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WEB限定ツアー

『航空旅行』×ANAセールス 国内線6社乗り比べ日本一周旅行 2日間

羽田発
93,500円〜216,000円

(大人お一人様 / 小人同額)

  • 設定出発地:
  • 羽田発
コースをお選びください

ツアーポイント

ANA+全コードシェア提携エアラインを乗り継ぎ、国内線6社乗り比べ!

ツアー日程

  • ★下記記載の「航空旅行」記事では日程表赤文字の便を利用しております。
  • (※現在のスケジュールとは運行時刻・機種等が変更されている場合がございます。)
  • ※1:プロペラ機材での運航。
  • ※2:当ツアーにおいてSNA40便/SNA42便利用時のフライトマイル・プレミアムポイントは貯まりません。あらかじめご了承ください。
  • ※3:特定日運行となります。詳しくは予約画面もしくはANA(www.ana.co.jp)
    またはオリエンタルエアブリッジ社(www.orc-air.co.jp)のホームページにてご確認ください。
  • ●上記出発時刻は2015年3月1日現在のもので、2015年5月の予定時刻となります。
  • ●発着時刻・便名・機種・機材・運航会社はお断りなしに変更する場合がございます。
包括旅行割引運賃の適用となります。
区間基本マイレージに対する積算比率は50%です。
機種コード一覧 詳しくはこちら
【ご案内】
2日目の航空機のご利用の際、座席指定をされている場合でもスキップサービスはご利用いただけません。
自動チェックイン機または空港カウンターにて必要な手続きをお済ませのうえ、
ご出発の15分前までに保安検査場を通過してください。

「航空旅行」写真・記事

この写真・記事は全国主要書店にて2013年4月30日発売の「航空旅行」(イカロス出版)からの引用となります。
内容は取材当時のものであり、実際に当ツアーでご利用いただける便名・機材・時刻は変更になる可能性がございます。
また日没・天候などにより観光が出来ない場合もございますので、あらかじめご了承ください。【雑誌取材:2013年3月26日〜3月27日】
当ツアーは出発日の前日より起算して8日前の15時までご予約可能な旅行パッケージ商品です。
  • ツアーの特徴
  • スターフライヤー 羽田→関西
  • ANA 関西→新千歳
  • エア・ドゥ 新千歳→仙台
  • アイベックス 仙台→福岡
  • ANA (ANAウイングス)福岡→対馬
  • オリエンタル エアブリッジ 対馬→長崎
  • ソラシド エア 羽田→長崎
  • 料金・空席照会 オンライン予約

国内線6社乗り比べで日本一周!

1990年代後半に進んだ航空自由化以降、日本国内には多くの航空会社が誕生した。 各社にはサービスの内容や運航機種などに個性があるものの、就航路線もまちまちであるため、それぞれを乗り比べるチャンスというのはなかなかないだろう。 そこで今回は、ANAグループおよびANAとの間でコードシェア提携を結んでいる全社の計6社を乗り継ぎながら日本一周するという旅を企画した。

写真=伊藤久巳
文=佐藤言夫(航空旅行編集部)

機内からの風景

機種もサービスも違う個性豊かな6社を利用

あなたはいくつの国内航空会社を利用したことがあるだろうか?
出張の多いビジネスユーザーであっても、方面や路線が限られていたり、羽田から大阪、札幌、福岡などへの大幹線がほとんどだったりして、利用航空会社が限られるという人は少なくないのではないかと思う。しかし、コードシェア便の増加によって、結果的に初めての航空会社に乗ることになったという経験を持つ人も増えているはずだ。

一つの便に複数の航空会社の便名を付与して運航するコードシェア便は、国際線を中心にごく一般的な運航形態となったが、近年では日本の国内線にもそのトレンドが押し寄せている。そうした流れを作ったのが他ならぬANAだ。

