第12-034号
全日空 平成12年度入社式 社長挨拶 |
| 入社おめでとうございます。記念すべきミレニアム、2000年の入社式にあたり、それぞれ決意を固め、大きな希望を胸に抱いていることと思います。私も皆さんを当社に迎えることができ、大変うれしく思っております。先ほどから皆さんのお顔を拝見していると、それぞれ若さと希望にあふれた表情をされており、一人ひとりが全日空の貴重な力となっていくことを心強く感じています。 能楽の世阿弥元清が書いた『花鏡』奥段の中に「初心忘るべからず」という言葉がありますが、この言葉に含まれる(1)人間初めの時の心境を生涯忘れず大切にする(2)一生涯が初心であるということを忘れてはならない。毎日毎日が初心である(3)今までの成果はそのときどきの初心の集大成でありそれらすべてを今日一身に具備しろ、という3つの意味と、今日の入社式の感激を一生忘れることなく、常に前向きの姿勢を持ち続けてください。 さて、我国の経済は、皆さんもご承知の通り大変厳しい状況にあります。国内航空業界においては、今年2月の航空法改正により、運賃の自由化や路線の参入・撤退の自由化が行われる一方、新規航空会社の参入等、ますます競争が激化しております。 私たち全日空はこのような厳しい競争環境の中、安全運航を第一に、最初にお客様に選ばれる航空会社になるための努力を怠ってはなりません。そのためには、社内のあらゆる部門、さらに社員一人一人のレベルにおいて、既存の仕組みにとらわれず、常にお客様の視点に立って物事を考え判断することが重要です。 【参考】新入社員数(平成12年4月1日付)
全日空広報室 03-5756-5675 |
| 以上 |
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