CO₂排出量削減実績

CO₂排出削減量でどこまで行ける?

ANAでは、飛行機から排出するCO₂削減のためさまざまな運航の工夫を行っています。

主な取り組み

エンジンウォーターウォッシュ

運航でエンジンに付着するススや汚れをエンジン内部に水を注入し最適な頻度で洗浄を行うことでエンジンの性能を回復し使用する消費燃料を節減。

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機体重量軽量化

機内には、飛行機の運航や機内サービスで使用するためのさまざまな物品が装備されていますが、電子化や軽量化することで機体の重量を軽くしCO₂排出量を削減。

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最適な高度・速度・経路の選定

一便一便ごとによりCO₂排出量削減に効果のある最適な高度や速度、そして経路の選定を行い、飛行計画を作成。

早期加速上昇

離陸後、飛行機の翼面積を大きくするフラップと呼ばれる装置を早期に収納し空気抵抗を減らすことで消費燃料を節減。

着陸後の逆噴射抑制

着陸した飛行機は、逆噴射装置やブレーキを使い減速するが、安全上問題がない場合は、逆噴射装置使用時のエンジンパワーを最小限にし、消費燃料を抑制。

地上走行時の片側エンジン停止

着陸後は1つのエンジンでも地上走行が可能なため、安全に実施できる場合は、片方のエンジンを止めて地上走行をすることにより消費燃料を節減。

さまざまな取り組みの結果削減できたCO₂排出量*を燃料に換算するとどれくらいになるでしょうか!?

  • * ANAが保有しているA380-800型機、DHC-8-400型機を除く機材を対象

2024年8月実績

削減したCO₂排出量 3,783t
節減した消費燃料量 1,505kl
節減した消費燃料量の内訳
  • エンジンのウォーターウォッシュ:806kl
  • 早期加速上昇:267kl
  • 着陸後の逆噴射抑制:233kl
  • 地上走行時の片側エンジン停止:199kl

節減した燃料1,505klとは、
B787-9の飛行機で約209,840km飛行できるほどの量です。

これはなんと、地球約5周分の距離に該当!