ANAは2002年にエア・ドゥとの間で包括的な業務提携を締結、翌03年2月から羽田〜新千歳線で国内線初となるコードシェア便の運航を開始した。その後、次々と提携相手を増やしていったANAは現在、エア・ドゥのほかにソラシド エア、スターフライヤー、アイベックスエアラインズ、オリエンタルエアブリッジを加えた計5社とコードシェア便の運航を行っている。

ANAと各社が進めたコードシェア戦略は、当然ながら提携した双方にメリットをもたらすものだ。ANAにとっては、たとえば北九州や帯広といった自社運航便のない空港を就航地に加えることができ、また一部路線では便数が増加して利便性が向上するなど、従来から強かった国内線ネットワークのさらなる強化が実現。提携各社にとっては、ANAの営業力を活かせるだけでなく、知名度の向上にもつながった。知名度向上はどの新興航空会社にとっても課題となるだけに、これは大きかっただろう。どんなにサービスに力を入れても、乗ってもらわないことにはその良さが利用者に伝わらないからだ。

こうした新興各社の設立と成長により、日本の空はずいぶんと豊かな顔ぶれがそろうようになった。大手とは路線の規模や特性が違うことから運航機種に個性があったり、他社との差別化を狙って独自のサービスを取り入れたりしていることも珍しくなく、航空旅行ファンにとっても興味がわくファクターである。そこで今回は、国内線最大手のANA(グループ会社のANAウイングス含む)とそれぞれに個性的な提携各社をあわせた計6社のエアラインを乗り比べながら日本一周するというテーマでツアーをプランニングした。

イメージ

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ゆとりとハイセンスのSFJこだわりのコーヒーで一服

革張りのシートが並ぶキャビン。144席仕様と150席仕様があり、国内線機としては広いシートピッチが大好評だ。・無料で提供されるドリンクは4種類。とりわけチョコレート付きで提供されるコーヒーはこだわりの逸品。

スターフライヤー

東京出発のパターンでは、スターフライヤーの関西行きANA3821/SFJ21便が最初の搭乗便。同社は羽田から関西のほか、本拠地の北九州と福岡へ就航しているが、関西線のみANA、エア・ドゥ、ソラシド エアと同じ第2旅客ターミナルビルからの出発となる。

バスゲートからターミナル南側のオープンスポットへ向かうと、黒白ツートンのシックなデザインでお馴染みのエアバスA320が乗客を待っていた。機内に入ると、これまた黒い革張りのシートがずらりと並んでいる。モノクラスながら150席という仕様。スターフライヤーの売りは何といってもキャビンのゆとりにある。昨年、一挙に誕生した和製LCC3社はいずれもA320を導入し、そろって同機の最大座席数である180席仕様とした。小型機でありながら、最大座席数より30席(5列分)も少ないというだけでそのゆとりを理解できるだろう。ちなみにスターフライヤーの1〜4号機は5号機以降よりもさらに1列少ない144席仕様だから、もっとシートピッチが広い。

スペース的な余裕だけではなく、設備も国内線離れした充実ぶりだ。個人用モニターを全席に装備してドラマやアニメ、ニュースなど12チャンネルの番組を楽しめるほか、自機の位置がわかるフライトマップを表示できる。出発前のセーフティデモも個人用モニターで見ることになるのだが、演出が実に凝っていて緊急脱出の手順をアニメの忍者が説明するというもの。オシャレなだけでなく、遊び心豊かだというのがスターフライヤーの印象だ。

関西までの所要時間は1時間20分。実際の飛行時間は1時間に満たない程度であるが、もちろん機内サービスは行われる。とりわけ無料ドリンクとして提供されるホットコーヒーにはこだわっていて、コーヒーチェーンのタリーズとのコラボによるオリジナルブレンドがビターチョコレートとともにサービスされる。冷める前に飲み終えられるようあえて小さいカップを使っているという配慮の細かさ。足りなければおかわりもできる。

