ANA HOLDINGS NEWS

ANA

第15-010号
2015年7月29日

平成28年3月期 第1四半期決算について

 ANAホールディングスは、本日7月29日(水)、平成28年3月期 第1四半期決算を取りまとめました。詳細は「平成28年3月期 第1四半期決算短信」をご参照ください。

1.平成28年3月期 第1四半期の連結経営成績・連結財政状態
(1)概況
・当第1四半期のわが国経済は、設備投資の持ち直しの動きや、個人消費に持ち直しの兆しが見られる等、緩やかな回復基調が続きました。また、先行きについては、海外景気の下振れ等、景気を下押しするリスクがあるものの、各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待されています。
・前期は、羽田空港の国際線発着枠の拡大を機に羽田における国際線を充実させ、内際ネットワークの連携を強化しました。当期は、成田の国際線ネットワークの拡充を進め、国際ハブ空港としての機能強化を図る等、首都圏デュアルハブモデルの進化に取り組んでいます。
・英国ロンドンに拠点を置く航空産業の格付け会社であるスカイトラックス社より、当社グループは日本で唯一の顧客満足度の最高評価「5スター」エアラインに3年連続で認定されたことに加え、「空港サービス全般」と「アジアを拠点とする航空会社の空港スタッフと客室乗務員によるお客様へのサービス品質」の2部門においても世界で最も優秀な航空会社に選ばれました。
・国際線事業を中心にグローバル需要を着実に取り込んだこと等により、売上高は前年同期を上回りました。事業規模の拡大に連動して営業費用も増加しましたが、コスト構造改革を着実に進め、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに増益となりました。

 これらの結果、当第1四半期の連結経営成績は売上高が4,138億円、営業利益は167億円、経常利益は159億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は83億円となりました。

(2)航空事業
①国内線旅客
・北陸新幹線開業に伴う競争環境の変化等により、旅客数は前年同期を下回りましたが、需要動向に応じて各種運賃を柔軟に設定する等、増収に努め、収入は前年同期を上回りました。
・伊丹空港において低騒音ジェット機での発着が可能となる「低騒音機枠」を活用し、サマーダイヤから伊丹=函館線を再開する等、ネットワークの充実によるお客様の利便性向上を図りました。また、北陸新幹線の開業に伴う競争環境の変化に対応し、羽田=富山・小松線の機材を小型化して利用率を改善する等、需給適合を推進しました。
・各種「旅割」運賃の水準をきめ細かく見直す等、需要喚起に努めました。
・サービス面では、プレミアムクラスにおいて提供している温かいお食事の提供路線を6月より3路線から6路線に拡大する等、競争力の強化に努めました。

 結果として、国内線旅客収入は39億円の増収(前年同期比2.7%増)となりました。

②国際線旅客
・ビジネス需要が堅調に推移したことに加え、全方面において旺盛な訪日需要を積極的に取り込んだこと等により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
・6月より成田=ヒューストン線を新規開設し、米国南部や中南米へのアクセス利便性を活かしてビジネス需要の取り込みを図ったほか、成田=シンガポール線を増便し、北米~アジア間における乗り継ぎ利便性の向上を図りました。
・海外において、ANAブランドとともに日本の魅力を伝えるプロモーションに継続して取り組み、需要喚起に努めました。また、全米女子ゴルフツアーLPGAメジャー第1戦の冠スポンサーとなり、トーナメント名称を「ANA INSPIRATION」とリニューアルしたほか、LPGAの公式エアラインとなる等、グローバルな知名度の向上に努めました。
・サービス面では、5月より、一部機材においてニュースやスポーツ番組をリアルタイムでご覧いただける「SKY LIVE TV」を開始する等、フルサービスキャリアとしての競争力強化に努めました。

