| 第01-001号 2001年1月4日 |
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| ANAグループ21世紀宣言 〜 ANAグループ21世紀の夢は、“お客様と共に最高の歓びを創る” こと 〜 |
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| 社長 野村 吉三郎 | ||
| 皆さん、新年あけましておめでとうございます。 この新世紀の幕開けを、皆さん一人ひとり大きな夢を持って迎えられたことと思います。 “100年の計は元年にあり”の観点から、新世紀に臨むにあたって、ANAグループのリーダーとしての確固たる決意表明として、今日ここに「ANAグループ21世紀宣言」をいたします。 当社は本年12月に創業50周年目を迎えますが、ANAグループに共通する21世紀の夢は、“お客様と共に最高の歓びを創る” ことです。 21世紀は、「人」「モノ」「情報」の流動が一層グローバル化し、かつスピーディーになりますので、多くのビジネスチャンスが生まれます。また、「勝ち組」と「負け組」が鮮明となる優勝劣敗の構図がさらに強まりますので、顧客価値・株主価値・従業員価値の向上によって、「確固たる企業価値創造経営」を実践していく決意です。 “お客様と共に最高の歓びを創る” 夢を現実のものにした時、ANAグループは大きく飛躍していると私は確信しています。 事業運営を支えるのは「人」であり、企業文化を作り出すのも「人」です。新世紀をしっかりと支えていくため、独創的・創造的能力や感性を持った「個人」の自発的な意志・意欲・能力を引き出し、それを活かして「個人」が、多様な自己実現を図ることができる企業文化を粘り強く作り上げていきます。 そして私たちの夢、“お客様と共に最高の歓びを創る”ことを実現するため、当社のみならずグループの総力を結集して、土台となる安全運航を堅持しつつ、「ANAブランド」を磨いていきます。足元をしっかりと固め、現状に満足することなく、基本に立ち返り日々の業務に当たっていただきたい。そして、時には「鬼」になり目標を成し遂げることも躊躇しないでいただきたいと思います。 今年の干支は辛巳(かのとみ)。辛は、字の通り「からい、つらい」の意味もあり、漫然としていると辛い目を見せられると言われています。そして巳とは冬眠していた蛇が地表に這い出す形を表わしていることから、従来の因習的生活に終わりを告げ、新しいことが始まる、起こるという意味があるそうです。まさしく21世紀元年にふさわしい干支ではないでしょうか? 21世紀のANAグループの礎を創るのは私たちだという自負を持って、このチャンスを最大限活かして、私たちの21世紀の夢を実現するため、その夢をお客様にお伝えするため、企業価値を向上させ、確かな成長軌道を私と共に歩んでいきましょう。 |
| 以上 |
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