■TEL:0153-75-0711
■日帰り入浴:10:30〜22:00(受付終了21:00)、大人500円、小人200円、幼児無料
■宿泊料金:8,240円(1泊2食付、2名1室利用の場合の1名料金)
■URL:http://www.betsukai-kourakuen.jp/
■根室中標津空港から車で約40分/29km

こちらもおススメ

らうす第一ホテル写真

らうす第一ホテル写真

川のそばにあり、水流が聞こえる露天風呂。冬場は周辺にクロテンがあらわれることも。

陶灯(とうあか)りの宿 らうす第一ホテル

知床峠に向かう国道334号沿い、羅臼温泉歩道前、自然あふれるロケーションに佇む温泉旅館。館内各所にオーナー手作りのフクロウ型陶器の照明が置かれ、あたたかで優しい灯りに癒される。温泉はすぐそばにある公共温泉「熊の湯」と同じ泉源で、硫黄の香り漂う“温泉らしいお湯”。湯の花の湧出量によって、毎日、白濁具合が変わるというのも自然の力がなせる面白さ(同じ泉源なのに、なぜか露天風呂は濁らないのだそう)。宿泊では、羅臼昆布で炊くご飯やエゾシカシチューをはじめ、羅臼産・北海道産の素材にこだわった料理も堪能したい。

■所在地:目梨郡羅臼町湯ノ沢町1
■TEL:0153-87-2259
■日帰り入浴:13:00〜21:00(混雑時は16:00までの場合あり)、不定休、大人500円、小学生500円、小学生300円、3歳〜幼児200円
■宿泊料金:10,950円〜(1泊2食付、2名1室利用の場合の1名料金)
■URL:http://rausu-daiichi-hotel.jp/
■根室中標津空港から車で約85分/69km

湯宿だいいち写真

湯宿だいいち写真

「家族で営む宿だからこそ、家族的で温かなサービスを心がけています。『また帰って来たよ』とお客様に言われると、やはり嬉しいですね」(取締役・長谷川周栄さん)。

湯宿だいいち

中標津の奥座敷・養老牛温泉にある温泉宿。シマフクロウも飛来する川沿いに造られたお風呂は、実にバラエティ豊か。ヒバ造りの内風呂、露天岩風呂、北海道では珍しい露天丸太風呂、寝湯。そして、川面とほぼ同じ高さの目線で楽しめる混浴大露天風呂。内風呂以外、すべてのお風呂が川側に開けた構造になっていて、養老牛の自然や空気をダイレクトに楽しめるのが魅力だ。宿泊では、露天風呂付など6タイプあるゲストルーム選びや、川で獲れるヤマベ(ヤマメ)料理も楽しみ。

■所在地:標津郡中標津町養老牛温泉518
■TEL:0153-78-2131
■日帰り入浴:平日のみ12:00〜14:00、大人600円、小学生300円、幼児無料
■宿泊料金:13,800円〜(1泊2食付、2名1室利用の場合の1名料金)
■URL:http://www.yoroushi.jp/
■根室中標津空港から車で約30分/25km

ホテル川畑写真

ホテル川畑写真

アイヌの言葉で「湧き出る」という意味を持つ「ぷるけ」。

ぷるけの館 ホテル川畑

標津の市街地に湧く標津川温泉を源泉100%かけ流しで楽しめる。ph値が高く、肌が「つるすべ」になると評判で、「美泉の湯」と名付けられているほど。「しべつ海の公園」にも近く、春から秋にかけては、磯遊びやキャンプを楽しんだ後に立ち寄るひとも多いとか。宿泊の場合、ホタテやカレイなど標津の海の幸をたっぷり使った料理も楽しみ。宿泊時、事前予約をすれば、早朝の荷揚げ作業見学、イクラ作り体験、カヌー体験など、標津町内の体験プログラムへも案内してもらえる(2,000円〜)。

■所在地:標津郡標津町南3西1-1-5
■TEL:0153-82-2006
■日帰り入浴:14:00〜20:00(予約状況により日帰り利用不可の場合あり)、大人500円、小学生200円、幼児無料
■宿泊料金:7,800円〜(1泊2食付、2名1室利用の場合の1名料金)
■URL:http://www.sakenomachi.net/
■根室中標津空港から車で約30分/22km

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