モーニングコーヒーを飲むにはちょうどいい時間のフライトでちょっと贅沢な気分にさせてくれるサービスを受けているうちに、ANA3821/SFJ21便は早くも関西空港へ向けてディセントを開始したようだ。

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北海道といえばこの味、有料メニューの人気スナック

新千歳への出発を待つANAの737-800。737シリーズはANA国内線ネットワークを支える中核的存在でもある。

全日本空輸

羽田からまずは西日本方面へ飛んできたが、2レグ目は一転して北日本へと向かう。乗るのはANA1715便の新千歳行きだ(ツアー催行時はANA1713便利用)。取材した3月下旬の段階では、時刻表上「73M」と表記される737‐800が使用機材。ANAの737‐800はプレミアムクラスが設定された2クラス機と普通席のみのモノクラス機があるが、「73M」は後者である。国内線、国際線を問わず運航機材の小型化が進展する中で、ANAでも737シリーズは地方路線を中心に主力機級の活躍を見せており、全国どこでも見られる機種といっても過言ではない。

有料メニュー「ANA My Choice」から今や北海道名物となった「じゃがポックル」をチョイス。・ANAの737NGシリーズは2クラス機とモノクラス機がある。新千歳〜関西線にはモノクラス機が投入されていた。
(写真は別日・別路線で撮影したもの)

ANA1715便の所要時間は1時間50分で、関西〜新千歳線は737としては比較的長い路線といえるだろう。ドリンクや機内販売など、機内サービスを楽しむ時間もたっぷりある。ANAでは無料ドリンクのほかに、「ANA My Choice」としてソフトドリンク、アルコール類、軽食、スナックなどの有料メニューを用意している。この便はフライトタイムも長めなのでさっそく有料メニューを注文。北海道行きのフライトということで人気スナックの「じゃがポックル ANAオリジナルパッケージ」(300円)をチョイスした。

ポリポリとじゃがポックルの食感を楽しみながら右手の機窓を眺めていると、あいにくの雲上飛行ではあったが、時折雲の合間から海岸線などが見えた。関西空港を離陸してからいったん神戸の西側に左旋回し、その後は若狭湾上空から能登半島の付け根付近を通過し、佐渡、津軽半島、函館付近を経て新千歳へ向かうルートを飛んでゆく。ANAの737‐800には、オーバーヘッドビンの下に収納式の液晶モニターが装備されていて、巡航中は映像番組やフライトルートが上映される。フライトルートは3Dも交えた多彩な映像で示され、これを眺めているだけで退屈しのぎになる。

巡航中は収納式のモニターが下りて、飛行ルートなどが上映される。ルートマップは3Dの凝った表示で楽しい。

画面に表示されていたのは関西から新千歳までほぼ直線的に飛行するルート。数年前までは、各地の航行援助施設(無線標識)を結ぶように設定された一般的な航空路を飛ぶことが多かったが、この便は航法装置の精度向上や技術革新によって設定が可能となったRNAV(広域航法)ルートを飛んでいるのがわかる。RNAVルートの設定増加により、路線によっては飛行時間の短縮が可能となり、これは航空会社と旅客の双方にとって歓迎すべき進化といえる。

この日は平日ということもあって、ANA1715便の機内には観光客の姿はまばらで、多くがスーツ姿のビジネス客だ。なにしろ北海道は「春浅い」というよりはまだ冬で、観光シーズンはもう少し先だろう。新千歳空港へファイナルアプローチする際に見えた地上の景色も残雪が多く何とも寒々しい。

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「北海道の翼」の証となった新千歳〜仙台線の開設

仙台行きの機内はスーツ姿のビジネス客でぎっしり満員。短い飛行時間の中で客室乗務員も忙しそうだ。・仙台着が遅めだったので、有料メニューから十勝ワインを購入して、一足先に機内で乾杯。

