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バラマキもご褒美コスメも!
ニューヨーク発の話題のスキンケアコスメはこれ!

FEATURES - NEWYORK

ファッション、アート、カルチャー。どれをとっても最先端をひた走るニューヨークですが、コスメも然り。美に対するニューヨーカーの意識の高さは相当なものです。ですが、実際に街を歩いていると、カラフルなメイクアップコスメよりもどちらかというと基礎化粧品にこだわる店が多いことに気づきます。ニューヨークで人気のコスメショップのルーツが実は薬局にあるというのも、美と健康を密接なものとして捉えるニューヨーカーの意識に関係しているのかもしれません。今回はニューヨーク発の新旧人気コスメショップをご紹介します。

Text by
Naoko Sumita
Photo by
Masashi Yoshikawa

日本でも人気のキールズ。一号店は創業当時のコンセプトを今も継承

近年、アポセカリーという言葉を耳にしますが、日本でその言葉を広めるきっかけとなったのがKIEHL’S(キールズ)と言っても過言ではないでしょう。アポセカリーとは調剤薬局のこと。キールズは今から160年以上前に、イーストビレッジで小さな薬局として誕生しました。当時は世界から集めた薬草やスパイスなどを調合し、薬やお茶として販売。その品質の高さと的確な調合技術が徐々に信頼を得て、ニューヨーカーのライフスタイルに欠かせない存在となりました。いかに人々に愛されていたかは、アメリカの歴史を語る様々なアイテムを展示する「スミソニアン博物館」にキールズの製品が収蔵されていることからも分かります。

キールズはその後も独創的なチャレンジを続け、1930年代の大恐慌のさなかには放射線を浴びた肌のためのアロエベラクリームを開発、50年代にはまだ一般的ではなかった男性用の化粧品の販売を開始しました。男性が入りやすいように、オートバイやスポーツカーを展示するというアイディアも当時としてはとても斬新でした。60年代には、これも現在では一般的となった「Try before you buy(買う前に試してみて)」を発案。まずはサンプルで試してみて、納得いったら購入してもらうというシステムを導入しました。

現在は世界30ヵ国以上に店舗を持ち、マンハッタンだけでも30店舗ほどあるキールズですが、ぜひイーストビレッジにある一号店に行ってみることをおすすめします。

一号店の外観。キールズの歴史はここから始まった
一号店の外観。キールズの歴史はここから始まった

スキンケア、ヘアケア、フレグランスなど全てのラインが揃うほか、メンズラインも充実。当時と同様にバイクが置かれ、男性でも入りやすい雰囲気になっています。

一号店のメンズラインはキールズ随一の品揃え。男性1人客も多い
一号店のメンズラインはキールズ随一の品揃え。男性1人客も多い

キールズが愛された理由のひとつに、それぞれに応じたスキンケアをカウンセリングを元に提供するというスタイルがあります。そのコンセプトを継承した専用のカウンターも健在です。

カウンセリングカウンター。それぞれに応じたスキンケアをアドバイスしてくれる
カウンセリングカウンター。それぞれに応じたスキンケアをアドバイスしてくれる

アイテムによって異なりますが、全体的な価格としては日本で買うより2割程度安いという感じ。自分用にフルラインで手に入れるチャンスです。

男性の方は、女性へのお土産で困ったら「キールズリップバーム」を買えば間違いありません。

キールズリップバーム

のびがよくて保湿効果の高いリップバームは誰にあげても喜ばれます。日本で買うと1000円ですが、現地では7ドル。無香料のほか、クランベリーやミントなどのフレーバーもあります。

Kiehl’s flagship
住所:109 3rd Ave, New York
電話:212-677-3171
時間:月~土:10:00~21:00(日曜は11:00~19:00)
休み:なし
URL:http://www.kiehls.com/

これは買い!シー・オー・ビゲロウの人気商品は日本価格の3分の1!

