2013年12月13日ANA243便に対する
国土交通省運輸安全委員会からの最終報告について
2013年12月13日(金)に運航致しましたANA243 便(羽田-福岡)は、飛行中、右側エンジンの不具合が発生したため、羽田空港に引き返しました。当該便にご搭乗いただいておりましたお客様をはじめ、関係者の皆様には、ご心配ならびにご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
本件につきましては、国土交通省航空局より「重大インシデント」に認定され、国土交通省運輸安全委員会を中心に調査が進められておりましたが、本日、最終報告書が公表され、本件は当該エンジンのコンプレッサーブレード*が破損したことが起点となり、後段のエンジン内部が破損したことによるものと推定されました。
当報告書において、弊社への特段の勧告・指示はございませんでしたが、弊社は事象発生直後に保有するすべての同型式エンジンの緊急点検を実施、異常のないことを確認、これまでもエンジン監視体制の強化やコンプレッサーブレード*の取り付け状態の確認による再発防止を図ってまいりました。引き続きこれらの再発防止策を着実に実施していくことにより、安全運航の堅持に努めてまいります。
*コンプレッサーブレード……エンジン内部で空気を圧縮する部品
2015年10月29日
全日本空輸株式会社