ANA HOLDINGS NEWS

ANA

第15-001号
  2015年4月1日

2015年度 ANAグループ入社式 片野坂グループCEO挨拶(概要)
~ 安全を基本に、努力と挑戦でANAグループの更なる成長を目指すために ~

◆ANAグループの安全理念について ~「安全こそが全て」~

 本日入社する新入社員の皆さんには、私達ANAグループ全社にとって、「安全こそが全て」であるということを、深く胸に刻み込んで欲しいと思います。
 「安全は経営の基盤であり社会への責務である。」
 これが、ANAグループの全ての役員・社員が日々仕事に臨むにあたり、忘れてはならない「安全理念」です。まだ皆さんには、安全が損なわれることの怖さ、重大さを実感として捉えることは難しいかもしれません。
 今年度は、過去に全日空が起こした雫石事故から44年目、松山沖事故から49年目、羽田沖墜落事故から50年目になります。「二度と悲惨な事故を起こしてはならない」という固い決意の下、航空事業に携わる全ての関係者が航空機の安全運航のために弛まぬ努力を続けてきました。世界を見渡せば、様々な不安全インシデントが発生していますが、安全を守り続けることは、お客様に安心してご搭乗頂くための、根本となる私達の責務なのです。
 そして、安全は、決して航空事業に携わる社員だけのテーマではありません。ANAグループ各社がそれぞれにお客様に対し、安全、安心を守る必要があります。世の中では、小さなミスや不注意が企業イメージに大きな打撃を与え、会社の命運を左右するような事件もあります。
 皆さんには、安全を守る、お客様に安心してANAグループを選んでいただくことの大切さを、しっかりと胸に刻んで頂きたいと思います。繰り返しますが、「安全こそが全て」なのです。

◆ANAグループの歴史 ~ANAのDNA「努力と挑戦」の先に成長がある~

 今から63年前の1952年、全日空の前身である日本ヘリコプター輸送株式会社が産声を挙げましたが、役職員30名足らず、持っている機材はたった2機のヘリコプターでした。それが今や、航空機250機を使用して1日1000便余りを運航し、従業員3万3000人、売上総額2兆円近いグループへと成長しました。
 この成長はまさに、私達の先輩が常に新しいことに挑戦し、ANAを成長させたいと願い、皆で力を合わせて努力してきた結果です。チャレンジ精神こそがANAグループのDNAなのです。
 1986年に初めて国際定期便を就航させて以降も、1999年に日本で初めてグローバルな航空連合であるスターアライアンスに加盟、2009年に沖縄に貨物ハブ基地を設立、2011年にボーイング787型機で世界初の商業飛行を開始、2012年には日本で初めての本格的LCCであるピーチ・アビエーションが運航を開始するなど、常に新しいことに挑戦してきました。
 2014年には、羽田からアジア、ヨーロッパ、カナダなどへの中・長距離国際線を開設・増便しました。そして、2015年には、成田からヒューストン、クアラルンプールなどの新たな路線を開設します。
 航空事業だけではありません。ANAセールスがH.I.S.社と共同で設立した訪日外国人向けの旅行会社であるHAnaviは、いよいよ本日から営業を開始します。また、全日空商事がシンガポールで人気の和食を中心とする外食事業に出資し、商業施設に和食モールを誘致するなど、ANAグループはアジアの活力を取り込むべく、新しい分野にも積極的に進出していきます。
 先月には、英国のサービス格付け会社SKYTRAX社より、サービスの最高評価である「5スター」を3年連続で受賞しました。「5スター」には、世界中で7つのエアラインしか認定されていません。これもグループ社員が一丸となって、常にお客様に寄り添い、競合他社に負けないサービスを日夜磨いてきた努力の結果と言えるでしょう。
 一方で、ANAグループはこれまでも、様々な困難に直面してきました。この困難には、自然災害や地政学リスクなど、自分達の力ではどうすることもできないものもあります。しかし、どのような環境変化の波が会社を襲っても、私達の先輩は知恵を結集し、全員が力を合わせ、苦難を乗り切ってきました。この不撓不屈の精神、チャレンジ精神こそ、受け継ぐべきANAのDNAなのです。

◆新入社員の皆さんへ ~ANAグループ行動指針「あんしん、あったか、明るく元気!」に向けて~

 私から皆さんに一つ、アドバイスをします。今日からは、皆さんの周りにいる全ての人が私達ANAグループのお客様であると考え、自分から元気に挨拶をしていただきたい。職場の上司や先輩、同僚だけではなく、職場の周辺などでも、自分から周囲に挨拶をしてみましょう。挨拶をした人は、ANAグループの社員ではない方や、これから飛行機に乗るお客様かもしれません。それでもいいのです。元気のある挨拶を受けた人は、その日一日が気分の良いものになるかもしれません。
 また、自分から挨拶をすることで、皆さん自身がより積極的になることができます。多様な人財が集い、活発に議論し、それぞれの個性を尊重し合う、そんなANAグループの「あんしん、あったか、あかるく元気!」の実践を、まずは挨拶から始めてください。

◆最後に ~初心を忘れず、誇りを胸に、ANAグループの推進役となって欲しい~

 ANAグループは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、航空ネットワークを広げていきます。今年1月には、さらにその5年後の2025年に、このように発展、成長していたいという長期戦略構想を発表しました。
 10年後のありたい姿を描いた訳ですが、その推進役はまさしく、今日からANAグループ社員の仲間入りをする皆さんです。10年後、皆さんはANAグループを支えるそれぞれの会社で、後輩を励まし、先輩と大いに議論し、激しさを増すグローバル競争の中で、会社をリードするプロフェッショナルになっていることでしょう。各自が持つ才能・個性は異なりますが、その才能・個性を伸ばして、自己の成長をANAグループの発展、成長に繋げていただきたい。そのためにも、今日、この入社式に臨んだ初心を忘れずに、ANAグループの一員であることの誇りを大切に、まずは小さな一歩から確実に歩き始めていただきたいと思います。

 皆さんの今後の成長、大いに期待をしています。

以上

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2015年度 ANAグループ入社式 片野坂グループCEO挨拶(概要)

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