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人情もごちそう。地元酒場

地元らしい食材とお酒を楽しい会話とともに味わえる場所

旅先の夜は、やっぱり地元らしいものを味わいたい。ネタケースを見ながら、「これ何? いまの旬は?」といった会話ができるとなおよし。そんなときは、初訪でも臆することなく、地元の常連さんに交じりながら、食と会話が楽しめる「人情酒場」へ出かけてみよう。
鮭のまち・標津(しべつ)町で人気の「お食事処 あけみ」。46年前にお姉さんが営んでいた食堂を受け継ぎ、そのままの名前で営業を続けているのが千葉 元(はじめ)さん。「あけみ」は、ラーメンや丼ものなどいわゆる食堂メニューのほか、標津ならではの魚介も多く取揃える居酒屋だ。「最初はまともに魚をさばいたこともなかったから、まずは定置網の手伝いに行ってね。そこでホタテや鮭のさばき方を漁師さんに習ったんです」。

お食事処 あけみ 酔楽 まる太(すいらく まるた) 魚河岸 浜作(うおがし はまさく)

●各施設データ等に掲載の、根室中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。
●「ひがし北海道2016 エクスプレスバス」情報はコチラ
※年末年始やお盆期間の営業日・営業時間については、各施設にお問い合わせください。

お食事処 あけみ写真

お食事処 あけみ店舗写真

カウンター、小上がり席を用意。寿司職人である元さんの息子さんが握る寿司も評判。

1お食事処 あけみ

■所在地:標津郡標津町南3東1-1-4
■TEL:0153-82-2366
■営業時間:17:00〜翌1:00
■定休日:日曜
■駐車場:公共P利用
■根室中標津空港から車で約25分/23km

「鮭の内臓」500円〜、「心臓」1串100円〜
「鮭の内臓」500円〜、「心臓」1串100円〜

「鮭の内臓」500円〜、「心臓」1串100円〜というリーズナブルさも産地ならでは。数に限りがあるため、確実に食べたい場合は予約を。

千葉元さん

「奥で鮭を何本も処理して店に戻ってくると、厨房ににとびきりの鮭が一尾置いてあったりするんですよ。漁師さんが置いてってくれるんだね。とてもありがたいけど、『今、さばき終わったばかりなのに…』って(笑)」。良い仲間に恵まれてこれまで店を続けらてこれたという千葉元さん。

季節の味、その味を引き出す技量 標津「人情酒場」のこだわり

千葉さんが市場や加工場で仕入れる鮭は、まるごと1本が基本。身はもちろん、皮や軟骨まで食べ尽くすのが標津の常識だ。おつまみにとすすめてもらったのがオリジナル料理の「鮭の内臓」。鮭の肝臓、白子、チュウ(腸)などを茹で、岩塩とコショウで味付けしたもの。希少な心臓はじっくり炙り焼きで。いずれも、時間を置くと臭みが出てしまうが、とれたてが手に入る産地だからこその一品だ。内臓は鶏肉に近いプリっとした歯ごたえと、あっさりした味わいで、シンプルな味付けでもしみじみと美味い。食材の状況は日々変わるため、塩ひとつ振るにもコツが必要という。「このへんは魚のプロも多いから、いまだに緊張感はありますよ。漁師さんが食べに来て『いい味してるな』って言ってもらえたときは、本当に嬉しいね」。
11月頃までの鮭のシーズンが終わると、春先まで、コマイやクロガシラ(カレイの一種)の季節。どんな新しいメニューが生まれているか、次の訪問がもう待ち遠しい。

「コマイのルイベ」500円〜

春先まで楽しめるコマイ料理。半解凍状態でいただく「コマイのルイベ」500円〜はこの店の人気商品。コマイの卵やオキアミの塩辛など、漁師町ならではの手作りの味もぜひ。

こちらもおススメ

「北海しまえび天丼」1,200円(税込)
酔楽 まる太(すいらく まるた)写真

大量に仕入れる海産商だからこそ手に入るという「脱皮エビ」。脱皮したばかりで柔らかい殻を持つ北海シマエビのこと。漁期には、その希少な脱皮エビを使うこともあるという「北海しまえび天丼」1,200円(税込)。

2酔楽 まる太(すいらく まるた)

