自然を感じられる体験や、リラックスできるスポット などをご紹介します。
Photo by Natsuki Endou
鳥取県は東西に長く、2つの空港が利用できます。
花景色/癒しグルメ
山あいの小さな町「智頭町(ちずちょう)」では豊かな森や歴史、文化を守り、里山の景観を残し、心癒される「古き良き町」として多くの観光客が訪れています。町内にはおしゃれなカフェやお食事処がありますが、その中でも全国からこのお店を目指して訪れる「みたき園」と「タルマーリー」をご紹介します。
そのほかにもたくさん!
鳥取市街から車で30分ほどの鳥取市鹿野町は、古くは城下町として栄え、昔ながらの町並みが今も残ります。鹿野城跡公園は戦国時代にこの地を治めた亀井玆矩(かめい これのり)公の居城跡で、天守などの建物はありませんが、内堀、外堀、石垣が今も当時の面影を留めています。春には約500本のソメイヨシノが咲き誇り、一面を桜色に染めあげるさまは圧巻です。毎年3月中旬から4月中旬に開かれる「鹿野桜まつり」では、夜になるとライトアップされた桜がお堀の水面に映り、その幻想的な美しさは言葉を失うほどで、散りゆく花びらが水面に浮かぶ様子もまた、情緒たっぷりです。その美しさを写真に収めようと、桜の季節には多くの写真愛好家が訪れる、県内有数の桜の名所です。
住所:
鳥取県鳥取市鹿野町鹿野
アクセス:
JR鳥取駅から車で約30分
JR浜村駅から路線バス「鹿野町総合支所前」下車 徒歩約10分
鳥取市の中心市街地を流れる袋川。若桜橋上流から湯所橋までの土手沿い約2kmにわたって遊歩道が整備され、春になれば桜並木のトンネルが市民を楽しませます。3月末~4月上旬は夜になるとボンボリが灯され、ほのかな明かりにソメイヨシノの薄ピンク色が照らし出された夜桜も見ものです。同じ時期に菜の花の黄色い絨毯が土手に広がり、ピンクと黄色の可憐なコントラストも必見。春は桜、初夏は新緑がまぶしく、秋はススキと紅葉、冬は雪景色と四季折々の表情を楽しめることも袋川の魅力です。
鳥取駅から近く、地元民をはじめとする大勢の人に愛されている桜の名所です。
住所:
鳥取県鳥取市元町~材木町(若桜橋~湯所橋)周辺
アクセス:
JR鳥取駅から徒歩約10分
倉吉のシンボルとして市民に愛される打吹山。そのふもとに明治37年、当時の皇太子で後の大正天皇が山陰地方を行幸された際に整備されたのが打吹公園です。「日本さくら名所100選」にも選ばれた山陰有数の桜の名所で、春になるとソメイヨシノをはじめとする多種多様の桜や、色とりどりのツツジが園内を彩り、多くの観光客で賑わいます。桜の開花時期に合わせて夜間のライトアップがあり、園内の羽衣池に映る夜桜は昼間とは違った幻想的な情緒がたっぷりです。また「日本の都市公園100選」「森林浴の森100選」などにも選ばれており、園内のミニ動物園や博物館、総合運動場、ハイキングなど1年を通じて楽しむことができます。
住所:
鳥取県倉吉市仲ノ町
アクセス:
JR倉吉駅より路線バス約15分「市役所・打吹公園入口」または「赤瓦・白壁土蔵群」下車
湯梨浜町原産で東郷地域特産の梅「野花豊後」が咲き誇り、山陰屈指の梅の名所として知られる湯梨浜町の野花梅渓。現在、約2000本もの梅の木が植えられており、寒さの残る山陰の3月に、甘くやわらかな香りとともに春の訪れを告げてくれます。魅力はそのロケーションで、梅林の高台からは、薄ピンク色の梅の花とともに県中部を代表する景勝地である東郷池を見渡せ、その先に春の日本海が広がります。見ごろは3月上旬~下旬頃まで。野花豊後は他の梅と比べて開花期が遅く、肉厚で大玉な実がつくことが特徴で、梅酒や梅ジュースなどの加工品も人気です。
住所:
鳥取県湯梨浜町野花
