ANA HOLDINGS NEWS

ANA

第15-004号
2015年4月30日

平成27年3月期決算について

 ANAホールディングスは、本日4月30日(木)、平成27年3月期決算を取りまとめました。詳細は「平成27年3月期決算短信」をご参照ください。

1.平成27年3月期の連結経営成績・連結財政状態
(1)概況
・当期のわが国経済は、個人消費が底堅い動きとなる中で、企業収益に改善の動きが見られる等、景気は緩やかな回復基調が続きました。また、先行きについては、海外景気の下振れ等、景気を下押しするリスクが懸念されるものの、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待されています。
・このような経済情勢の下、航空事業の収益性を高める「コア事業の強化」、戦略的投資等により経営基盤を強固にする「収益ドメインの拡大・多様化」、競争力を強化する「コスト構造改革の進化」を柱とする「2014~16年度 ANAグループ中期経営戦略」を着実に遂行しております。
・羽田空港の国際線発着枠拡大を機に国内外ネットワークの一体化と増強を進め、首都圏デュアルハブモデルの強化を図りました。また、機内や空港におけるサービスを充実させ、お客様利便性の向上と競争力の強化に努めた結果、英国スカイトラックス社より、日本で唯一の顧客満足度で最高評価となる「5スター」エアラインに3年連続で認定されました。
・国際線の事業規模を拡大させた航空事業を中心に需要を着実に取り込んだ結果、売上高は前期を上回りました。事業規模の拡大に連動して営業費用も増加したものの、コスト構造改革を着実に進め、営業利益、経常利益、当期純利益ともに増益となりました。

 これらの結果、平成27年3月期の連結経営成績は、売上高が1兆7,134億円、営業利益は915億円、経常利益は671億円、当期純利益は392億円となりました。なお、当期の配当につきましては、1株につき4円の配当とさせていただきます。

(2)航空事業
①国内線旅客
・7月より普通運賃等を改定したことに加え、各種割引運賃を柔軟に設定したこと等により需要を着実に取り込み、旅客数・収入ともに前期を上回りました。
・7月から伊丹・札幌=青森線を、ウィンターダイヤから羽田=中部線を新規開設したほか、羽田や伊丹発着路線を中心とした増便を行い、ネットワークの充実を図りました。また、需要動向に応じて機動的に機材変更を行う等、需給適合を推進しました。
・各種「旅割」運賃の水準をきめ細かく見直す等、需要喚起に努めました。
・サービス面では、機内販売で「Suica」をはじめとする交通系電子マネーをご利用いただけるようにしたほか、プレミアムクラスのサービスを拡充し、羽田=伊丹・札幌・福岡線で温かいお食事の提供を開始する等、お客様の利便性向上と競争力の強化に努めました。

 以上の結果、国内線旅客収入は82億円の増収(前期比1.2%増)となりました。

②国際線旅客
・事業規模を拡大する中で、長距離路線の需要が好調に推移したことや、中国・アジア路線を中心に旺盛な訪日需要を取り込んだこと等により、旅客数・収入ともに前期を上回りました。
・羽田空港発着枠の拡大に伴い、サマーダイヤから羽田=ロンドン・パリ・ミュンヘン・ハノイ・ジャカルタ・マニラ・バンクーバーの7路線を新規開設したことに加え、羽田=フランクフルト・シンガポール・バンコクの3路線を増便し、アクセス利便性を活かして都心からのビジネス需要や、日本各地との乗り継ぎ需要の取り込みに努めました。また、成田ではサマーダイヤからデュッセルドルフ線を新規開設したほか、運航ダイヤを調整し、北米~アジア間などの国際線接続の利便性を向上させました。
・「ビジ割」「エコ割」等の各種割引運賃を日本発全方面に設定し、需要喚起に努めました。
・サービス面では、羽田空港国際線ラウンジを増設・拡張し、「ANA SUITE LOUNGE」では和食・洋食のフルコースメニューの提供を開始したほか、主な国際線機材の機内エンターテイメントにおいて、日本の航空会社として最多となる300チャンネルを超える番組を、多言語でお楽しみいただけるようにする等、フルサービスキャリアとしての競争力強化に努めました。

