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ニューヨークのバーで夜のNY観光を楽しむブルックリンのナイトスポット

FEATURES - NEWYORK

アメリカ・ニューヨークでは雰囲気の良いレストランやバーで過ごす夜のひと時も楽しみたい所。最もホットなエリアといわれるブルックリンはウィリアムズバーグをはじめとして中心地は治安も改善されており、NYC観光には欠かせないエリアになっています。ワイナリー併設のレストランでワインを楽しんだり、大人気のブルーパブでNYのクラフトビールを味わったり、ユアーズ・シンシアリー/Yours Sincerelyでドラフトカクテルに挑戦したりと楽しめるお酒の幅も豊富。
今回、取り上げるのは地元の人も通うブルックリンのナイトスポット。NY(New York)の厳選したワイン、ビール、カクテルの名店を紹介します。

Text by
Shotaro Takai
, Naoko Sumita
Photo by
Masashi Yoshikawa

ブルックリン・ワイナリー

ニューヨークのような都会でワイン造り?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ブルックリン・ワイナリーはれっきとしたメイドイン・ブルックリンのワインを造るワイナリー。アメリカ全土から厳選したブドウを仕入れ、ウィリアムズバーグの醸造所で醸し瓶詰めまで行っています。

カウンターのほかに、10人以上座れる長いテーブルと2~3人用のテーブルを用意
カウンターのほかに、10人以上座れる長いテーブルと2~3人用のテーブルを用意

併設のレストランでは赤・白合わせて約15種類のワインが飲め、ワインをおいしく飲むための料理も充実。同じシャルドネでも果実味を感じられるフレッシュなタイプと、オーク樽で熟成させたスモーキーなタイプを用意するなど、好みに合わせてチョイスできるバリエーションが嬉しい。

クリーミーな食感が心地よいダッグ・パテ(9ドル)。赤・白、どちらのワインにも合う
クリーミーな食感が心地よいダッグ・パテ(9ドル)。赤・白、どちらのワインにも合う

カウンターではグラスワインを1杯飲んで、さっと帰っていく地元サラリーマンの姿もあり、なんだかスタイリッシュでおしゃれ♪もちろんワイワイ楽しくワイン談議を楽しむグループやカップルも多く、店内は活気にあふれています。

国際的なコンペで受賞歴もあるリースリング(10ドル)。スモーキーな樽熟成タイプは12ドル
国際的なコンペで受賞歴もあるリースリング(10ドル)。スモーキーな樽熟成タイプは12ドル

ボトルを買うこともできるので、グッとくるワインがあったらおみやげとしてもおすすめ。グラスワインは10ドル~ですが、月~金曜の17~20時はハッピーアワーで一部のワインが7ドルに。またニューヨーク州のワイン3種(13ドル)やシャルドネ3種(14ドル)など、飲み比べメニューもあるので、いろいろなワインを試してみたい方にはぴったりです。

ウィリアムズバーグの倉庫を改装したレストラン併設のワイナリー
ウィリアムズバーグの倉庫を改装したレストラン併設のワイナリー
Brooklyn Winery
住所:213 N. 8th St., Brooklyn, New York
電話:347-763-1506
時間:17:00~23:00 ※変更が多いので確認を
休み:不定期 ※イベントで貸切りになることが多いため
URL:http://bkwinery.com/

アザー・ハーフ・ブルーイング・カンパニー

日本でもこのところ大人気のブルーパブ。ビール醸造所と飲食店が一体になっており、出来たてのビールを飲めるのが魅力です。醸造所それぞれが個性を強調したビールを造っており、地ビールとかクラフトビールとも呼ばれます。

アメリカでは日本よりずっと前からクラフトビールブーム。一般家庭でビールを造るホームブルーイングも盛んで、ホームセンターに行くと醸造キットなんてのも普通に売られています。
そんなクラフトビール文化の発達したニューヨークにあって、行列ができるブルーパブがあるというから行ってみない手はありません。

その名はアザー・ハーフ・ブルーイング・カンパニー(Other Half Brewing Company)。2014年にオープンしたばかりですが、たちまちニューヨーク中、いえ、全米の地ビール愛好家に知られるところとなり、遠路はるばるこのビールを求めて訪れる人も多いとか。
場所はブルックリンのレッドフック。地下鉄ならば「Smith 9 Station」から徒歩3分、高架下の工場地帯です。マクドナルドを目印にしていくといいでしょう。目の前までくればすぐ分かるはず。なぜなら店の前に大量の麦芽のカスが放置されているからです。

麦芽のカスはビールを仕込んだ後にでるもの
麦芽のカスはビールを仕込んだ後にでるもの

本当にこれ?というような落書きの壁の間の小さな扉を開けてみます。

落書きだらけの壁の向こうに本当に店が?
落書きだらけの壁の向こうに本当に店が?

