| <概況> |
| (1) 総じて |
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2005年3月期は、一進一退の景気動向や燃油費の高騰、度重なる台風の影響など、外部環境面で厳しい1年となりました。しかしながら、人件費の削減や機材の需給適合による運航コストの抑制など、総額300億円の費用削減を当初計画よりも1年前倒しで行ったことに加え、国際線需要が堅調なことや国内線の単価が改善したことから、売上高、経常利益両方で、過去最高数値を記録いたしました。 |
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| (2) 国内旅客 |
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国内線は、安定的な収益確保を目指し、需要に適合した機材の配置や単価設定を行いました。また、12月の羽田新旅客ターミナルの開業にあわせて、スーパーシートプレミアムを導入するなど、サービス面の充実にも努めて参りました。 |
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生産量(座キロ)が前年比96%となり、台風などの影響により旅客数も前年比99%と下回りましたが、旅客単価が103%と改善し、結果6,587億円(前年比102%、139億円増)の売上高を確保することができました。 |
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| (3) 国際旅客 |
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国際線は、国際線事業の黒字化を目標に掲げ、中国路線の強化やスターアライアンスを活用したネットワークの拡充に努め、機内サービスの充実にも力を注いだ結果、国際線就航以来、初の経常利益ベースでの黒字化を達成致しました。 |
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生産量(座キロ)は前年比102%となり、堅調な需要に加え、SARS発生の翌年でもあることから、旅客数は124%を記録し、結果2,107億円(前年比119%、337億円増)の売上高を確保することができました。 |
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| (4) 貨物 |
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一昨年からの羽田=札幌線に加え、昨年7月から羽田=佐賀線にも深夜貨物定期便の運航を開始するとともに、中国線貨物専用機の順調な集荷を反映し、国内貨物は前年比28億円、国際貨物は同68億円の増収となり、結果796億円(前年比114%、97億円増)の売上高を確保することができました。 |
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| (5) その他 |
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連結の財務状況としては、転換社債の償還等により、有利子負債が約900億円減少し、株主資本比率も13.3%(前期末9.6%)と改善しました。 |