函館から車で約70分。道南の日本海側に位置する厚沢部町は、気候風土に恵まれ、古くから農業が盛んな地。1925(大正14)年には、北海道・桧山農事試作場(厚沢部)でメークインが初めて試作されたことから、日本の「メークイン発祥の地」としても有名である。また、ヒバの北限、トドマツの南限の地としても知られ、町全体、緑がとても豊か。函館から車を走らせていくと、周囲を山々に囲まれ、野菜畑が連なるのどかな光景に心癒されながらドライブが楽しめるのも魅力。秋には多くの農産物が収穫期を迎え、実りのまちとして豊かな恵みでも旅人を楽しませてくれる。
9:50 函館発 → 11:00 「カレーとコーヒーの店 カンペシーノ」→ 12:00 「うずら温泉」→ 14:00「滝野庵」
→ 15:00「道の駅 あっさぶ」
■函館市から厚沢部町までのアクセス
- [クルマで]国道227号(大野国道)を江差方面へ。函館市街地より約70分
- [公共交通機関で]函館駅からバスで約90分(函館バスセンター発「江差」行き)
2012年にオープン、店主手作りの山小屋風の建物がオシャレなカレーとコーヒーの店。野菜など、できる限り厚沢部産の食材にこだわったインド風スパイスカレーとタンドール窯で焼き上げた道産小麦のナンが楽しめるほか、ドリンクだけでの利用も可。解体された厚沢部高校から移設した階段や地元陶芸家の七尾佳洋さんが作った食器など、店内には厚沢部の魅力がいっぱい。オススメの「野菜カレー(ナンまたはライス付き)」700円と「コーヒー」400円でのんびりくつろいで。


- 住所:檜山郡厚沢部町鶉838
- TEL:0139-56-1089
- 営業時間:11:00〜15:00
- 定休日:月曜
- 駐車場:10台
- 住所:檜山郡厚沢部町鶉町853
- TEL:0139-65-6366
- 営業時間:日帰り入浴11:00〜21:00、 レストラン11:30〜14:00、17:00〜21:00(LO20:30)
- 定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休)
- 料金:日帰り入浴大人400円、素泊まり4,800円
- 駐車場:30台
のどかな田園地帯に建つ温泉宿泊施設。泉質は冷え性などによいと言われているアルカリ単純泉。バスタオルやフェイスタオル、シャンプーがセットになった手ぶらセット200円もあるので、気軽に日帰り入浴が楽しめる。館内には厚沢部産の野菜や檜山産の魚介で作る広東料理が味わえる「中国レストラン彩風塘(さいふうとう)」も。写真はコースの一品として味わえる「芝エビとコーンのXO醤炒め」(単品1,200円)。


築120年ほど経つ古民家を改装した趣きある店内で、厚沢部産のそば粉を使った手打ちそばが楽しめる。そばつゆはカツオ節やサバ節などでとったダシに、2ヶ月熟成したかえしを合わせた、昔から伝わる厚沢部の味。一番人気は「天丼セット(もりそばorかけそば)」945円。大エビ2本のほか、カボチャやマイタケなど、厚沢部産の野菜天ぷらが美味しいと評判。ボリューム感も満足。


- 住所:檜山郡厚沢部町滝野517-1
- TEL:0139-67-2126
- 営業時間:11:00〜15:00(そばが無くなり次第終了)
- 定休日:なし
- 駐車場:10台
- 住所:檜山郡厚沢部町緑町72-1
- TEL:0139-64-3738
- 営業時間:8:30〜18:00(11〜4月は9:00〜17:00)
- 定休日:年末年始、11月頃2日間の休館日あり
- 駐車場:80台
地元のヒバ材を使って建てられた道の駅。野菜や特産品の直売コーナーが以前より広くなり、屋内に休憩スペースを設けるなど現在改装中で、9月末にはリニューアルオープン。直売所には地元農家の新鮮野菜やメークインをはじめ、町の特産品がズラリ。地方発送することもできるので、気軽に買い物が楽しめる。無添加の牛乳ソフト250円〜など、テイクアウトグルメも充実している。

