■ 成田発着のアジア線はソウル・シンガポールをデイリー化、北京・上海・香港をダブルデイリー化します。 ■ 成田発着の国際線で厦門(アモイ)線・台北線(※1)を新規開設し、グアム線・青島線を再開します。 ■ 4月18日より成田=福岡線を新規開設し、成田における国内国際乗継ぎネットワークを強化します。 ■ エアーニッポンネットワークが、7月より、札幌丘珠空港を中心とした国内路線を運航開始します。
(※1) エアーニッポンによる新規開設
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全日空グループでは、この度、2002年度の全日空グループ事業計画を策定いたしました。 昨年9月に米国同時多発テロが発生し、米国をはじめとした世界的な景気の低迷も重なり、北米を中心とした航空需要に大きな影響を受けました。また日本においても、11月に日本航空と日本エアシステムが経営統合方針を発表するなど、昨秋を境に、弊社を取り巻く環境は一変しました。 2002年度は成田空港B滑走路の供用開始や羽田空港における発着枠の拡大などのビジネスチャンスを迎え、全日空グループでは、このような新しい経営環境の中で勝ち残るために、2002年度全日空グループ事業計画を策定いたしました。 |
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● 国際線…アジアに根ざしたネットワークの構築(2002年サマーダイヤにて、成田・関西計で週200便体制) |
アジア路線… |
中国路線を中心に、成田発着の近距離アジア路線の輸送力を強化します。これにより、 4月18日以降成田発着アジア路線については、2001年9月以前の週32便に比べて 約3倍となる週88便体制となり、これは成田発着国際線計週143便の内、約6割に 相当します。 |
欧米路線… |
基幹路線への集約化およびデイリー運航を進めてまいります。 |
<欧州> |
成田発着欧州3都市(ロンドン・パリ・フランクフルト)への路線を全てデイリー体制 ウィーン経由の成田=パリ線(※2)を直行便化し、成田=フランクフルト線を週6日からデイリー運航と いたします。
(※2) 2001年ウインターダイヤにおいて、ウィーン経由の成田=パリ線は週1便の運航。 成田=ウィーン線については、オーストリア航空とコードシェアを締結しております。
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<米国> |
成田発着米国本土4都市(ロサンゼルス・ワシントン・ニューヨーク・サンフランシスコ)への路線を全てデイリー体制 成田=サンフランシスコ線を週5便からデイリー運航といたします。既に休止している成田=シカゴ 線(※3)につきましては、運休を継続いたします。 (※3) 成田=シカゴ線については、ユナイテッド航空とコードシェアを締結しております。 |
リゾート路線… |
成田=ホノルル線をデイリー化し、成田・関西発着ホノルル・グアム線の4路線についても全てデイリー体制といたします。 |
貨物事業… |
中型フレーター機を9月より運航開始して、アジアにおける競争力を更に増強いたします。 |
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● 国内線…成田から5路線計11便/日の国内線・国際線乗継ぎネットワークを構築 |
・成田からの国内線網を飛躍的に拡大し、既存の伊丹線・名古屋線(各1便/日)に加え、福岡線(2便/日)を就航させます。これに加えて、中日本エアラインサービス(名古屋線2便/日)、フェアリンク(札幌線・仙台線各2便/日、伊丹線1便/日)とのコードシェア契約を予定しております。 ・エアーニッポンネットワークが、札幌丘珠空港を中心とした北海道内路線および羽田発着の伊豆諸島路線における運航を、7月以降、順次開始いたします。 ・7月以降における羽田空港発着の増枠分につきましては、高需要路線を中心に策定中であり、4月末までにお知らせいたします。 |
● その他 |
・サッカーワールドカップに際して、国内線・国際線の定期便や、羽田空港における深夜早朝時間帯および昼 間時間帯の発着枠を活用したチャーター運航により、試合観戦されるお客様および大会関係者の移動 についても積極的に対応をしてまいります。 ・新規導入が計画されておりましたB767につきましては、投資抑制の観点から、2002年度中に9機 導入の予定を2002年度中は6機とし、3機については2003年度に延期いたします。 こちらに、2002年度事業計画の概要をお知らせいたします。なお、当計画は関係官庁の認可取得を前提にしております。 |