続いてご紹介するのはC.O.BIGELOW(シー・オー・ビゲロウ)。こちらはアメリカ最古のアポセカリーと言われています。創業は1838年。グリニッジ・ビレッジでDr.ハンターが創業した薬局を、1880年にBigelowが受け継ぎ、名前をC.O.Bigelowと改めました。顧客には、あのトーマス・エジソンやセオドア・ルーズベルトが名を連ねたそう。

ドラッグストアということを強調するC.O.BIGELOWの外観
ドラッグストアということを強調するC.O.BIGELOWの外観

こちらはキールズと違い、オリジナルブランドの商品以外にも薬や生活雑貨を販売。手前にはシャンプーや洗剤、ヘアゴムなどのアクセサリーなど、奥には処方箋のスペースがあり、まさに昔のままの薬局というおもむきです。

創業当時の雰囲気の残るクラシカルな店内
創業当時の雰囲気の残るクラシカルな店内

さて、C.O.BIGELOWで手に入れるべき商品がこれ「ROSE SALVE(ローズサーブ)」です。バラの保湿成分をたっぷり含む保湿バームで、リップ以外にも肘、膝、かかと、毛先など乾燥の気になるところに使える万能クリームです。

人気ナンバーワンのローズサーブ。ニューヨークではお手頃価格
人気ナンバーワンのローズサーブ。ニューヨークではお手頃価格

レトロな缶もまた良し。実は最近阪急梅田にオフィシャルの店舗ができたのですが、なんと日本では1600円!ニューヨークで買えば5.5ドルなので3分の1の価格で手に入ります。見た目はかわいく機能的にも優れているので喜ばれること間違いなし!

チューブタイプのリップバームは20種類近くある
チューブタイプのリップバームは20種類近くある

その他、チューブタイプのリップバームも種類豊富で、こちらは7~9ドル。かさばらないので、おみやげにぴったりです。

C.O.BIGELOW
住所:414 6th Ave, New York
電話:212-533-2700
時間:7:30~21:00(土曜は8:30~19:00、日曜は8:30~17:30)
URL:http://www.bigelowchemists.com/

自分へのご褒美コスメはこれ!ブルックリン生まれのナチュラルコスメ
ブルックリン・ハーボリウム

最後にご紹介するのはオーガニックコスメBrooklyn Herborium(ブルックリン・ハーボリウム)です。
お店があるのはブルックリンの住宅街。決してアクセスはよくありませんが、100%オーガニック、植物由来のコスメを求めて遠方はるばる訪れる人が後を絶ちません。

木のぬくもり溢れる小ぢんまりとした店内
木のぬくもり溢れる小ぢんまりとした店内

オーナーの1人で、元エステティシャンのエマは、当時自分の求めていたコスメが世の中のどこにもない!という不満を抱えていたそう。そこで2008年、共同経営者のモリーとともに、兼ねてから注目していた植物療法を用い自分でコスメを開発しました。

ブルックリンでナチュラルライフを実践中のエマ
ブルックリンでナチュラルライフを実践中のエマ

最初はエステを受けにくる顧客だけに提供していましたが、家庭でもセルフケアがしたいという要望が増え、2013年、ブルックリンにショップをオープンしました。
実はエマもモリーも小さな子供を持つお母さん。妊娠中のママや、子供でも安心して使えるということにもこだわっており、妊婦さんや子育て中のママからも支持を集めています。

製品は必要な量だけ手作りするためいつも新鮮
製品は必要な量だけ手作りするためいつも新鮮

小さなお店には、保湿効果の高いメイクアップリムーバーから、オーツ麦を使用したクレンザー、ミネラルと良質なエッセンシャルオイルをたっぷり含んだミストまで基礎化粧品が並びます。エマに相談しながら自分の肌に合った物を選びましょう。

月をモチーフにしたパッケージも素敵
月をモチーフにしたパッケージも素敵

ミネラルミスト34ドル~。オーツ麦のクレンザー32ドル~。オーガニックのハーブから作られたオリジナルブレンドのハーブティーも人気です。店舗ではエステの施術室もあり、ニューヨークのナチュラリストに愛されるエステを体験することも可能です。

Brooklyn Herborium
ブルックリン・ハーボリウム
住所:275 Colombia Street,Brooklyn
電話:347-689-4102
時間:12:00〜17:00(土曜は10:00〜18:00、日曜は13:00〜18:00)
URL:https://brooklynherborium.com/
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