NEWS ANA

第02-081号
2002年8月26日
日本初のボーイング767貨物専用機、9月8日就航
〜中国・韓国へ週9便を運航〜


 全日空は、本日8月26日、ANAグループとして初めて導入する中型貨物専用機(ボーイング767-300F型機)を使用した国際線貨物郵便事業計画につき、以下の内容で国土交通省より認可を取得いたしました。

事業計画の概要は以下の通りです。
1. 就航日

2002年9月8日(日)(初便は成田発青島行き)

2. 使用機材 ボーイング767-300F型機 (機体登録番号:JA601F)
3. 運航路線便数 成田−大連  週3便
(2002年夏ダイヤ) 成田−天津  週1便
成田−青島  週1便
成田−香港  週3便
成田−ソウル  週1便 (NCAとの共同運航)

 当社では、これまでも国際貨物のプライオリティサービス「PRIO(プリオ)※1」、新国際貨物情報システム「MC2 ※2」を共同開発するなど、日本貨物航空株式会社(伊地知 尚社長、本社:東京都千代田区、以下NCA)と共に多様化・高度化する物流ニーズに積極的にお応えしてまいりました。
 今般導入するボーイング767貨物専用機につきましても、NCAとの協業体制を更に発展させ、より効率的な事業体制を構築することによって、中国・韓国を中心とするアジアの貨物需要に的確に対応していくことを目指します。

なお、今般の貨物専用機の導入によって、ANA・NCA両社(旅客機・貨物専用機)の香港を含む中国路線は、就航地8地点、週88便から週95便へと拡充され、ANA単体で年間約50億円の増収を見込んでおります。

※1: 2000年春に導入した国際貨物のプライオリティサービスで、従来のサービスに加えて(1)完全搭載(2)優先予約(3)優先受託(4)優先引渡し(5)事前到着案内(6)トレーシングサービスを付加した高付加価値商品。現在、中国6路線を含むアジア10路線、欧米7路線に展開し、ご好評を得ています。

※2: 2001年秋に導入した航空貨物分野における最先端のITメニューを取り込んだ業界トップレベルの国際貨物予約情報システムで、社内外システムのインターフェースによる運送状等のペーパーレス化、インターネットを活用した予約受付サービスや貨物動態の検索などを可能としました。
ダイヤ
区間 便名 期間 出発 到着
香港-成田 8514 9/8-10/26 HKG 3:30 NRT 08:40
成田-天津 8503 9/8-10/26 NRT 8:55 TSN 11:30
天津-成田 8504 9/8-10/26 TSN 16:45 NRT 21:00
成田-香港 8513 9/8-10/26 NRT 22:30 HKG 02:00+1
香港-成田 8514 9/8-10/26 HKG 3:30 NRT 08:40
成田-大連 8501 9/8-10/26 NRT 13:00 DLC 15:00
大連-成田 8502 9/8-10/26 DLC 17:00 NRT 21:00
成田-香港 8513 9/8-10/26 NRT 22:30 HKG 02:00+1
香港-成田 8514 9/8-10/26 HKG 3:30 NRT 08:40
成田-大連 8501 9/8-10/26 NRT 12:25 DLC 14:25
大連-成田 8502 9/8-10/26 DLC 17:00 NRT 21:00
成田-ソウル *8511 9/8-10/26 NRT 22:30 ICN 00:50+1
ソウル-成田 *8512 9/8-10/26 ICN 4:05 NRT 06:20
成田-大連 8507 9/8-10/26 NRT 8:55 DLC 10:55
大連-成田 8508 9/8-10/26 DLC 17:00 NRT 21:00
成田-青島 8505 9/8-10/26 NRT 8:55 TAO 11:10
青島-成田 8506 9/8-10/26 TAO 17:00 NRT 21:00
成田-香港 8513 9/8-10/26 NRT 22:30 HKG 02:00+1
*成田-ソウルはKZ3211便(NCA)、ソウル-成田はKZ3212便とのコードシェアです。

(B767−300F型機 主要諸元)
最大積載重量 約55トン
最大航続距離 約6,000キロメートル
全長 約54.9メートル
全幅 約47.6メートル
全高 約15.9メートル
運航乗務員 2名


以上