エア・ドゥ

初日の最終レグとなる3便目はエア・ドゥが運航する仙台行きANA4776/ADO76便だ(ツアー催行時はANA4774/ADO74便利用)。いまさら説明するまでもないかもしれないが、エア・ドゥは1990年代後半に進展した航空自由化を受けて誕生した、いわゆる「新規航空会社」の第一期生。運航開始が98年だからもはや「新規」とはいえないほどの実績があるが、ANAとのコードシェア提携でもエア・ドゥは最初のケースとなった。

「北海道の翼」として誕生したとはいえ、運航開始当初は羽田を起点としたネットワークを展開していたエア・ドゥ。しかし、2009年11月に新千歳からの地方路線としては初となる仙台線に就航すると、以降、福島、新潟、富山、小松と急速に新千歳発のネットワークを強化し、今年3月31日には羽田〜釧路線とともに新千歳〜岡山線も開設した。名実ともに「北海道の翼」となったエア・ドゥにとって、一つのエポックとなったのが新千歳〜仙台線であり、こうした地方展開を可能としたのがANAとのコードシェア戦略であったともいえる。

空港から仙台市内まではアクセス鉄道があるので移動の便利は非常によい。・駅ビルのレストランで仙台名物の牛タン定食を注文。5月以降ならば仙台着は夕方前なので、繁華街にも繰り出せるだろう。

エア・ドゥは機内サービスでも北海道色を押し出している。無料ドリンクはアップルドリンクと冷茶のほか、サッポロ珈琲館によるオリジナルブレンドコーヒーと北見産タマネギ使用のオニオンスープを提供。さらにはANAと同様に有料メニューも用意しており、「サッポロクラシックビール」(400円)と「十勝ワイン トカップミニ」(赤・白各500円)がスナック菓子の「札幌おかき Oh!焼とうきび」付きで販売される。

今回の行程だと、3月末までのダイヤでは仙台到着が20時10分とやや遅い。しかし、実際にツアーが催行される5月以降はダイヤ変更によって15時30分には仙台に到着できる。夏に向けて日没時間も遅くなってくるので、ちょっとした仙台観光くらいはできるだろうし、早い時間から繁華街に繰り出すことも可能なはずだ。ただ、今回の取材では残念ながら到着が夜になってしまう。そこで乾杯は機内ですることにし、有料メニューの赤ワインを注文した。所要時間が1時間10分という短距離路線のため、ほろ酔い気分になったところで早くも仙台空港に着陸。機内はスーツ姿のビジネス客で満席だったが、空港はすでに人影もまばらである。

宿泊先は仙台駅隣接のホテルメトロポリタン仙台。翌朝はやや早起きだが、駅までは徒歩1分程度という近さなので安心だ。

仙台空港の長所は地上アクセスが優れているところだ。ターミナルビルと直結した鉄道駅があり、仙台駅までは20分強で行くことができる。このツアーで指定されている宿泊ホテルはこちらも仙台駅隣接の「ホテルメトロポリタン仙台」。
空港到着後、1時間以内にはホテルにチェックインすることができた。おかげで駅ビルレストラン街の営業時間には何とか間に合い、さっそく専門店で仙台名物の牛タン料理に舌鼓を打つ。
とりあえず仙台に来たことくらいは実感できたので、翌日の早立ちに備えて夜更かしはせずベッドにもぐりこむことにしよう。

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客室快適性が大幅向上した最新鋭のCRJ700NG

CRJ700NGの胴体にはANAとの関係の深さを物語るように「ANA CONNECTION」のロゴがペイントされている。・朝日を浴びるCRJ700NGの主翼とウイングレット。まだ雪深い山々を見下ろしながら西へと向かう。

アイベックスエアラインズ

近年、日本でもリージョナルジェットと呼ばれる100席以下の小型旅客機が増えてきた。YS‐11以来の国産旅客機として開発中でANAが導入することが決まっている三菱航空機MRJもリージョナルジェットだ。