別海・尾岱沼(おだいとう)漁港近くにある居酒屋。もともと海産加工品の仲卸や小売りと酒類の販売を行っていた大隅商店が18年前にオープンさせた。「いまはどこにいても全国のものが手に入る時代だけど、抜群の鮮度で、いちばん美味しく味わえるのは、やっぱり産地の店」と専務の大隅啓年(おおすみ ひろとし)さん。「冷凍モノは嫌い」と言い、季節ごとの旬の尾岱沼の味を楽しませてくれる。11月上旬までは尾岱沼周辺で漁が行われる北海シマエビ、12月頃から初夏までホッキやホタテのシーズンとなる。実は、「スター大隅」という別の顔を持ち、地元では知られる存在の大隅さん。「最東端の温泉があるまち・別海。海のもの、牧場のものと、いろんな魅力を知ってもらいたいですね。だから『スター』をやっているんです(笑)」。サービス精神いっぱいの、カウンター越しのトークも存分に楽しもう。

■所在地:野付郡別海町尾岱沼港町175
■TEL:0153-86-2006
■営業時間:17:00〜23:00
■定休日:日曜
■駐車場:15台
■根室中標津空港から車で約35分/35km

「刺身盛り合わせ」1,000円〜
店舗写真

「刺身盛り合わせ」1,000円〜。サンマの旬は11月上旬頃まで。10〜12月頃は根室のバフンウニもおすすめ。冬場はタラやその白子、メンメ(キンキ)やメヌケを使う鍋料理も人気だそう。「エソジカのタンとロースの盛り合わせ」970円、「毛ガニの甲羅焼き」860円(各税込)。

3魚河岸 浜作(うおがし はまさく)

道内の和食店や東京のホテルなどで腕を磨いた佐々木智宏さんが、二代目として腕をふるう店。根室や道東の食材を中心とした、旬の味が楽しめる。「冬はハッカクが美味しくなるんですが、実は根室ではあまり食べられていないんです」。外の世界を知る視点による柔軟なセレクトの一方で、地元ならではの食のスタイルも紹介。「サンマの刺身は一味唐辛子でどうぞ。脂がのっているからよく合いますよ。これが根室の漁師の食べ方なんです」。また、釧路から仕入れるクジラを使う「自家製クジラベーコン」、道内の旬の産地から入手する毛ガニを使い少量の卵黄のつなぎだけで作る「甲羅焼き」、エゾシカのタンの塩焼きなど、この店ならではの人気料理も多数。とにかく美味しいものに対するアンテナが敏感で、手間をかけることへの努力を惜しまない。地元漁師さんの常連も多いという、質の高さと飾り気のなさが魅力の酒場だ。

■所在地:根室市緑町3-4
■TEL: 0153-24-5876
■営業時間:17:00〜22:00
■定休日:不定
■駐車場:なし
■根室中標津空港から車で約90分/82km

ほっとひと息、隠れ家カフェ

新しい焙煎工房は、「街角の喫茶店」であることを選んだ

ドライブ途中の缶コーヒーもいいけど、ときには落ち着ける空間でゆっくりと美味しいコーヒーで休憩してみては。中標津エリアにも、おしゃれだけど気兼ねのない、美味しいコーヒーの店がある。
2015年2月、中標津にオープンしたのが「ONUKI COFFEE ROASTERY(オヌキ コーヒー ロースタリー)」。中標津出身の小貫琢(おぬき たく)さんが、奥様のあけみさんとともに、東京からUターンして店を開いた。店に入ると「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」「あ、お久しぶりです!」といった声がかけられる。「もともとコーヒー好きだったこともありますが、みんなが集まれる場所をつくりたいと思ったのが、店を出した理由です。冬の中標津は出かけるところも少ない。そんなときでも、ふらっと寄れる、いつもの場所になればいいなと」。

コーヒー豆 喫茶
ONUKI COFFEE ROASTERY(オヌキ コーヒー ロースタリー) Cafe TRUNK(カフェ トランク) 雨傘(あまがさ)

●各施設データ等に掲載の、根室中標津空港からの車での走行時間は、夏期・好天時の目安です。道路状況等により変動しますのでご了承ください。
●「ひがし北海道2016 エクスプレスバス」情報はコチラ
※年末年始やお盆期間の営業日・営業時間については、各施設にお問い合わせください。

「デイリーブレンド」400円、「カフェラテ」450円、日替りマフィン350円〜(各税込)

「デイリーブレンド」400円、「カフェラテ」450円、日替りお菓子300円〜(各税込)。

コーヒー豆 喫茶 ONUKI COFFEE ROASTERY(オヌキ コーヒー ロースタリー)外観

久々に帰郷すると、昔ながらの店が減り、代わってできていたのは全国チェーンの店舗たち。「故郷が、どこにでもあるようなまちにならないために」と、市街地のど真ん中に、明るくオープンな店舗を建てた。