 以上の結果、国際線旅客収入は729億円の増収(前期比18.5%増)となりました。

③貨物
・国内線貨物は、競争が激化する中で宅配貨物需要や羽田発着国際線との接続貨物需要を取り込んだこと等により、輸送重量は前期を下回ったものの、収入は前期を上回りました。
・国際線貨物は、日本発北米・アジア向け自動車関連部品等の貨物が好調であったことに加え、アジア・欧州発日本向け貨物や、アジア・中国発欧米向け三国間輸送貨物等の旺盛な需要を取り込みました。また、沖縄貨物ハブを活用し、アジア域内の三国間輸送貨物やエクスプレス貨物を取り込みました。これらにより、輸送重量・収入ともに前期を上回りました。
・貨物専用機を1機追加導入して10機体制とし、貨物便ネットワークの充実を図ったほか、12月より日欧間においてルフトハンザカーゴAGとの貨物共同事業を開始しました。

 以上の結果、国内線貨物収入は4億円の増収(前期比1.5%増)、国際線貨物収入は200億円の増収(前期比19.1%増)となりました。

④その他
・マイレージ附帯収入やバニラ・エア(株)の収入、機内販売収入、整備受託収入等を含む航空事業におけるその他の収入は、1,659億円(前期比11.9%増)となりました。
・バニラ・エア(株)では、7月から成田=奄美大島線、11月から成田=香港線、本年2月から成田=高雄線を新規開設したほか、スマートフォンで航空券の予約ができるようにする等利便性の向上を図ったほか、認知度向上のために他業種との共同キャンペーンを継続的に展開した結果、当期における輸送実績は、旅客数は1,141千人、利用率は80.3%となりました。
(3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
・航空関連事業においては、羽田空港や関西空港、那覇空港における空港地上支援業務について、外国航空会社からの受託が増えたこと等により、当期の売上高は2,237億円(前期比18.0%増)、営業利益は90億円(前期比228.7%増)となりました。
・旅行事業においては、国内旅行では、ダイナミックパッケージ商品の一部を7月より営業開始した(株)ANAじゃらんパックで取り扱うこととしたこと等から、売上高は前期を下回りました。海外旅行では、羽田発着路線の拡大に伴い主力商品「ANAハローツアー」を拡充し、日本各地発の需要を取り込みました。訪日旅行では、台湾・香港等からの堅調な需要を取り込み、取扱高は過去最高となりました。以上により、当期の売上高は1,690億円(前期比2.5%減)となりましたが、コスト削減等に努めた結果、営業利益は45億円(前期比3.1%増)となりました。
・商社事業においては、訪日外国人の増加等に伴い空港免税店や空港物販店の販売が好調であったこと、航空・電子部門で半導体関連の受注が好調であったこと等により、当期の売上高は1,270億円(前期比15.2%増)、営業利益は40億円(前期比22.6%増)となりました。
・その他については、ビルメンテナンス事業の好調等により、当期の売上高は325億円(前期比8.2%増)、営業利益は16億円(前期比18.8%増)となりました。
   
(4)連結財政状態

   
(5)連結キャッシュ・フロー
   

2.平成28年3月期の見通し
・今後のわが国の経済見通しにつきましては、海外景気の下振れ等、景気を下押しするリスクが懸念されるものの、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待されています。
・このような状況下、「2014~16年度 ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を確実に遂行し、「世界のリーディングエアライングループを目指す」という経営ビジョンの実現に向け、最適な事業ポートフォリオの構築とコスト構造改革に継続して取り組むことにより、グループ収益の最大化を目指してまいります。
・収益基盤であるフルサービスキャリア事業においては、国内線では需給適合の強化により収益性を確保しつつ、国際線では首都圏デュアルハブモデルを進化させ、ネットワークのさらなる拡充を図るとともに、海外における販売力を強化してまいります。

 これらの結果、平成28年3月期の連結業績見通しは以下の通りとなります。なお、配当につきましては、1株につき5円を予定しております。

以上

添付資料:

平成27年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

(印刷をされる方はこちらをご利用ください)

平成27年3月期決算について

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