国内におけるリージョナルジェット運航の草分けは仙台にベースを置くアイベックスエアラインズである。同社は1999年に設立され、2000年8月からボンバルディアCRJ100LRによって運航を開始した(当時の社名はフェアリンク)。その後、200ER型も導入し、100/200型各2機の計4機体制でフリートを構成していたアイベックスだが、2009年9月から新たに運航を開始したのがCRJの次世代シリーズであるCRJ700NextGenだ。

CRJ100/200が50人乗りであるのに対し、CRJ700NGは70人乗りと定員が増えた。CRJ700NGの長所は客室デザインが刷新されたことだ。従来型では肩ぐらいの位置にあった窓が顔の位置まで上がって窓外が見やすくなり、オーバーヘッドビンが大型化されて小型のローラーバッグを収納できるようになった。胴体幅などは変わらないものの、快適性と居住性が大幅に向上したのだ。

居住性が大幅に向上したCRJ700NGでは客室乗務員も2名に増員。ドリンクサービスにはカートを使用する。

現在、アイベックスではこの新鋭機を5機運航しており、同社のネットワークの中では長距離線といっていい仙台〜福岡線にも投入している。2日目の1レグ目はCRJ700NGで飛ぶ福岡までのフライトだ。

仙台空港8時00分発のANA3182/IBX82便はランウェイ27から西の方角へ離陸し、上昇を開始した。前日に仙台に到着した時は暗くて全く見えなかった機窓の風景を、見やすくなったCRJ700NGの窓から眺める。約2年前、大津波によって流された車や航空機の残骸、大量のがれきは大部分が片づけられたものの、海岸に沿ってびっしりと樹木が並んでいた防潮林はまばらになり、空港周辺は建物が少なくいささかさびしい光景が広がっている。大震災の約1か月後に最低限度の応急設備で運用を再開した仙台空港は現在、被災したことが想像できないくらい見事に復旧している。それでも、空港周囲の風景を見ると東北の復興はまだ緒に就いたばかりだと感じざるをえなかった。

蔵王をはじめ、まだ雪に覆われた山並みを眼下にしながらCRJ700NGは新潟を目指す。新潟から先は小松、島根、山口を経由して福岡に向かうと機長アナウンスが行われた。

ベルト着用サインが消灯すると、さっそく客室乗務員がサービスの準備を始めたようだ。CRJ100/200では1名乗務だが、座席数の多いCRJ700NGでは2名が乗務。ドリンクサービスはカートを使って行われ、サービス風景も100席以上の旅客機と同様のものとなった。

リージョナル機とはいえジェットなので俊足ぶりも大型機に負けない。レベルフライトに移行して間もない時間帯に「そろそろ新潟上空かな」などと話していたら、「現在、金沢市上空を飛行中です」との機長アナウンスがあり、思わず「速い!」とつぶやいてしまった。それでもまだ冬の寒さが残っていた仙台からすでに春めいている福岡までの距離は決して近くはなく、小雨にランプエリアが濡れる福岡空港に到着したのは出発から2時間10分後の10時10分であった。

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車を借りて回りたい広大な対馬の観光地

オリエンタルエアブリッジのホームページには対馬の観光情報が出ているので、これを参考に島内をめぐることにした。

オリエンタルエアブリッジホームページ

ANAウイングス

福岡では25分の乗り継ぎで対馬に向かう。今日は2レグ目で福岡〜対馬線、3レグ目で対馬〜長崎線に搭乗する予定だが、このルートは本誌2012年AUTUMN号で掲載した「離島県長崎の空港をめぐるローカル線紀行」でも乗った。ただ、そのツアーとの大きな違いは対馬での滞在時間。前回がわずか1時間程度だったのに対し、今回は8時間以上もあるのだ。福岡からANA4933便の737‐500(ANAウイングス運航)に乗り、35分の短いフライトを経て対馬に到着した後は、あらかじめ予約しておいたレンタカーでさっそく島内観光に出発だ。