丁寧に焙煎したコーヒー
「デイリーブレンド」500円〜

丁寧に焙煎したコーヒーは、販売も行う。「デイリーブレンド」500円〜。店頭ではドリップコーヒーで味わえる。

大きなカップに、たっぷりと 思い思いの時間を楽しんでもらうために

琢さんが焙煎から手がけるコーヒーは、オリジナルの「デイリーブレンド」が人気。あけみさんが作る焼菓子とあわせて楽しめる。厳選した豆を使うこと、カフェラテに使うミルクは新鮮な中標津産。しかし、それは琢さんにとって「こだわり」ではなく、ごく当たり前のこと。「いちばんのこだわりは、コーヒーを大きなカップにたっぷり注ぐこと。ゆっくりとしてもらうためには、量も大事な要素だと思うんです」。
市街地の中心部にある、明るいカフェ。「隠れ家」という響きには違和感があるかもしれない。けれど、ここは時間や周囲を気にせず、読書やおしゃべりなど気の向くまま過ごすことのできる空間。ひとりでも通いたくなる店、という点では、実に隠れ家的なのだ。

小貫 琢さん、あけみさんご夫妻
店舗内観

「飲んで美味しい、食べて美味しい、『ちゃんとしたもの』だけを提供したい」という小貫 琢さん、あけみさんご夫妻。店を訪れると、夫妻と看板犬の「松」くんが出迎えてくれる。

4コーヒー豆 喫茶 ONUKI COFFEE ROASTERY(オヌキ コーヒー ロースタリー)

  • ■所在地:標津郡中標津町東5北2-3
    ■TEL:0153-70-4214
    ■営業時間:7:00〜17:00
    ■定休日:月曜、ほか不定休あり

  • ■駐車場:5台
    ■URL:http://www.onukicoffee.com/
    ■根室中標津空港から車で約10分/4.5km

こちらもおススメ

「カフェオレ」500円、「チョコクランチパンケーキ」780円(各税込)
Cafe TRUNK(カフェ トランク)店内写真

「カフェオレ」500円、「チョコクランチパンケーキ」780円(各税込)。ミルクや卵は別海産のものを使用。パンケーキは一見ボリューミーだが、生地とクリームの軽さでペロリといただける。

5Cafe TRUNK(カフェ トランク)

青いエントランスが印象的なカフェ。常時12〜13種揃う自家焙煎コーヒーと、ふわっふわのパンケーキが評判だ。札幌のカフェで技術を身につけた店主の横山直也さんが淹れるのは、「焙煎の味がダイレクトに出る」サイフォン式コーヒー。別海産ミルクを使うカフェオレには、深煎りのマンデリンベースのコーヒーを合わせ、ミルク越しにもコーヒーの香りがしっかり楽しめる。
2013年にオープンした店舗は、「ゆっくりコーヒーを楽しめる場所にしたかった」と横山さん。ゆったりしたカウンター席のほか、2階には小上がり席も用意。落ち着いた空間で、しばし時間の流れを止めてみては。

■所在地:野付郡別海町別海旭町94
■TEL:0153-74-8133
■営業時間:11:00〜17:30
■定休日:木曜
■駐車場:公共P利用
■根室中標津空港から車で約35分/27km

ミルク珈琲」400円(税込)
雨傘(あまがさ)店内写真

「ミルク珈琲」500円(税込)。乳脂肪分が高い標津産牛乳を使い、ほんのり甘味をつけた味わいにほっとする。コーヒー豆は、網走「はぜや珈琲」による雨傘オリジナルブレンドを使用。

6雨傘(あまがさ)

店の隣に駐車されている緑色の「ミニ」が目印になる喫茶店。カットしてすぐの豆をドリップして淹れるオリジナルコーヒーのほか、チャーハンなどの軽食メニューも用意。この地にしては長い営業時間を設け、いつ誰が「雨宿り」に訪れても良いように、準備をしている。長く札幌市内で喫茶店を続けた後、18年前に故郷に「雨傘」を開いたマスターは、まさに「待つ」ことが仕事だという。常連さんのマイカップが増えること。遠方からのお客様が久しぶりにお店に来ること。生涯完成しないドリップの理想の味が訪れること。いろんな「希望」を、ここで静かに待ち続ける。穏やかな語り口のマスターとの会話を楽しみに、今日も雨宿り客が隠れ家をめざす。

■所在地:標津郡標津町川北旭町31-1
■TEL: 0153-85-2190
■営業時間:9:00〜23:00
■定休日:毎月10日、20日、30日
■駐車場:2台
■根室中標津空港から車で約16分/14km

  • 2015年夏秋号
  • 2014-2015冬春号
  • 2014年夏秋号
  • 2013年冬春号
  • 2013年夏秋号

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