
第2回 ANA総合研究所
地域活性化シンポジウムを開催しました!
11月1日、ANA総合研究所主催による「第2回地域活性化シンポジウム」を、羽田空港国際線旅客ターミナル直結のTIAT SKY HALLにて開催しました。
このシンポジウムは、昨年、ANA総合研究所の法人化10周年を機に、地域活性化に向けた事例共有と今後に向けた情報交換を目的に始めたシンポジウムです。
今回は、インバウンドへの取り組みに重点を置いた基調講演や弊社の取り組み等をご紹介し、北は北海道から南は沖縄まで26地域の自治体関係者や企業の皆様など、約150名にご参加していただきました。


シンポジウムのはじめに、The Japan Travel Company株式会社のポール・クリスティ代表取締役社長から、「田舎の資源を活かしたインバウンド観光」をテーマに、ご自身の活動を通して培った外国人への日本の魅力の伝え方や活かし方についてお話いただきました。
続いて、ANA総合研究所の濱田主席研究員から「小型プロペラ機による地方活性化の研究」の発表、稲岡取締役副社長から「交流人口拡大に向けた取り組み~訪日マーケティング~」の講演と、地域活性化に関係した内容について課題や提案などをお話しさせていただきました。


また、当日ご出席いただいた自治体の市長や町長の皆様からもご挨拶いただき、各地域での活動状況や事例などが共有されました。

シンポジウムの最後には、シンポジウム会場である羽田空港国際線旅客ターミナルを管理・運営する東京国際空港ターミナル株式会社の大山常務取締役から、国際線ターミナルを日本各地域の特色をPRする拠点とする取り組みについてお話をいただき、ご出席された自治体関係者の皆様は熱心にメモを取られたり、記録写真を撮影されていました。

また、シンポジウム当日、羽田空港国際線旅客ターミナル内のお祭り広場において、多様な国籍の人々が利用する空港の特性を活かし、通行する館内利用者に簡単な認知度アンケートとPRを実施。
実施した内容は、鹿児島県薩摩川内市、沖縄県沖縄市、高知県四万十市、愛媛県宇和島市、鹿児島県肝付町、宮崎県小林市の計6地域の中で知っている地域をご回答いただき、パンフレットや特産品を渡し地域PRを行うというものです。
アンケートにご協力くださった外国人観光客のお客様からは、「約2週間日本に滞在し、Japan Rail Passで名古屋、大阪、京都、宮島などのゴールデンルートを巡ったが、他の地域も巡ってみたいと思った。今回のアンケートで見た地域は全く知らなかった。」という声をお伺いする事ができました。


ANA総合研究所は、これからも“地域が活性化しその魅力が高まれば、都市圏や海外と各地域との流動を増やすことができる”との考えに基づき、ANAグループが有する「航空」「観光」「ホスピタリティ」「物流」に関するリソースを活用し、日本各地の地域活性化に貢献するために事業を展開してまいります。