もっとも、対馬は半日で回りきれるほど小さな島ではない。海岸線の総延長が900kmを超え、2004年に合併して対馬市となるまでは6つの町に分かれていたほど大きな島なのである。したがって無計画で訪れると時間を無駄にしてしまいかねない。そこで参考にしたのがオリエンタルエアブリッジ(ORC)のホームページだ。この後の対馬〜長崎線で搭乗することになるORCのホームページには各就航地の観光モデルコースが紹介されており、対馬だけで6コースを掲載。さすがは地域密着型エアラインで、これも会社の個性の一つといっていいだろう。このホームページ情報を基に半日で回れそうな観光地に目星を付けた。

烏帽子岳展望台から対馬の風景を望む。複雑に入り組んだリアス式海岸が対馬の景観を特徴づけている。この風景だけはぜひとも見ておきたい。・厳原の割烹店で食べた「さざえ飯・ろくべえ定食」。食事をする時間はたっぷりあるので、ぜひ地元の名物を食していきたい。・対馬はソバどころでもある。長崎での乗り継ぎ時間が短いので、早めの夕食は「対州そば」にした。

早朝に仙台を発って以来、食事をする暇がなかったので、まずは腹ごしらえをすべく最初に向かったのは対馬の中心市街である厳原の郷土料理店。「志まもと」という名のその店は、夜は本格的な漁師料理なども食べられる割烹だが、1000円程度からのランチメニューがあったので、その中から「刺身定食」と「さざえ飯・ろくべえ定食」を頼んだ。「ろくべえ」とは聞き慣れないが、サツマイモを原料とする独特の麺を使った「ろくべえ汁」と呼ばれる麺料理。さざえを炊き込んだご飯というのも珍しく、せっかく対馬で昼食をとるのならば、ぜひ地元ならではの料理を食べておきたい。対馬はソバどころでもあり、「対州そば」ののぼりが翻る店を見かけたので、長崎空港での乗り継ぎ時間が短いことを考慮してちょっと早めの夕食も対馬で済ませた。そもそもソバは奈良時代以前に大陸から朝鮮半島を経由して日本に伝来したものらしく、いわば対馬は「ソバ文化の通り道」。単なる名物という以上に、対馬の歴史の一部といっていい食べ物のようだ。

厳原は鎌倉時代以降、対馬を治め続けた宗氏の城下町で、現在も対馬の中心地。市役所や裁判所が置かれているほか、宗氏の居城だった金石城跡や菩提寺の万松院、対馬藩時代は対朝鮮の外交機関でもあったという西山寺など、史跡も多い。駐車場に車を停めて、厳原の街を散策するのも面白いだろう。

そして、対馬の最大の見どころといえば、やはりその独特の景観だ。海と山が入り組むリアス式海岸を持つ複雑な地形には思わず目を奪われ、見飽きることがない。そんな対馬らしい風景を一望できるのが対馬の中央部にある烏帽子岳展望台だ。空港からは1時間くらいで行くことができ、途中には海浜に並ぶ鳥居が印象的な和多都美(わだつみ)神社にも立ち寄れるので、半日観光にはもってこいだ。なお、この日は雲が多かったので行かなかったが、対馬北端まで足を延ばせば「韓国展望所」という観光地もある。その名の通り、わずか50km程度しか離れていない韓国本土を見渡せる展望台で、視程の良い日には釜山の街並みがはっきり視認できるという。ただし、空港から片道2時間くらいかかるので、ここを訪れる際には帰りの時間に注意したい。

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行程中唯一のプロペラ機搭乗

・国内ではオリエンタルエアブリッジだけが運航するDHC-8-Q200。離島としてはトラフィックの多い対馬ではANA便とのランデブーシーンも珍しくない。・飛行時間が短いためドリンクサービスはないが、長崎県の観光案内パンフレットの配布などが行われた。