アクセス:
JR松崎駅から徒歩15分
山陰自動車道はわいICから車で約15分
※散策にはツアープランへの参加が必須となります。
URL(湯梨浜町観光協会):
中国地方最高峰の大山(だいせん)と日本海に挟まれ、豊かな自然に恵まれる伯耆町。3月~5月初旬になると、大山の裾野に鮮やかな黄色い菜の花の絨毯が出現します。これは水田や畑を活用した景観形成の取組によって近年生まれたばかりの菜の花畑で、添谷展望駐車場そばとアクセスもしやすく、春の大山の景色を楽しめると人気を集めています。菜の花畑のバックには大山南壁がそびえ、さらに米子市の町並みや日本海、出雲地方の山々まで見渡す大パノラマが広がります。また、満天の星空の下に広がる菜の花畑も美しく、昼間とは違った幻想的な景色を楽しめます。
住所:
鳥取県西伯郡伯耆町福兼(添谷展望駐車場)
アクセス:
米子自動車道溝口ICから車で約7分
日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」は、中国地方最高峰の大山を背景に、四季折々の花が園内を彩ります。春はチューリップやアイスランドポピー、初夏はバラやユリ、夏はマリーゴールドやヒマワリ、秋はコスモスやサルビア、冬はビオラ、パンジーなどの季節の花々が、総面積50haの広大な園内を覆います。敷地中央には直径50m、高さ21mのドーム型ガラス温室があり、熱帯・亜熱帯の植物が生い茂る中に咲き誇る500株以上の洋ランが見もの。メインフラワーのユリは希少種や国内の原種なども栽培し、年間を通じて可憐な花と芳しい香りを楽しむことができます。季節ごとにさまざまなイベントも開催され、子どもから大人まで楽しめる花の楽園です。
住所:
鳥取県西伯郡南部町鶴田110
アクセス:
米子自動車道溝口ICより約10分、米子ICより約20分
米子駅より無料シャトルバルで25分
URL(とっとり花回廊):
輪光院は、国宝・投入堂で知られる三徳山三佛寺を本院とした3院のひとつ。三佛寺境内にある宿坊で、宿泊客以外でも昼食の精進料理をいただくことができます(要予約)。歴史を感じる重厚な山門には厄除けの大きな念珠が掛けられ、門をくぐると可愛らしいお地蔵様たちが出迎えてくれます。かつては鳥取藩主の食事処にもなったお寺であり、お料理は三徳山の水でつくられた自家製の「三徳豆腐」や山菜の天ぷら、わさび漬けや炊き込みごはんなどが並び、品数が豊富なだけでなく彩りも華やか。季節によってお料理の内容も変化し、地元で採れた季節の山の幸をたっぷりと味わうことができます。また、丁寧に手入れされた日本庭園も見ものです。
住所:
鳥取県東伯郡三朝町三徳1017
アクセス:
JR倉吉駅から車で約25分、
JR倉吉駅から路線バスで約35分、「三徳山参道入り口」下車
古くは「神坐(いま)す山」と呼ばれた大山は、最盛期に3000人もの僧兵を抱えた大山寺の僧侶たちの修業の場でもありました。仏教の教えで肉食を禁じられていた修行僧が、貴重なたんぱく源として愛したのがお豆腐です。その食文化にちなんで2018年、大山に豆腐・豆乳ブランド「SOY:E(ソイエ)」が誕生しました。「豪円とうふ」はブランドの看板商品。大山寺参道の日帰り温泉施設「豪円湯院」が敷地内の豆腐・豆乳工房で製造し、出来立てを店先で販売しています。上質な鳥取県産大豆と、地下1200mから汲み上げた酸化還元電位が非常に低い温泉の源泉水を使い、昔ながらの製法にこだわってまろやかで風味豊かに仕上げました。濃厚な絶品豆腐をぜひ堪能してください。
住所:
鳥取県西伯郡大山町大山25
アクセス:
米子道米子ICより県道24号線(大山観光道路)経由、博労座駐車場まで約15分。駐車場から徒歩5分
URL(豪円湯院):