水泳をやっているからこその出会いを大切に
みんなに日本を好きになってもらいたいです

世界を舞台に戦うトップスイマー、瀬戸大也選手。水泳中心の日々を過ごしているのはもちろんのことながら、「僕は好奇心が旺盛」と自認する彼が普段から大切に思っているのが、自分の世界を広げることだ。
「水泳日本代表の愛称である『トビウオジャパン』のメンバーの中で、僕は海外の友だちが多い方かなと思っています。外国の友人がいるのは、水泳をやっているからこその特権。いろいろな国の人と出会い、知り合いになることができているのは水泳のおかげですよね。2020年に向けて、もっといろいろな人とコミュニケーションを取れるようになりたいです」
5歳で水泳を始めた瀬戸選手が海外レースに出るようになったのは、ジュニアオリンピックや全国中学生大会で優勝し始めた中学生の頃だった。
成績が向上するにつれて、日本水泳連盟の派遣で海外遠征に行く機会が増え、今では海外合宿や国際大会出場のため、年に10回ほど外国に行っている。
瀬戸選手の国際大会出場歴を見てみると、行き先は実にさまざまだ。
韓国や中国などのアジア各国、スペインやフランスなどのヨーロッパ、そして北米のアメリカやカナダはもちろんのこと、アラブ首長国連邦、トルコ、南半球のブラジルやオーストラリアにも行き、数多くの大会に出場してきた。
言葉も違えば、文化や習慣も千差万別。さまざまな空気を吸いながら感じてきたのが、積極的にコミュニケーションを取ることで相手との距離が縮まったり、新たな世界が広がったりするということだ。
それを強く実感したのは、2014年に韓国・仁川(インチョン)で行われたアジア競技大会だった。韓国のアイドルユニット『少女時代』のファンであることがきっかけで勉強していた韓国語を実際に使ってみようと、現地で地元の韓国選手に話しかけてみると、「ハングルが分かるのか!」と驚かれ、想像していた以上に好意的なリアクションを受けた。
仲良くなった選手とはシーズンオフに行った韓国旅行で合流して食事に行ったり、ショッピングを楽しんだり。そうすることで互いをより一層知り、新たな世界が広がった。
「やっぱり友だちをつくるには、自分から話しかけてみることが一番ですよ。簡単な言葉でも十分に親交が深まります」

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