オリエンタルエアブリッジ

夕暮れの対馬空港に戻り、長崎行き最終のANA4662/ORC62便に搭乗する。運航機材は36人乗りのボンバルディアDHC‐8‐Q200、今回の行程で最も小さい旅客機だ。Q200は客室乗務員が1名乗務するものの、飛行時間が短いためにドリンクサービスは行われない。出発が19時50分とすでに夜になっているので機窓の風景も見られないが、乗るチャンスがさほど多くないプロペラ機、それも国内ではORCだけが運航しているQ200の乗り心地を体感するのは楽しい。前方右舷側の対面式ボックスシート、客室最後方にベンチシートのような5席が並ぶユニークなキャビンレイアウトにも注目してほしい。国内線機には個性が乏しいと考える人も少なくないかもしれないが、ANAとコードシェア提携する各社だけ見てもさまざまな機種を運航している。とりわけリージョナルジェットやプロペラ機は運航路線が限られているので、今回のツアーではぜひ楽しんでほしいポイントの一つだ。

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長崎からは最新キャビンの737

ツアーの最後を飾る羽田行きはソラシド エアの最新鋭機737-800で運航。同社では機体をPRスペースとして活用するプロジェクトを展開中で、この便はその2号機となる「西米良 カリコボーズ号」がアサインされていた。・ソラシド エア自慢の「ボーイング・スカイ・インテリア」。デザインが洗練されただけでなく、手荷物収納スペースが大型化されるなど使い勝手も向上した。・ドリンクサービスでは「アゴだしスープ」をチョイス。

ソラシド エア

長崎では45分の乗り継ぎで羽田への帰京便、ツアーの最後となるANA3742/SNA42便に搭乗する。運航するのは2011年7月からソラシド エアとブランド名を改めたスカイネットアジア航空。ブランド刷新は新鋭機737‐800の導入と時期を合わせて行われ、機体塗装もそれまでのピンク・緑・黄色を組み合わせたトロピカルなものから、ピスタチオグリーンと呼ばれる上品な薄緑色を基調としたものへ大胆に変更された。長崎から羽田へのソラシド エア最終便は、この新塗装を身にまとった737‐800がアサインされている。

737‐800は日本でもソラシド エア以外に3社が運航するメジャー機種となったが、ソラシド エアの自慢は最新の客室内装「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用していることである。オーバーヘッドビンは中型機並みに大型化され、機内照明にはLEDが使われており、ムードライティングも可能だ。

ANA3742/SNA42便はナイトフライトということもあり、離陸して間もなくするとやや薄暗い青色の照明にライトダウンされた。まぶしさを感じることがないせいか、ぐっすりと眠りにつく乗客が多い。とはいえ、もちろん機内サービスは通常通り行われ、4種類の無料ドリンクが提供される。その中からスープをチョイスした。

2日間の日本一周旅行を終え、羽田空港に到着。最後は4名の客室乗務員が笑顔で見送ってくれた。

機内サービスで提供されるスープというとコンソメ系のものを想像してしまうが、ソラシド エアのスープはユニークな「アゴだしスープ」。「アゴ」とはトビウオのことで、スープはほんのりと上品な塩味がする和風のテイストだ。こちらは野菜スープとのセットで機内販売もされているので、気に入ったらお土産にして家で味わうことも可能。国内線では、機内サービスのバリエーションに限りがある分、提供するドリンクには各社の工夫が反映されることが多い。今回の「乗り比べ」では各社こだわりのドリンクを選んで「飲み比べ」をしてみるのも面白いだろう。

冬の北海道から早春の九州までを駆け抜けた2日間の日本一周旅行。それぞれのフライトは機種もサービスも違うので退屈することがなかった。天気に恵まれれば変化に富んだ日本らしい眺めも機窓から楽しめるはず。6社もの航空会社を乗り比べられるこのツアーで、ぜひ国内線の魅力を再発見してみてほしい。

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ご出発日の前日から起算して8日前の15:00まで予約可能

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