第18‐008号
2018年5月11日

退役機を1機丸ごと整備訓練専用の機材へと活用

~整備品質向上を目指して今夏より訓練に投入~


 ANAは、退役したボーイング737-500型機を、整備士養成のための訓練専用機材として活用することで、整備品質の向上を目指し、航空運送事業の基盤である安全性をさらに高めていきます。
 退役した大型ジェット旅客機を1機丸ごと整備訓練専用の機材として使用することは、ANAとしては初めての試みとなります。ANAでは、訓練に使用する機材としての必要な準備を行った後、2018年7月より整備訓練に投入予定です。

 ANAではこれまで、技術系の新入社員に対し、航空機のシステム・整備方法を学ぶ講義や、航空機の一部を模したモックアップ(模型)を用いて整備作業の基礎を学ぶ訓練を行った後に、格納庫内での集合訓練にて、実機に対する整備の実技経験を積む訓練を行ってきました。このような訓練体系では、実機での様々な整備業務に触れ、実技経験を習得するまでにかなりの時間を要していました。
 今後の航空運送事業の拡大に伴い、保有航空機も増加していく中で、早い時期から技術系の新入社員に対して、訓練専用機を使用した実技経験を積む機会を多数確保し、運航機材の生産や稼働に影響を及ぼさない効率的なタイミングで多くの経験を積むことにより、ANAの航空機の整備品質のさらなる向上を図ります。

 退役機を1機丸ごと整備訓練専用の機材とすることで、下記の点において、今まで以上に効果的かつ効率的な整備訓練の実現が可能となります。

  • ・従来の訓練体系では実施が困難であった、実機に対する様々な整備作業の経験が可能。
  • ・実機では経験することのできない「失敗」を早い時期から経験させることができる。
  • ・訓練生の空き時間などに、訓練専用機を使用した知識の現物確認が可能。
  • ・モックアップ(模型)に代わり訓練専用機を用いることで、より多くの新入社員が同時に実技訓練を実施でき、効率的な訓練が可能。

 ANAはこれからも、経営の基盤である安全の堅持に取り組み、さらなる品質の向上に努め、世界のお客様に安全で快適な空の旅を提供するエアライングループを目指します。

以上

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