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道南の食卓

函館の「はこだて恋いちご」

函館市中心部から車で約1時間。眼前には津軽海峡が広がり、背後には活火山・恵山がそびえ立つ風光明媚な場所に、大きなビニールハウスが4棟立っている。リュドフレイズが栽培する「はこだて恋いちご」は、一年を通して栽培可能な四季なりイチゴ。夏は降り注ぐ太陽の光を、冬は活火山がもたらす温泉熱を利用し、ハウス内は常に24℃ほどに保たれている。温泉は隣接している恵山市民センターの余剰排湯を利用しているので、環境にとても優しく、コストの削減にもつながっている。
朝に収穫されたイチゴは選別された後、出荷される。その後、念入りに6万弱ある株の手入れが行われる。枯れ葉を取ったり、元気のない花芽を摘んだり、小さな作業の積み重ねにより大粒でツヤツヤとしたイチゴが育まれるのだ。「今シーズンはA級品のイチゴが多く収穫されました。これは丁寧に作業をしたスタッフのみんなの力かな」と、所長の中村公一さん。また、ハウス内ではイチゴをペーストにする作業も手作業で行われており、「一つひとつ手でつぶしているから大変ですが、スイーツショップなどでとても喜ばれているんですよ」と、販売促進室室長の二本柳晴可さん。今年は定植して6シーズン目を迎える。

函館(恵山地区)
ハウス内のイメージ画像

2段で高設栽培されている、
イチゴ棚の下には、温泉を通す黒いパイプが通っていて、冬場はこの熱でハウス内の温度をキープしている。

はこだて恋いちごイメージ

夏でも糖度が高い「はこだて恋いちご」は、大きさや形はもちろん、食感や酸味とのバランスがよい品種。ただ、収穫後に発色がストップしてしまう品種のため、熟れ具合とのバランスで収穫時期の見極めが難しい。

リュドフレイズ株式会社 代表取締役 大越信幸さん

「食は絶対に欠かせないもの。第一次産業は夢のある産業だと思っています」と話す大越さん。異業種からの参入だからこそ、より人のつながりを大切にしているのだろう。

「子どもの頃、庭先で育つイチゴを見ていたせいもあって、身近な果物という印象が強かったイチゴですが、国内で約8割のイチゴは輸入物に頼っているという現状を知って驚いたんです」と話すのは、リュドフレイズの代表・大越信幸さん。創業90年を迎える建設資材販売会社の社長を務める大越さんにとって、イチゴ栽培はまったくの異業種。様々な人との出会いを重ねる中、苗屋さんからのアドバイスもあり、2012年3月に定植を開始。もちろんすぐに栽培が軌道にのったわけではなく、始めてから数年は病気や害虫に悩まされるなど、思うように収穫することができなかったこともあったそう。それでも試行錯誤を続けながら一定の収穫量を得られるようになると、一年を通して味わえる「はこだて恋いちご」は、徐々に注目を集めるようになり、最近では、地元のスイーツやイチゴの発泡酒など、おみやげ物にも活用されている。今後は更なる安定供給に努める一方、「はこだて恋いちご」を使った新スイーツも発売予定。今後、函館市ならではのフルーツとして、ますます注目を集めそうだ。

「いろいろと函館の食材を探していたときに『はこだて恋いちご』を紹介する新聞記事を目にしました。すぐに電話番号を調べて電話したんです」と、話すのはcafe えるじろうの店主・井筒美子さん。趣味のパン作りを通して北海道産小麦の魅力を体感するうちに、「体に優しい北海道の素材を使った、シンプルな食事を多くの人に食べてもらいたい」という思いが募り、この店をオープン。素材は道南産もしくは北海道産のものにこだわっているため、井筒さんにとって一年中味わえる「はこだて恋いちご」は、とても魅力的な素材だった。
「恵山のハウスで朝に穫れたものを直接持ってきてくれるので、いつでも新鮮なものを使えるという点も大きな魅力ですね」と井筒さん。「はこだて恋いちご」を使ったパンケーキは一番人気で、お客様から「美味しかった」と声をかけられると、自分で見つけた素材だけに嬉しさも倍増するという。

Sandwich&Pancake cafe えるじろう 店主 井筒 美子さん

北海道産小麦にこだわった口溶けの良い生地に優しい甘さのイチゴソースがよく合う

膨らまなくなるため、一般的にパンケーキ作りでは粉を混ぜすぎてはいけないと言われているが、井筒さんは表面にツヤが出るまでしっかりと混ぜ、混ぜ終わったらすぐに焼くことで生地をふっくらと焼き上げているのが特徴。無添加の生クリームや函館牛乳のバニラアイスなど、素材はすべて体に優しいものにこだわっていて、美味しく安心して食べられるのが大きな魅力だ。「函館パンケーキ・いちご」には、新鮮な「はこだて恋いちご」を、通常のイチゴのパンケーキよりも数多くトッピング。同じく「はこだて恋いちご」で作る自家製イチゴソースの作り方は残念ながら企業秘密だが、クランベリーソースもトッピングすることで、「はこだて恋いちご」の優しい味を引き立たせているそう。ほかに3種類のソースをトッピングした「はこだて恋いちごパフェ」や2016年から販売を開始したコンフィチュールもぜひ味わってみてほしい。

調理風景
「函館パンケーキ・いちご」

「函館パンケーキ・いちご」2段1,200円(税込)。「はこだて恋いちご」の入荷がない場合もあるので、ブログ等をチェックするか問い合わせを。北斗市産など、国産イチゴを使った「いちごパンケーキ」もあり。

「はこだて恋いちご」の味わいを生かした、お店オリジナルのコンフィチュール「はこだて恋いちごと真っ赤なハーブ」650円(税込)。※店頭のみの価格

お店オリジナルのコンフィチュール「はこだて恋いちごと真っ赤なハーブ」/ 店内風景

店舗紹介

観光エリアのくつろぎカフェとして人気

函館市電「十字街」電停から徒歩約2分、函館山ロープウェイ山麓駅や、元町地区の教会などにも近く、函館観光の中心地にある小さなカフェ。パンケーキのほかにも京風のだし巻き玉子をサンドした和テイストなサンドウィッチや野菜と道産豚で作るキーマカレー、道南・八雲町産豚を使ったカツプレートなどもあり、しっかりとごはんを食べたい人にもオススメ。もちろん、ドリンクだけの利用もOK。散策途中に気軽に立ち寄って疲れを癒して。

店舗写真
Sandwich&Pancake cafe えるじろう

函館市末広町5-8

■TEL 090-5977-1156
■営業時間 11:30〜18:00
■定休日 なし
■駐車場 なし
■アクセス 函館市電「十字街」電停より徒歩約2分

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