ProfileInformationPresent!『人魚の眠る家』原作本(東野圭吾/幻冬舎)とマスコミ用パンフレット(非売品)、映画オリジナルボールペン(非売品)をセットで10名様にプレゼント!にしじま・ひでとし 1971年3月29日生まれ。東京都出身。1994年、『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。映画『ニンゲン合格』(’99)、『Dolls』(’02)、『サヨナライツカ』(’10)、『CUT』(’11)、『劇場版MOZU』(’15)、『散り椿』『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(’18)ほか、ドラマ、CM、ドキュメンタリーなど、幅広いフィールドで活躍。2019年には主演映画『空母いぶき』の公開も控える。応募期間2018年11月1日(木)10:00〜2019年1月10日(木)17:59(日本時間)対象となるお客様ANA SKY SHOP 11-12月号(国際線版)の機内販売商品をご購入いただいたANAマイレージクラブ日本地区会員のお客様。※ANAマイレージクラブ未入会の方は、入会後ご応募いただけます。応募方法ANA SKY WEBキャンペーンページ(www.ana.co.jp/1811mytrip)からご応募ください。ご応募の際、レシート番号(Invoice No.)が必要となります。Ⓒ2018「人魚の眠る家」製作委員会出演者でありながら試写を観て感動の涙が止まりませんでした011 作家・東野圭吾さんのデビュー30周年を記念して執筆され、発売から1カ月で27万部を超えるベストセラーとなった禁断のヒューマンミステリー『人魚の眠る家』が、堤幸彦監督の手により待望の実写化。この作品で西島さんは、篠原涼子さん演じる主人公・薫子の夫・和昌役を演じている。「原作は撮影前に読んだのですが、途中から信じられないような衝撃の展開に。その結果、本当に深い感動に至るという、今まで読んだことがないエンターテインメント作品で、さすが東野さんだなと。もし自分の愛する存在が、眠っているようにしか見えないのに、もう命はありませんと宣告されたら、人は何を選択して、どんなふうに奇跡を起こそうとするのか。そんな答えの出ない問いに対しても、みんなが腑に落ちる形で、きちんと決着をつけているのはすごいと思いましたね」。 IT機器メーカーの2代目社長でもある和昌を演じるにあたり、和昌と同じように父親から引き継いだ会社を、最先端の技術開発に移行することで大きく成長させた人物と面談し、イメージを作りあげていったそうだ。「僕の役は、仕事の内容も家族を救うことにかかわってくるので、会社における2代目社長の立場についても勉強させてもらいました。そのうえで、この映画の原作や脚本の持つ深みに到達するには、もっと高いところにいく演技をしないと、と思っていたんですが、堤監督が『もうちょっと視線を上げてください』とか『そこでもうひと間』といった繊細な動きを指示してくださったことで、自分の中の感情も自然に変わっていきました。監督とは今回初めてご一緒させていただいたんですが、堤さんにしかできない魔法のような演出をされるので、非常に楽しかったですね」。 わが子の悲劇に直面するまでいい夫でも父でもなかった和昌が、子どもを守りたい一心で常軌を逸していく妻に苦悩しながら、家族を社会から守ろうとする姿には「共感できる」と西島さん。「ある状況になったら、家族のことだけを見て、考えて、行動するという想いに至るところも、同じ男として理解できます。和昌に対して薫子が『あなたは泥にまみれない』って怒るシーンでは、僕を含めた男性スタッフが全員、自分が怒られたような気持ちになって、しょんぼりしていた……なんてこともありましたね(笑)」。 完成した作品を初めて観たときは「出演している人間でありながら、感動して涙が止まらない経験をした」そうだ。「クライマックスも泣けましたけど、一番はその後。一度だけ奇跡が起こるシーンですね。篠原さんはじめ共演者の皆さんが、ご自身の人生みたいなものを背負ったまま、役にのめり込んで撮影に向かった結果、観た人の魂を揺さぶるような作品になったのかなと思っています。仕事が忙しい中で男性が見失いがちな、かけがえのないものを改めて発見し、すべてを投げ打って守ろうとする話でもあるので、ぜひ大切な方と一緒に映画館に足を運んで、思う存分、泣いていただけたらと思います」。 忙しい日々の中、国際線の機内は唯一ゆっくりできる場所かも 「できればいろいろなところを旅したいので、(仕事以外で)同じ場所に連続して行くことはあまりないんですよね」。自らの旅のスタイルを、そう語る西島さんだが、イスタンブールにだけは2年連続で訪れたそう。「初めて行ったのは、2012年。(主演作『CUT』がコンペティション部門に出品された)イスタンブール国際映画祭に出席するためでした。4〜5日の滞在中、作品を観てくれた現地の映画俳優や監督、ミュージシャンの方々とたくさん知り合って。トルコの方は日本人に親近感を持ってくださっているのか、一気に親しくなれました」。 そのとき友達になった人々に会うために、1年後、再びイスタンブールへ。10日ほどかけて、プライベートの旅を満喫した。「カッパドキアといった観光名所に行くこともせず、ひたすらのんびり過ごしました。(現地の友人は)ものすごくタフなので、毎日、朝までずっと飲んでるんですよ(笑)。そんな彼らと、おいしいご飯に、たくさん元気をもらえた旅でしたね」。 いまや映画をはじめドラマやCMなどへの出演オファーが絶えない西島さんだけに、その忙しさはいわずもがな。特にここ2〜3年は「海外に行く仕事が、ものすごく多くなった」とか。「ドキュメンタリーの仕事などで、ヨーロッパにも毎年のように行っていて。海外ロケって結構、過酷なんですよね。10日間びっしり、1日も休みなく撮影したり。国内にいても、何本も並行して仕事が入っていたりするので、僕や周りのスタッフにとって国際線の機内は、好きな映画を観たり、お酒を飲んだりしながらゆっくり休める唯一の場所かもしれません。『ANA SKY SHOP』もよく見ています。気になる商品も結構あるんですよね」。 そんな西島さんが、旅先で快適に過ごすために不可欠なのが、普段から着ている“寝間着”。「Tシャツと短パンのセットアップのようなものですけど、ホテルに備え付けのガウンや浴衣だと寝つけなくて。どこに行くときも、自分の寝間着は必ず持っていきます」。 忙しい日々はまだまだ続きそうだが、もし長期の休みが取れたら「いつも一緒に海外ロケに行くメンバーと、ハワイとかのんびりできる場所に行きたい」と西島さん。「みんなからは、また海外ですか? っていわれちゃいそうだけど(笑)、彼らへの慰安も兼ねて、一度くらいは“仕事をしない海外旅行”をしてみたいですね」。『人魚の眠る家』娘の小学校受験が終わり次第、離婚するはずだった播磨薫子(篠原涼子)と夫・和昌(西島秀俊)のもとに、ある日突然、「娘が事故に遭った」との知らせが届く。回復の見込みもなく、眠り続けるわが子を前に、究極の選択を迫られる二人。極限の状況下で、奇跡を信じた彼らが下したある決断は、やがて周囲の人間を巻き込み、運命の歯車を狂わせていく……。11月16日(金)全国公開。
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