 結果として、国際線旅客収入は100億円の増収(前年同期比9.2%増)となりました。

③貨物
・国内線貨物は、4月より新たな販売システムを導入し、リアルタイムでスペース情報の提供を可能とする等、販売体制の強化に努めましたが、台風等の天候不良の影響により北海道・沖縄発を中心とした生鮮貨物が減少したことに加え、円安の影響により国際線から転送される貨物が減少したこと等から、輸送重量・収入ともに前年同期を下回りました。
・国際線貨物は、米国発アジア向け生鮮貨物等の堅調な三国間輸送貨物の取り込みに努めましたが、日本発中国・アジア向け貨物や、円安の影響を受けた日本向け貨物需要が伸び悩んだこと等により、輸送重量・収入ともに前年同期を下回りました。

 結果として、国内線貨物収入は4億円の減収(前年同期比5.4%減)、国際線貨物収入は 4億円の減収(前年同期比1.6%減)となりました。

④その他
・マイレージ附帯収入やバニラ・エア(株)の収入、整備受託収入等で構成される航空事業におけるその他の収入は、467億円(前年同期比22.1%増)となりました。
・バニラ・エア(株)では、4月にオープンした成田空港第3ターミナルで営業を開始したほか、航空券販売開始時期の早期化や一部旅行会社での航空券販売の開始等により、需要の取り込みに努めました。また、スマートフォンで旅行保険の取扱いを開始する等、利便性の向上を図りました。当第1四半期における輸送実績は、旅客数は392千人(前年同期比98.0%増)、利用率は83.8%(前年同期差24.1ポイント増)となりました。
(3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
・航空関連事業においては、関西空港や羽田空港での空港地上支援業務の受託増等により、当第1四半期の売上高は578億円(前年同期比7.9%増)となりましたが、生産規模に連動した費用が増加したこと等から、営業利益は19億円(前年同期比30.8%減)となりました。
・旅行事業においては、国内旅行では、主力商品の「ANAスカイホリデー」が関西・沖縄方面を中心に好調に推移したこと等により、売上高は前年同期を上回りました。海外旅行では、主力商品の「ANAハローツアー」が欧州におけるテロや韓国におけるMERS感染拡大等の影響を受け、売上高は前年同期を下回りました。なお、旺盛な訪日旅行需要を着実に取り込んだため、訪日旅行の取扱高は前年同期を上回りました。これらの結果、当第1四半期の売上高は363億円(前年同期比1.1%減)、営業利益は5億円(前年同期比28.6%減)となりました。
・商社事業においては、リテール部門や航空・電子部門の売上が好調に推移したこと等により、当第1四半期の売上高は352億円(前年同期比17.3%増)、営業利益は14億円(前年同期比164.3%増)となりました。
・その他については、保守管理事業が好調に推移をしたこと等により、当第1四半期の売上高は79億円(前年同期比5.9%増)、営業利益は3億円(前年同期比91.6%増)となりました。
(4)連結財政状態

(5)連結キャッシュ・フロー

2.平成28年3月期の見通し
・今後のわが国の経済は、各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復していくことが期待されております。一方で、当社グループを取り巻く環境は、海外景気の下振れ等の各種リスクに加え、国内外でのさらなる競争激化も予想されます。
・このような状況下、「2014~16年度 ANAグループ中期経営戦略ローリングプラン」を確実に遂行し、「お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指す」という経営ビジョンの実現に向け、最適な事業ポートフォリオの構築とコスト構造改革に継続して取り組むことにより、グループ経営基盤の強化と収益の最大化を目指してまいります。
・収益基盤であるフルサービスキャリア事業においては、国内線では需給適合を強化して収益性の堅持を図りつつ、国際線では拡大するグローバルな渡航需要を着実に取り込むためにネットワークの拡充を進め、首都圏デュアルハブモデルをさらに進化させてまいります。

 以上により、4月30日に発表いたしました平成28年3月期の連結業績見通しの見直しは行いません。

以上

添付資料:

平成28年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

(印刷をされる方はこちらをご利用ください)

平成28年3月期 第1四半期決算について

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