事業の基盤は現場にあり、グループの強固なチームワークが必要 |
ANA・ANKの合同入社式という形態は昨年からスタートしました。我々が「世界の旅客・貨物輸送を担う航空事業を中核としたアジアを代表する企業グループ」を目指していく上で、ANAとANKは、相互の信頼関係の上に、グループとして結束し、戦略を考えていくことが大切です。 また、入社式を格納庫で実施する意味ですが、この格納庫を現場の一つの象徴として捉えた上で、私達の事業の基盤は現場にあり、一機の飛行機を運航させるためにはグループの強固なチームワークなくしては成り立たないということを実感して欲しいと思います。
私の好きな言葉に、「逆風にあって、初めて志の強さが試される」という意味の、「疾風(しっぷう)に頸草(けいそう)を知る」という格言があります。航空業界に疾風が吹き荒れる今、ANAという会社の、そして一人一人の社員の真価が問われている中で、ここに集まった皆さんの一人一人が「頸草」であることを期待しています。 昨年ANAは創立50周年を迎えましたが、諸先輩方は常に「夢」を持ち、「挑戦」を続け、ANAグループをここまで育て上げてこられました。この「夢」と「挑戦」こそ、ANAグループのDNAであり、私達はこの原点に立ち返り、ANAグループ基本理念にある、世界の人々に「夢」と「感動」を届けていかなくてはなりません。この激動かつ不透明な時代を「変革の絶好のチャンス」だと思い、新たな価値を創造していくために、皆さんの柔軟で斬新な発想を是非活かして下さい。 |