店内は、中央に8人ほどすわれるテーブルがひとつあり、あとはカウンターとなっています。オープン直後なのにもう賑わっています。カウンターで注文するキャッシュオンスタイル。

椅子はあるけれどみんな立って飲むのがお好きなよう
椅子はあるけれどみんな立って飲むのがお好きなよう

壁の黒板には本日のビールが書かれています。得意とするのはホップがしっかり効いた苦みの強いIPA(インディア・ペール・エール)。量はいろいろ選べ、4オンス(約120ミリ)3ドル~、12オンス(約480ミリ)7ドル~など。

その日のビールのラインナップは黒板に書かれる
その日のビールのラインナップは黒板に書かれる

アメリカ人というと勝手にどでかいビールの缶を飲んでいるようなイメージを抱いていましたが、ここはビール愛好家が集う店。意外にも小さなグラスで楽しんでいる方が多いよう。その理由を聞くと、いろいろな種類を楽しみたいし、樽から注がれたビールは風味が落ちないうちに味わうのがマナーだからだそう。いや、恐れ入りました。

注文すると、カウンターの奥に設置されたタップからビールが注がれます。

木製のタップがおしゃれ。一杯一杯丁寧に注いでくれる
木製のタップがおしゃれ。一杯一杯丁寧に注いでくれる

このビールは隣の工場で造られたもの。カウンター脇のドアのガラス窓をちらっとのぞくと本当に工場が。

ビアバーに併設された醸造所。ここで数々のビールが生み出される
ビアバーに併設された醸造所。ここで数々のビールが生み出される

アザー・ハーフ・ブルーイングの人気の秘密は、あらゆる種類の麦芽、ホップを使って新しい味にチャンレンジしたり、ワイン樽で熟成させるなど、おもしろいと思ったことに積極的にトライする姿勢にあります。今度はどんな味のビールが生まれるのかとみんなワクワクして待っているのです。

どっしりとしたもの、爽やかなものなど様々
どっしりとしたもの、爽やかなものなど様々

専用のボトルに詰めてもらい家で楽しむこともできます。取材に訪れたときも、近所のおじさんが持参のボトルにビールを詰めてもらっていました。どうやらその待ち時間に、一杯ビールを楽しんで帰るよう。こんなブルワリー、近所に欲しいですね!

最初に専用の瓶を買えば、後はこの瓶にリフィルできる
最初に専用の瓶を買えば、後はこの瓶にリフィルできる

ちなみに、最も行列ができるのは缶ビールの発売日。毎月決まった日に缶ビールが販売されるのですが、その日は朝から大行列となるそうです。

Other Half Brewing Company
住所:195 Center St., Brooklyn, New York
電話:なし
時間:火曜~金曜17:00~22:00、土曜12:00~22:00、日曜12:00~18:00
休み:不定期
URL:http://www.otherhalfbrewing.com/

ユアーズ・シンシアリー

ブルックリンで近年注目を浴びているエリア、それがブッシュウィックです。数年前、地下鉄Lラインのジェファーソン・ストリート駅近くの古い建物の壁にグラフィックアートが描かれたことをきっかけに一躍アートな街に。と同時にそれまで危険地帯と言われていたエリアも、お洒落なカフェやバーができて少しずつ治安が良くなってきました。

このエリアで注目を浴びているのが、2012年にオープンしたユアーズ・シンシアリー。別名、cocktail laboratory(カクテル研究所)と呼ばれているバーで、ここの名物はドラフトビアならぬドラフトカクテルなんだとか。

ブッシュウィックの街に馴染むさりげない外観
ブッシュウィックの街に馴染むさりげない外観

バーカウンターの奥の壁には29のタップがあり、このうち20がカクテルのタップだそう。

タップのコックには人の顔。ちょっと奇妙な感じ
タップのコックには人の顔。ちょっと奇妙な感じ

オーナーがこのカクテルのスタイルを思いついたのは、美味しいカクテルは飲みたいけれど、シェーカーを振ったり、ステアしたりする時間を待ちたくないから。そこで毎日地下の工房であらかじめカクテルを作っておき、タップでカクテルを提供することにしたそうです。

まるで理科の実験のようにカクテルをつくるバーテンダーのお姉さん
まるで理科の実験のようにカクテルをつくるバーテンダーのお姉さん

カクテルは“研究所“らしくビーカーがフラスコでサーブされます。

ビーカーでカクテルを飲むのは初めての体験!
ビーカーでカクテルを飲むのは初めての体験!

アブサン、コニャック、アガヴェシロップを使った刺激的なカクテル「BIG WORM」8ドル~など個性的なオリジナルカクテルがずらり。もちろんベースのお酒やお好みのソーダを選んで自分だけのカクテルを作ることも可能です。

17~20時のハッピーアワーはカクテルやビールがお得な価格で楽しめるため地元の常連も訪れます。この不思議な空間で近所のおじちゃんたちがカクテルを飲んでいるところがマンハッタンにはない雰囲気。

近年安全になったとはいえ、夜になるとまだ気は抜けないエリア。訪れるときはグループで、あまり遅くならないうちに帰りましょう。

Yours Sincerely
住所:41 Wilson Ave., Brooklyn, New York
電話:なし
時間:月曜~土曜17:00~翌2:00、日曜17:00~0:00
休み:なし
URL:http://www.yourssincerely.co/
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